ビーツという野菜が、今にわかにブームになりつつあります。
食べる輸血と言われるほど豊富な鉄分やミネラル類をもち、健康に良い野菜として注目されているのです。
特に妊婦さんなどより多く栄養を摂取したい人にとっては、ビーツは素晴らしい野菜です。
しかし妊婦などにとって栄養豊富で体に良いイメージのビーツですが、食べ過ぎによる副作用やアレルギーの心配はないのでしょうか。
そこで今回は『ビーツに含まれる妊婦さんにオススメな栄養についてと食べ過ぎによる副作用やアレルギーはあるのか』について詳しくご紹介していきます。
ビーツが妊婦さんにオススメな理由とは?
ビーツは妊婦さんに特にオススメと言われていますが、その理由は何故なのでしょうか。
ビーツには「食べる輸血」と言われるほど、非常に多くの鉄分が含まれています。
妊婦はお腹の赤ちゃんに優先的に栄養を送ったり、血液量が増加するため貧血になりやすい傾向にあるのです。
そこで鉄分豊富なビーツを食べれば、慢性的な鉄分不足を補えます。
美味しく鉄分補給が出来るのも、嬉しいポイントですね。
カルシウムやマグネシウム、葉酸といったお腹の赤ちゃんの健康にも良い栄養もたくさん詰まっています。
ビーツといえば野菜をたっぷり入れたボルシチが有名ですが、その他の栄養もたくさんとれて嬉しいメニューです。
ビーツの土臭さが気になるときは、皮をむいて食べやすくカットしてから一度沸騰したお湯で30秒ほど下茹ですると食べやすくなります。
つわり中などの場合はスムージーにして、凍らせると食べやすくなりますよ。
ビーツに含まれる驚きの栄養とは?
妊婦を中心とした女性に嬉しい栄養が豊富なビーツですが、具体的にはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
栄養とともに効能についても、一緒にみていきましょう。
ビーツといえば食べる輸血と言われるほどなので、血液を作り出す栄養が豊富です。
代表的なのが鉄分と葉酸で、それぞれ血液をつくるためには欠かせません。
ビーツには体内の塩分量を調整するカリウムが多く含まれており、高血圧やむくみを予防します。
利尿作用もあるので、膀胱炎の予防も出来るのが特徴です。
カルシウムとマグネシウムは相乗効果で吸収が良くなり、同時摂取が推奨されます。
イライラを抑えたり、骨を丈夫にしたりするために必要不可欠な栄養です。
ビーツといえば独特な色が特徴ですが、これはベタシアニンという色素が作り出しています。
ポリフェノールの一種で抗酸化作用があるため、老化予防やガン予防が期待できるのです。
ビーツを食べ過ぎると副作用はあるの?
健康に良いビーツですが、食べ過ぎると副作用など問題があるのかどうか気になります。
その前にどのくらいからが食べ過ぎと判断されるのか、みていきましょう。
基本的に毎日、ビーツ2個分の量を食べていると、食べ過ぎと言われてしまいます。
ビーツの食べ過ぎはシュウ酸による尿管結石や糖分過多による血糖値の上昇などの副作用がありますが、一番びっくりしやすいのは尿がビーツ色になってしまうことです。
トイレに行ってビーツみたいな色の尿が出てきたら、それは慌ててしまいますよね。
血尿なのかの判断も、自身ではできなくなってしまいます。
ちなみにビーツを食べてから48時間が過ぎれば、尿の色は自然と戻ってくるようです。
知識としてみにつけておかないと、慌てて病院に行くことになってしまうので注意しましょう。
ビーツの食べ過ぎはアレルギーを誘発する?
ビーツに限らず食べ物を食べ過ぎた時に心配になるのが、アレルギー反応ではないでしょうか。
いくら健康に良い食べ物でも、アレルギーが出てしまっては安易に食べない方が良いものです。
ビーツについては特定のアレルゲンである卵や乳製品などとは違い、アレルギーの頻度は少ないもののようです。
しかし少なからずなんらかのアレルギー反応が起こる可能性もゼロではないので、他の食物アレルギーがある人は特に注意しましょう。
食べてから15〜30分以内に、何か気になる症状が出てきたらすぐに病院に行くようにして下さい。
ビーツの食べ過ぎに関するまとめ
ビーツは妊婦さんにオススメの栄養について、そして食べ過ぎによる副作用やアレルギーを詳しくご紹介してきました。
ビーツは貧血になりやすい妊婦さんにぴったりの野菜で、血液を作り出す栄養が豊富という理由があります。
食べ過ぎると尿がビーツ色になってしまったり、シュウ酸の摂り過ぎになったりと副作用もあることがわかりました。
アレルギー反応については頻度は少ないものの、すでに食物アレルギーがある人は注意が必要です。
栄養豊富で妊婦をはじめとした女性にオススメなビーツ、食べ過ぎに気をつけて適量を食べてくださいね。
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