卵は栄養価が高く、さまざまなおかずなどに利用しやすいため、毎日の食卓にかかせない食材だと言えます。
それゆえに「私は食べ過ぎていないかな?」と心配になる方も多いのではないでしょうか?
卵と聞くと、太ることがあるとか、コレステロールの話が挙がることが多いかもしれません。
子供がアレルギーになりやすいという話もよく耳にします。
しかし実際のところ
①卵を食べ過ぎることで太る
②子供のアレルギーの発症頻度
③コレステロール値の上昇
これらとの関連性は見られるのでしょうか。
この記事では、『卵の食べ過ぎに関してよく耳にする、体への悪影響について』詳しく説明します。
「卵を食べ過ぎると太る」と言われる理由とは?
卵1個(約60g)当たりのカロリーは90kcal前後と、決してカロリーが低い食材とは言えません。
卵はその手軽さゆえに、さまざまな料理に応用しやすいですよね。
その上、オムライスなどを作った場合は卵を2~3個使用することになり、卵だけでも300kcal弱のカロリーになります。
それを踏まえた上で考えると、卵を食べ過ぎることでカロリーの摂り過ぎとなるため、太る結果となってしまうのです。
卵は「完全食」の1つであり、健康を維持するために必要な栄養素を豊富に含んでいます。
人々の生活にはなくてはならない食材の1つなのです。
摂取量さえ守れば、ビタミン・ミネラルを中心とした栄養素を効率良く摂取できる、というメリットがあります。
その反面、食べ過ぎることでカロリーオーバーになってしまう危険性があるので、1日2~3個を目安に食べるのが望ましいと言えます。
子供が卵を食べ過ぎるとアレルギーが起こりやすい?
卵に限らず、1つの食材に偏った食生活をおくることでアレルギーが起こりやすくなります。
アレルギーが起こる仕組みとしては、同じ食材を大量に食べることで、腸内にアレルギーの原因となる抗体ができることから始まります。
抗体ができる程度には個人差がありますが、抗体ができることで、体内に取り入れる特定の食材を異物と判定して、アレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
特定の食品に関するアレルギーがあると、それを避けた食生活になる場合がありますが、その場合も別の特定の食材に偏った食生活は避けなければなりません。
日本人の伝統的な朝食のように、ご飯・味噌汁・焼き魚・お浸し…のような、栄養バランスの摂れた食生活を心がけるのが理想的でしょう。
卵の食べ過ぎでコレステロール値が上昇する危険性も!
昔から「卵を食べ過ぎるとコレステロール値が増加する」ので、生活習慣病などのリスクが高まるとして問題視されてきました。
しかし、実際のところ「1日5個程度毎日摂取し続けても、コレステロール値に問題が起こりにくい」という研究結果があるのです。
勿論、個人差もありますので注意しなければなりませんが、元々コレステロール値が高い人・高脂血症患者の方については、摂取量を減らした方が良いとされています。
コレステロール値に影響がないという根拠には、食事以外の体内で作られるコレステロール量は、調整することができる点が挙げられます。
とは言え、卵1個のコレステロール値は252mgと決して低いとは言えません。
卵から必ずコレステロールを摂らなければいけない訳ではないので、毎日5個以上食べる習慣がある方は、ほどほどにした方が良いでしょう。
卵の食べ過ぎに関するまとめ
卵は「完全食」の1つなので、健康を維持する上に必要不可欠な食材だと言えます。
料理にも利用しやすいゆえに、食べ過ぎてしまうことも多いですが、卵の食べ過ぎに関する体への悪影響もしっかり認識しておく必要があります。
①カロリーの摂り過ぎで太る可能性がある。
②同じ食材の摂り過ぎによりアレルギーの発症リスクが高くなる。
③コレステロール値が低い食材とは言えないので、元々コレステロール値が気になる方は摂り過ぎに注意する。
具体的な摂取量については、全ての要素を考えると、1日3個程度が望ましいと言えます。
もちろん、たまに少し多く食べても問題ありませんが、個人差がある点も注意しましょう。
卵を他の食材とのバランス良く、食べ過ぎに注意して摂取することで、健康維持していけると良いですね。
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