ルッコラを食べ過ぎるとどうなるの?美肌やダイエットに効果はあるのかな?





イタリアンレストランでサラダやピザ、付け合わせなどによく使われているルッコラ、香りがゴマのようで、ほのかな苦みと辛味がアクセントとなるハーブの一種です。

家庭菜園でも育てやすく、スーパーでも売られている身近な野菜でもあります。

好きな人ははまることもあるようで、食べ過ぎることも。

しかし、食べ過ぎは体に影響を及ぼしたりしないのでしょうか。

美肌やダイエットには良さそうなイメージはありますが、健康に害があるとはあまり耳にしませんよね。

今回は『ルッコラを食べ過ぎるとどうなるの?美肌やダイエットに効果はあるのかな?』をテーマに紹介します。

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ルッコラを食べ過ぎるとどうなる?

苦手な人もいるとは思いますが、好きな人にはクセになるルッコラ、食べ過ぎるとどのような影響が出るのでしょうか。

硝酸塩の摂り過ぎは大丈夫?

〈硝酸塩について〉

硝酸塩とは土壌にも含まれている物質で野菜を育てる時に使われる肥料にも含まれているもので、食品添加物としてハムやソーセージ、チーズなどにも使われています。

硝酸塩は健康な人であれば一定量は尿から排出されるようになっていますが、摂り過ぎは排出に時間がかかり、体内に残留してしまいます。

硝酸塩自体の毒性が特に強いということではありませんが、体内に摂り込まれたときに亜硝酸となることが問題となります。

亜硝酸はニトロサミンなどのニトロソ化合物という体に有害な物質を作り出してしまい、発ガン、肝障害、生殖機能障害などの影響を及ぼす可能性があると危惧されています。

また、亜硝酸がブルーベビー症と言われる乳児のメトヘモグロビン血症(チアノーゼを起こす病気の一種)を引き起こす恐れもあり、実際に欧米での死亡例も報告されています。

これは乳児の胃内のpH値が高かったり、メトヘモグロビンを産出しやすかったりと、成人とは異なり体内で正常に処理できないことに原因があるようです。

硝酸塩の一日許容摂取量(ADI)は大人の場合、体重1kgに対して3.7㎎となっていて、例えば60㎏の人の場合、一日に222(3.7㎎×60㎏)が許容摂取量となります。

しかし、3歳未満の子供には一日許容摂取量は適用されません。

 

〈ルッコラに含まれる硝酸塩〉

野菜の中にはレタス、ホウレンソウ、ケール、白菜など硝酸塩濃度が高いものもあります。

その中でもルッコラは特に硝酸塩が蓄積しやすい性質があります。

ルッコラの食べ過ぎは先程も説明した硝酸塩がもたらす影響が懸念されますが、ルッコラに含まれる硝酸塩(ルッコラだけではなく、他の野菜も)は天然の硝酸塩が原因となっているので、野菜を摂取することの利点、有用性を考えても現時点では問題はないとされています。

日本では特にルッコラに含まれる硝酸塩の基準値は設けられていませんが、EUでは硝酸塩の残留基準値が設けられています。

その値は収穫時期によってことなり10月~3月:7000㎎/㎏、4月~9月:6000㎎/㎏となっています。

ルッコラに含まれる硝酸塩の上記数値は毒性学的に見て安全であると考えられていますが、栽培方法で最小化していくことが望まれています。

 

ゴイトロゲンに注意!

ルッコラはアブラナ科の野菜に属します。

アブラナ科の野菜と言えばキャベツ、カブ、ブロッコリー、ケールなどがあげられますが、これらの野菜の中にはゴイトロゲンという成分が含まれています。

ゴイトロゲンは毒性があり、過剰摂取でヨウ素の摂り込みを阻害し、甲状腺を肥大させて甲状腺腫を引き起こす可能性があります。

ルッコラなどの過剰摂取で甲状腺機能低下症を発症する可能性があります。

実際に起きた事例があり、88歳の女性が毎日1~1.5㎏ものアブラナ科の野菜を何ヶ月にも渡り摂取したことで重度の甲状腺機能低下症と昏睡状態を引き起こしました。

これは極端な事例ではありますが、ゴイトロゲンを過剰摂取してしまうことは大変危険です。

ゴイトロゲンを少なくするために加熱調理をする、ヨウ素などのミネラルを一緒に摂るために海藻を食べるなどして、リスクを低減させる工夫をして食べると良いでしょう。

 

アリルイソチオシアネートの危険性は?

