寒い冬になると特に食べたい辛いキムチ!
ご飯にそのままのせても美味しいし、お酒のおつまみとしても最適ですよね。
キムチは乳酸菌が豊富に含まれている発酵食品なので、胃腸に優しいと言われており、意識して食べている方も多いでしょう。
しかし、キムチを食べ過ぎた場合、腹痛を引き起こしたり、胃腸に悪影響を及ぼしたりすることをご存知ですか?
既にご経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
その悪影響の原因について、単純に「辛いから」のみだと判断していませんか?
実は辛味成分の他にも、腹痛や胃腸への悪影響の原因が挙げられるのです。
この記事では『キムチの食べ過ぎによって引き起こされる、腹痛や胃腸への悪影響の原因について』、詳しくご説明します。
キムチの食べ過ぎで腹痛を起こすのは辛味成分が原因かも。
キムチの辛さは、唐辛子に含まれるカプサイシンという辛味成分に由来します。
カプサイシンの辛味は、適量ならばお肉やお魚の臭みを消す、薬味の効果が期待できますよね。
しかし、キムチを食べ過ぎることで、カプサイシンの大量摂取に繋がるため、激辛料理レベルの量ならば気をつけた方が良いとされています。
カプサイシンは体内で消化されず、体内のさまざまな臓器を刺激します。
まずはキムチを飲みこんだ時に、口の中が燃えるようにチクチクしているのは、カプサイシンの刺激のためなのです。
キムチを一気に大量に摂取することで、カプサイシンが腸にも大量にとどまります。
結果として、腸を刺激することになり、腹痛の原因を引き起こしてしまうわけです。
キムチの食べ過ぎで胃が荒れる方も!個人差に注意!
カプサイシンの影響で体内に刺激を与えるため、キムチの食べ過ぎにより胃が荒れてしまう方も多いです。
カプサイシンによる影響を受けやすいかどうかは個人差によるため、激辛料理などを食べてもそこまで影響を受けない方もいますし、少量のキムチだけで胃炎となる方もいます。
普段から、胃炎・逆流性食道炎を起こしやすい方、過敏性腸症候群の症状が見られる方など、辛味に関わらず敏感な場合には、特に注意する必要があります。
キムチの食べ過ぎでそこまで症状が出ない場合でも、胃腸に刺激を与えすぎるのはほどほどにした方が良いでしょう。
キムチに含まれる乳酸菌は、腸内環境を悪化させる可能性あり。
そして意外と気づかれない腹痛の原因なのですが、キムチに含まれる乳酸菌が影響している場合があるというのです!
キムチに含まれる乳酸菌は善玉菌なので、体に良い影響ばかりだと感じているかもしれません。
乳酸菌は乳酸を発生させることで、腸内環境を整える働きがあります。
しかし乳酸菌は、乳酸以外に酢酸も発生してしまうため、酢酸の働きによって蠕動運動を促進させ、下痢になってしまう場合があるのです。
これは、蠕動運動が活性化することで、体内への排出ばかりが促進されてしまうためです。
キムチ以外にも乳酸菌を含む食材を食べて下痢になる場合は、食べ過ぎに注意して摂取した方が良いですね。
キムチの食べ過ぎに関するまとめ
キムチの食べ過ぎで腹痛・胃腸などの不調が発生する原因としては、辛味成分であるカプサイシンの可能性が高いことが分かりましたね。
カプサイシンは体内のさまざまな臓器に刺激を与えるため、人によっては、腹痛・胃腸の不調にとどまらず、口の中の痛み・皮膚の痛みや痒みを生じることもあります。
気になる症状がある方は気を付けましょう。
乳酸菌の摂り過ぎで腹痛や下痢になるというのも、あまり知られていないかもしれませんね。
しかしキムチは、食べ過ぎにさえ注意すれば、体を温めて胃腸運動を整えることができる、魅力的な発酵食品であると言えます。
みなさんも食べ過ぎに注意して、キムチを色々な料理に取り入れてみると良いでしょう。
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