ダイエット中でも高い栄養価を得ることができ、さらに美味しくいろんな料理に使うことができるのが豆腐です。
豆腐をよく買う人ならば、一度は思ったことがあるであろう疑問が「値段による差は何なのだろう?」ということではないでしょうか?
たしかにスーパーの豆腐売り場を見てみると、高い豆腐から安い豆腐まで幅が大きいことがわかります。
豆腐はどういった点で値段の差が決まるのか、また高い豆腐と安い豆腐では原材料に違いはあるのかも気になりますよね。
今回は『豆腐の値段による差は何なのか知りたい人に向けて、高い豆腐と安い豆腐の原材料について』を詳しくご紹介していきます。
豆腐は何で出来ているの?
普段から食べている人も多い豆腐ですが、どんなもので出来ているのか詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか?
豆腐といえば大豆!これは有名ですが、実は大豆だけでは豆腐はできません。
豆腐の形に固めるためには「にがり」という粗製海水塩化マグネシウムを加える必要があります。
にがりがないと豆乳のままで、固まることはないんですね。
豆腐のラベルを見てみると、原材料の部分に「粗製海水塩化マグネシウム(にがり)」と書かれています。
ただこれは「天然にがり」を使っている豆腐に限っての話で、実は人工的な凝固剤を使っているものもあるのです。
また大豆をグツグツ煮るときに出てしまう泡を効率的に消すために、豆腐によっては消泡剤が使われていることもあります。
この豆腐に使われている原材料が、値段にも影響してくるんですね。
豆腐の値段による差は何?
スーパーなどに並ぶ豆腐を見てみると、50円以内で買えるものから300円以上するものまであります。
何でこんなにも値段にバラツキがあるのかと、誰もが一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
実は豆腐の値段は、凝固剤として天然にがりが使用されているかというのが大きく影響しています。
約150円以上の豆腐には基本的に天然にがりが使われていて、消泡剤は使われていないものがほとんどです。
消泡剤が含まれている場合は大量に豆腐を作るために、泡を消す手間を省く目的で使うことが多いでしょう。
高い豆腐は他とは何が違うの?
高い豆腐は、安い豆腐と何が違うのか…原材料も含めて気になりますよね。
まず豆腐に作られている大豆は、高い豆腐ほど国産のこだわった高級品を使用しています。
大豆自体が高級なのですから、やはり豆腐も高くなってしまうのです。
また職人が手間暇かけて作っているので、もちろん消泡剤を使うことなく手作業で泡を消しています。
にがりも質の良い天然にがりのみを使用し、他の人工凝固剤を使用していません。
大豆自体の味や香りが引き立ち、口当たりも滑らかなのが特徴です。
基本的にお豆腐屋さんの豆腐は、スーパーで買うよりも高価なことが多いですよね。
その分職人さんが手間暇かけて作った豆腐を、存分に味わうことができます。
今まで安い豆腐を食べてきてあまり好きではなかった人も、高い豆腐は美味しく食べられるということも珍しくはありません。
安い豆腐は危険?豆腐じゃない?
安い豆腐は危険だという話を聞くことがありますが、どんな理由があるのでしょうか?
実は安い豆腐の場合、大豆は国産ではなくカナダなどの輸入物を使用していることが多いです。
カナダ産の大豆などは遺伝子組み換え食品の可能性が高く、また農薬などの使用量も多いことがあります。
また消泡剤が使われているので、大豆本来の味はだいぶ薄れているのが特徴です。
凝固剤は天然にがりではなく人工的なものなので、豆腐の栄養や甘さなどが損なわれている可能性があります。
あまりにも安過ぎる豆腐はオーガニックなどの観点からいえば、危険だと言わざるを得ないでしょう。
豆腐の値段による差まとめ
豆腐の値段による差は何なのか知りたい人に向けて、高い豆腐と安い豆腐の原材料を詳しくご紹介してきました。
豆腐の値段による差は凝固剤の種類や消泡剤の使用有無、そして大豆の産地などです。
高い豆腐は大豆にもこだわり、職人さんが丁寧に泡を取り除いて口当たりをまろやかにしています。
安い豆腐は凝固剤や消泡剤、遺伝子組み換えの外国産大豆を使っている可能性があるのできをつげましょう。
味噌汁や冷奴など食卓に多く並ぶ機会の多い豆腐、ぜひ安過ぎない豆腐を購入していきましょう。
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