夏バテを防ぐ沖縄の野菜というと、一番にゴーヤが浮かんできます。
ゴーヤはニガウリのことで、ゴツゴツした見た目と濃い緑色の野菜です。
ゴーヤの一番の特徴が苦味のある独特な味で、もしかしたら子供だけでなく大人も苦手としている人が多いのではないでしょうか。
ゴーヤは非常に良質な栄養を含んでいますが、実は食べ過ぎには注意が必要なのです。
食べ過ぎに注意すれば、栄養を余すところなく取り入れることができて体に良い効能を活かすことができます。
そこで今回は『ゴーヤの食べ過ぎに注意して、栄養や効能を活かす食べ方について』詳しくご紹介していきましょう。
ゴーヤの食べ過ぎに注意しよう
ゴーヤは苦味が特徴なのですが、この苦味の成分が「モモルデシン」です。
適量であれば問題ないのですが、このモモルデシンを含むゴーヤを食べ過ぎると胃腸に負担がかかってしまうので注意が必要です。
ゴーヤは苦味があることで、夏バテで落ちてしまいがちな食欲を増進する働きがあります。
これは一見良いことのように思えるのですが、実は食べ過ぎることでモモルデシンが胃酸を増やしてしまうのです。
胃酸がたくさん増えてしまうと胃壁にダメージを与えて、胃痛や吐き気を引き起こすことがあります。
なんとゴーヤを食べ過ぎて血を吐いてしまったケースも、海外では報告されているようです。
ゴーヤの食べ過ぎには、十分注意しなければなりませんね。
ゴーヤの効能!夏バテに良い理由とは?
ゴーヤといえば、やはり食べることで夏バテを防ぐ効能があるというのが有名ですよね。
ではどうしてゴーヤは夏バテ予防に効果的なのでしょうか?
夏は気温が高いため、熱が体の中にこもりがちです。
そのために体がのぼせて、体力を奪われてしまったり食欲が落ちてしまったりするのですね。
ゴーヤは夏野菜ということで水分を多く含み、体の熱を適度に冷ましてくれる効能があります。
また苦味成分が胃酸の分泌を促して、食欲をアップさせてくれます。
食べ過ぎは体に良くありませんが、適量であればゴーヤは夏バテに良い効能があるのですね。
ゴーヤは食べ過ぎなければ栄養満点!
ゴーヤは食べ過ぎに注意すれば、とても栄養に優れていて健康維持に役立ちます。
では具体的にゴーヤにはどんな栄養が含まれているのか、見ていきましょう。
ビタミンCといえばレモンが思い浮かびますが、実はゴーヤはレモンの3倍ほどの量が含まれているのです。
通常は熱に弱いビタミンCですが、ゴーヤに含まれるものは熱に強い特徴があります。
カルシウムといえば牛乳が有名ですが、ゴーヤにはその牛乳の14倍もの量が含まれるのです。
カルシウムの吸収を高めるビタミンDとともに摂取すれば、より高い効果が期待できます。
ゴーヤの苦味成分であるモモルデシンは、実は食物繊維の一種です。
なんとその量は、セロリの30倍というから驚きですよね。
便秘だけでなくコレステロール値を抑える効能もあるので、生活習慣病予防にもなります。
鉄分は貧血対策として、女性は特に摂取したい栄養です。
ゴーヤには鉄分がほうれん草の2.3倍も多く含まれているので、夏バテ以外の体のダルさにも良い効果が期待できます。
妊婦はゴーヤの食べ過ぎに注意が必要?
ゴーヤの食べ過ぎは、苦味成分が胃に負担をかけてしまうので注意が必要です。
でも特に注意したい人として妊婦さんが挙げられていますが、その理由はなぜなのでしょうか。
ゴーヤを食べ過ぎると流産のリスクが上がるという噂があるのですが、これは都市伝説と捉えて問題ありません。
この噂の原因は、ゴーヤは夏野菜なので体を冷やす性質があるためといわれています。
体を冷やすと赤ちゃんが育たないので、食べ過ぎは注意だということを暗に言いたいのかもしれないですね。
ゴーヤを常識の範囲内で食べる分には妊婦にとっても良い栄養を取り入れることができるので、ぜひ積極的に食べるようにしましょう。
ゴーヤの食べ過ぎに関するまとめ
ゴーヤの食べ過ぎに注意して、栄養や効能を活かす食べ方について詳しくご紹介してきました。
ゴーヤの食べ過ぎに注意しなければならないのは、苦味成分が胃に負担をかけて胃痛などを引き起こすことがあるためです。
しかしこの苦味が食欲を増進させて、水分を多く含むこともあり夏バテに良い効能があります。
ゴーヤには体に良い栄養も豊富に含まれており、ビタミンCやカルシウムなどは他の食材に比べて非常に多い含有量です。
妊婦にゴーヤの食べ過ぎが危険と言われていますが、実際は体を冷やすことが良くないのが理由です。
ゴーヤは食べ過ぎに注意して、栄養や効能を最大限に取り入れていきましょう。
コメントを残す