ルッコラを食べるとほのかな苦みと辛味があります。

これが体に悪い成分ではないかと考える人も多いようですが、実はこの成分を摂り過ぎると体に毒と言われているのです。

ルッコラが持つこの風味は「アリルイソチオシアネート」という成分を含むことにあります。

アリルイソチオシアネートは大根やわさびを食べた時に感じる辛味の原因成分でもあります。

適量を食べることは毒となるどころか強い抗酸化作用を持つことで体にはいい成分とされていますが、摂り過ぎると中毒の原因となることがあります。

ルッコラが属するアブラナ科の野菜には共通してシニグリンという成分が含まれていて、この成分からアリルイソチオシアネートは作り出されます。

アリルイソチオシアネートの中毒症状として胃腸炎、腎炎、疝痛(せんつう:内臓疾患のために起こる強い腹痛)、起立不能、呼吸困難などが見られます。

家畜実験で体重30㎏の牛に10%アリルイソチオシアネート水溶液15mlを与えた場合、5時間後に死亡するという報告がありました。

ヒトではこのような実験は行われることがありませんが、アブラナ科の野菜の過剰摂取には気を付ける必要があります。

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ルッコラは美肌とダイエットに効果あり?

ルッコラの危険性を紹介してきましたが、あくまでも食べ過ぎた場合のことです。

美肌やダイエットに効果が得られるのであれば食事にうまく取り入れていきたいですよね。

美肌への効果は?

ルッコラにはβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンKが多く含まれています。

  • β-カロテン…肌や粘膜の健康を守るビタミンA同様の働きがあり、肌の角質化や肌の乾燥、シミ・シワの予防、ニキビにも役立つ栄養素です。また、細胞や肌のサビの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用を持つので、アンチエイジングにも働きます。

 

  • ビタミンC…メラニン色素の生成を抑えたり、皮膚トラブルを防いだりと美肌サポートにはかかせない栄養素、またコラーゲンの生成にも不可欠で皮膚の健康を維持するために役立ちます。抗酸化作用も持つので活性酸素の除去に働きます。

 

  • ビタミンK…血液凝固作用や骨の形成を促すなど、美容とはあまり関係のない成分だと思われがちです。

しかし、ビタミンKにはメラニンを生成するチロシナーゼを抑制する働きがあり、ビタミンCと共に美白に働く効果的な成分でもあります。また、タンパク質の生成にも必要な成分であることから、ニキビ予防やニキビ跡の改善など肌を健康に保つ役割があります。「摂取」とは異なりますが、直接肌に「塗る」ことでクマ、たるみ、シワの改善につながり、これはビタミンKが毛細血管の血流を良くし、肌を活性化することにあります。

 

ダイエットへの効果は?

ルッコラは美容だけではなく、ダイエットのサポートにもなる作用があります。

 

  • カリウム…血圧を下げる働きもあるのですが、利尿作用があり、むくみの予防・改善にも働くことは知られています。また、腎臓にたまりやすい老廃物の排出を促す働きもあります。ダイエットにむくみや老廃物は天敵となりますので、積極的に摂りたい成分です。また、ルッコラに含まれるグルコシノレートにも老廃物を排出する働きがあるので相乗効果が得られるでしょう。

 

  • アリルイソチオシアネート…先程も紹介した成分ですが、怖いのは摂り過ぎたときのことで、体にいいことをもたらす成分でもあります。代謝を高める働きがあり、基礎代謝が高まることで脂肪を燃焼しやすい体、痩せやすい体を作ることができます。また消化を促し、胃腸の調子を整える働きもあります。更に、注目されている効果はアリルイソチオシアネートの持つ強い抗酸化作用です。活性酸素の除去だけではなく、ガンの予防にも効果的だと研究が進められている成分でもあります。

 

  • 食物繊維…便秘の改善や整腸作用があるとして有名で、ダイエットを始めるにはまずお腹の調子を整えたいところから始めたいですよね。食物繊維の働きとして嬉しいのがコレステロールや中性脂肪の吸収を妨げる働き、余分なコレステロールは体外へ排出する働きや悪玉コレステロールを減らす働きもあるので、ダイエットだけではなく、生活習慣病の予防としても役立つ成分です。

 

ルッコラ食べ過ぎに関するまとめ

ルッコラには硝酸塩、ゴイトロゲン、アリルイソチオシアネートという成分が含まれています。

一般的にこの成分の摂り過ぎは体に害があるとされています。

 

・硝酸塩…発ガン、肝障害、ブルーベビー症など

・ゴイトロゲン…甲状腺機能低下症

・アリルイソチオシアネート…胃腸炎、腎炎、呼吸困難など

 

美肌やダイエットにも効果的な成分が含まれています。

β-カロテン、ビタミンC、ビタミンKが有効成分で、抗酸化作用、メラニンの生成を抑える、美白へ導く、健康な肌を保つなどの美肌作りに嬉しい成分が含まれています。

ダイエットのサポートになる成分も含まれていて、カリウム、アリルイソチオシアネート、食物繊維が老廃物の排出、胃腸の働きを整える、代謝を高めるなどの働きがあります。

極端な食べ過ぎでなければ体に害を及ぼすことはないので、他の食材ともバランス良く摂って健康や美容に活かしましょう。

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