突然ですが、ベジブロスって聞いたことありますか?
野菜の切れ端や皮など、本来なら捨ててしまうような部分から出汁を取ったものをベジブロスといいます。
ベジブロスは生ゴミをなるべく少なくして、野菜の使えるところは隅々まで使おうというエコの時代にピッタリなものなんです。
でもベジブロスってなんだか作り方が難しそう…と、なかなか気が向かない人も多いのではないでしょうか?
実はベジブロスの作り方はとっても簡単で、向かない野菜さえ把握していれば誰でも作れます。
また野菜の栄養を含んだエキスがたっぷり入っているため、体に良い効果も期待できそうですよね。
そこで今回は『ベジブロスの栄養から期待できる効果とは?作り方や向かない野菜について』詳しくご紹介していきます。
ベジブロスの栄養や期待できる効果とは
野菜に含まれる栄養の多くは「皮」に多く含まれていると聞いたことはありませんか?
実は野菜の皮には紫外線などの外的トラブルから身を守るために、ファイトケミカルが豊富に含まれているのです。
ファイトケミカルは抗酸化作用やデトックスが期待できる注目の栄養で、健康かつ美しい体づくりに欠かせないもの。
特に加熱することでファイトケミカルはより体に吸収されやすくなるので、ベジブロスはまさに健康と美容のためのスープといっても過言ではありません。
緑黄色野菜に多く含まれているβカロチンは粘膜や皮膚を健康に保ち、玉ねぎの皮のケルセチンはポリフェノールの一種で血行を良くしていきます。
それぞれの野菜が持つ素晴らしい栄養効果を余すことなく活用できるのも、ベジブロスの魅力的な点なのです。
ベジブロスの作り方はとても簡単!
ベジブロスの作り方は、すごく面倒くさそうなイメージを持っている人が多いです。
でも単純に出汁を取るだけなので、とても簡単で手間はかかりません。
お味噌汁の昆布出汁を取るのも、とても簡単ですよね?
同じようにベジブロスも野菜の切れ端や皮、種などをお水と酒に入れて火にかけるだけです。
野菜の切れ端や皮などは調理の際に自然と出てくるものなので、特別な用意は不要!
普段もったいないなぁ…と思っている部分を余すところなく使って、気持ちも嬉しくなりますよね。
野菜は色味や甘味が出やすい玉ねぎの皮を中心に、数種類の野菜を入れるとコクがアップします。
ローリエの葉などを入れると香りが良くなり、より本格的なスープができますよ。
時間がないときは圧力鍋を使えば、かなり時短できるのでお勧めです。
作ったベジブロスはペットボトルなどに入れて冷蔵庫で保管すれば、3日程度もちます。
製氷機に入れて冷凍保存すれば1ヶ月ほど長持ちするので、今すぐには使わなくても安心です。
ベジブロス作りに向かない野菜とは?
ベジブロスはいろんな野菜の切れ端などを使って作るのですが、中には向かない野菜もあるのです。
ベジブロスに向かない野菜はアクの強い野菜で、主にキャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜の芯やかぼちゃの種が挙げられます。
またゴーヤなど苦味が強い野菜もベジブロスの風味を打ち消してしまうので、向かない野菜に分類されるでしょう。
数種類の野菜をブレンドしていても、ゴーヤが入ることで全ての味を苦味に変えてしまう影響力を持つのですね。
ベジブロスは主に根菜類から出汁を取るのがお勧めで、甘味やコクが良く出るため適しています。
ベジブロスを作るときの注意点
ベジブロスには野菜の皮などを使いますが、ここで気になるのが残留農薬です。
せっかく栄養の含まれる野菜のエキスを抽出しているのに、残留農薬があったら逆効果になってしまいます。
ベジブロスを作ることを念頭においているならば、野菜は調理する前に1分程度流水で洗っておけばより安心です。
スポンジで皮の部分をこすり洗いすれば、気になる汚れや農薬も気にならない程度まで減っていきます。
ベジブロスに向いている根菜類は残留農薬が少ないものの、危険性はゼロではありません。
調理時のひと手間が、ベジブロスの美味しさと品質を守ってくれるんですね。
ベジブロスの作り方や栄養効果まとめ
ベジブロスの作り方について向かない野菜はあるのか、栄養から期待できる効果を詳しくご紹介してきました。
ベジブロスの作り方は野菜の切れ端や皮などを、水と酒に入れて弱火で煮出すだけです。
向かない野菜はゴーヤやアクの出やすい野菜で、主に根菜類で作ると甘みとコクのあるベジブロスになります。
残留農薬を洗い流すためにも1分くらいは流水にさらして、時短を意識するなら圧力鍋を使いましょう。
ベジブロスにはファイトケミカルを中心としてβカロチンなど、健康と美容によい効果が期待できる栄養が豊富です。
野菜の良いところを余すことなく抽出しているので、ぜひ野菜の切れ端などが出たらベジブロスを作ってみてくださいね。
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