健康を意識したマクロビなどで、今注目されている玄米。
白米から玄米に変えてから、体の調子が良くなったという人も多いですよね。
しかし玄米はいくら健康に良いといっても、食べ過ぎてしまうと腹痛や貧血の原因になることもあるのです。
せっかく健康のために玄米を食べているのに、食べ過ぎだと逆効果なんですね。
しかし、なぜ玄米の食べ過ぎで腹痛や貧血が起こってしまうのでしょうか?
そこで今回は『玄米の食べ過ぎは腹痛や貧血の原因になるのか』について、詳しく説明していきます。
玄米を食べ過ぎると腹痛が起こる原因とは?
玄米を食べ過ぎた時に、いつも腹痛を起こすという人を見かけます。
玄米は本来健康のために食べているものなのに、どうして腹痛が起きてしまうのか原因が知りたいですよね。
実は通常の白米に比べると、玄米は米を覆っている皮が硬いのが特徴なのです。
そのためによく噛んで食べないと、消化不良を起こして腹痛や下痢、胃痛などを引き起こしてしまう原因になるんですね。
また玄米には食物繊維も多く含まれていて、食べ過ぎると腸の具合がかえって悪くなります。
玄米は胃腸がもともと弱い人にとっては、食べ過ぎた時に少し負担がかかりやすい食べ物と言えるでしょう。
玄米を食べ過ぎると貧血が起こる原因とは?
玄米といえば白米よりも高い栄養価がありますが、実は食べ過ぎると貧血を起こす原因になるんです。
貧血のほとんどが鉄分が不足することが原因です。
そのため、普段から鉄分を多く含む食材をたくさん食べれば良いと思われがちですよね。
しかし玄米と一緒に食べると、鉄分が吸収されなくなって貧血が悪化してしまうのです。
玄米には「フィチン酸」が含まれており、これは体内の毒素を排出してくれる役割があります。
ところがフィチン酸は、体にとって必要な鉄分などのミネラル類も一緒に排出してしまう困った一面もあるのです。
そのため普段から貧血が気になっている人は、玄米を食べ過ぎると症状が悪化する可能性があります。
貧血を予防するには鉄分をより多く摂取するか、または鉄分の吸収を助けるビタミンCを同時に摂取すると良いでしょう。
玄米は1日にどのくらいの量なら食べ過ぎにならない?
玄米は通常白米に置き換えて炊きますが、全て置き換えてしまうと結構食べにくいものです。
味も少し癖がありますし硬めで、食べ過ぎると長に負担が大きく腹痛を起こすこともあります。
では玄米は1日にどのくらいの量なら食べ過ぎにならないのでしょうか?
一般的に1日に1回は玄米を食べることで健康を保つことができるので、少しずつ白米にブレンドするのが良いでしょう。
最初は1割くらい玄米を混ぜて、だんだん増やしていくと慣れてきます。
半量玄米を混ぜたものを1日3回食べるのが、食べ過ぎにもならない量なのでおすすめです。
玄米の食べ過ぎ注意!正しい炊き方、食べ方とは?
玄米は健康に良い食べ物なのですが、食べ過ぎると体にとってかえって良くないのです。
正しい炊き方や食べ方をしなかった玄米を食べ過ぎると、腹痛や貧血などの原因になりかねません。
もし浸水時間が短かった場合には玄米に含まれるアブシジン酸の毒性で、細胞に悪影響を及ぼすことがあります。
また皮が硬くて食べにくかったり消化不良を起こして腹痛になることもあるので、浸水は長めにおこないましょう。
夏は2〜3時間、冬は5〜6時間は浸水させたいところです。
どうしても浸水に時間を取られるのが嫌な場合は、短い時間で炊ける発芽玄米を使うのも手ですね。
また消化をスムーズにするためにもよく噛んで、一気に食べ過ぎないようにしましょう。
そして付け合わせには鉄分豊富な野菜などを添えて、貧血にならないように気をつけていきたいですね。
玄米の食べ過ぎに関するまとめ
玄米の食べ過ぎは腹痛や貧血の原因になるのか、詳しく説明してきました。
玄米は健康に良いとはいえ、食べ過ぎると消化不良を起こして腹痛の原因になります。
これは食物繊維が豊富で、さらに皮が硬いため消化がされにくいためです。
また玄米に含まれるフィチン酸が鉄分などのミネラルを排出するのが原因で、鉄分不足から貧血になるリスクも高くなります。
玄米は毒性のある成分を含むので、浸水時間を長くとらなくてはなりません。
そして胃腸に負担をかけないためにも少しずつ白米に混ぜていって、食べる時はよく噛んで食べるようにしましょう。
腹痛や貧血を起こさないためにも、玄米の食べ過ぎには注意して食べ方も工夫していきたいですね。
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