小松菜といえばシャキッとした食感と、ほうれん草よりもマイルドな味で美味しい和風の青菜です。
お浸しでも炒め物でも、さまざまな食感でバリエーション豊かに使えるのが特徴ですよね。
小松菜は体に良いイメージも強く、たくさん食べた方が良いと思って食べ過ぎてしまっている人も多いと思います。
しかし小松菜の食べ過ぎには注意しないと、アレルギーや頭痛が起こる可能性があるのです。
小松菜は体に良いはずなのに、食べ過ぎで悪い影響はあるのでしょうか?
そこで今回は『小松菜の食べ過ぎに注意ということで、アレルギーや頭痛が起こるのは本当なのか』ご紹介していきます。
小松菜の食べ過ぎが良くないのはシュウ酸が原因?
小松菜の食べ過ぎに注意した方が良いといわれるのは、ほうれん草にも含まれるシュウ酸が原因なのでしょうか?
シュウ酸といえば食べ過ぎると体に石ができやすくなり、尿管結石の原因にもなります。
そのためほうれん草は茹でた後、水にしばらく浸してから調理しますよね。
では小松菜のシュウ酸は、体に悪影響を与えることはあるのでしょうか?
小松菜に含まれるシュウ酸は、ほうれん草に比べれば体に悪影響を及ぼすことはほとんどありません。
ほうれん草には100gあたりシュウ酸が773mg含まれているのに対し、小松菜は51mgとかなり少ないんですね。
生食に注意した方が良いという意見もありますが、そこまで神経質になる必要もないでしょう。
小松菜の食べ過ぎ注意!アレルギーが起こる?
小松菜を食べ過ぎたと思ったら下痢を起こしてしまった時、アレルギーかどうか判断するのはなかなか難しいですよね。
アレルギーの可能性もあるし、単なる食べ過ぎの場合もあります。
小松菜はアレルギーが起こる確率は低いですが、ゼロではありません。
もし小松菜の食べ過ぎでアレルギーが起こってしまった場合は、食事の後30分以内に蕁麻疹などが出てきます。
食べ過ぎたとしても、あまり蕁麻疹ができることはないですよね。
小松菜のアレルギーが起こった時は、症状がひどいと命に関わることもあります。
中には腹痛とともに下痢を起こす人もいるので、小松菜を食べてすぐに具合が悪くなった場合は注意しましょう。
小松菜の食べ過ぎは頭痛に注意?
小松菜の食べ過ぎで頭痛が起こりやすくなるという情報がありますが、これは全く根拠がありません!
むしろ小松菜を食べることで鉄分を補給できて、頭痛の原因である貧血も予防できます。
またカルシウムが血管をしなやかにして、血液の流れを良くするので緊張型頭痛も予防できるのです。
もしかしたら頭痛に良い野菜というのをどこかで勘違いされてしまい、小松菜の食べ過ぎで頭痛になると誤った情報が流れてしまったのではないでしょうか。
頭痛があまりにひどい場合は病院を受診した方が良いですが、たまに症状が気になるという場合には小松菜を食事に取り入れていきましょう。
普段カルシウムや鉄分が足りないなと感じている人は、味噌汁に入れたりおひたしにしたりしたいですね。
ほうれん草に比べてアクが少なく苦味もないので、子供でも食べやすいのではないでしょうか。
小松菜とほうれん草の違いとは?
小松菜とほうれん草、このふたつは野菜の中でも間違われやすいのが特徴です。
きっとほうれん草を買うつもりだったのに、間違えて小松菜を買ってしまったという人もいるのでは?
でも実際は味も全く違いますし、食感も栄養も異なります。
パッと見ですぐに小松菜だとわかるポイントは、根元を見ます。
小松菜は根の部分が白くて、ほうれん草はピンク色になっているのですぐにわかるんですね。
栄養面でいえば小松菜はほうれん草に比べて鉄分やカルシウムが多いのが特徴ですが、ビタミンや葉酸、ミネラルはほうれん草の方が含有量が多いです。
またほうれん草は下ゆでが必要ですが、小松菜はそのまま調理ができます。
どちらにしても栄養が豊富な野菜であることは間違いないので、小松菜もほうれん草も食べ過ぎないようにバランスよく取り入れていきましょう。
小松菜の食べ過ぎに関するまとめ
小松菜の食べ過ぎに注意ということで、アレルギーや頭痛が起こるのは本当なのかご紹介してきました。
小松菜の食べ過ぎは注意といわれますがほうれん草に比べてシュウ酸の量も少なく、実は栄養素もカルシウムや鉄分が多い野菜なのです。
頭痛に関する関係性としては、鉄分豊富なために貧血による症状を抑える作用があります。
ただ小松菜は頻度は少ないもののアレルギーの可能性もあるので、食べてすぐに症状が出たら注意が必要です。
小松菜は食べ過ぎなければ体に良い野菜なので、バランスよく取り入れていきましょう。
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