水の飲み過ぎは太る原因になるの?水中毒などの症状に要注意です。





私達が毎日生活していく上で欠かすことのできない「水」。

健康を考えて、毎日多く飲むようにしている人も多いのではないかと思います。

ですが、水を多く飲む人の中には体に異変が起きるとか・・。

朝起きたときの体重が寝る前の体重より増えていることがありませんか?

もしかしたら水を飲み過ぎていることが原因になっているかもしれません。

太るだけではありません。

水を飲み過ぎることで「水中毒」という症状が出る可能性もあるのです。

水には特に悪い要素がないと思っている人も多いでしょう。

そこで今回は『水を飲み過ぎることで太る原因、水中毒が一体どのような症状なのか』を調べていきたいと思います。

 

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水を飲み過ぎるとなぜ太る?

水太り」、耳にしたことはありませんか?

水太り:新陳代謝が悪くなることで全身の血液循環が悪くなることから顔・手足がむくむ、排尿の回数が一日に4回以下に減る、一度の排尿の量が減るなどの症状がみられることです。

この症状が続いてしまうと自律神経の働きが悪くなり、体温や血圧などが調整できなくなり、更に新陳代謝が悪くなるということを招いてしまいます。

ではその水太りの原因は単に水を飲み過ぎることから表れるのでしょうか。

実は水を飲み過ぎることだけで水太りが起きるということはあまりありません。

腎臓や甲状腺などの原因がわかっている場合を除いて、乱れた食生活や運動不足などの生活習慣が原因となることがあげられます。

その中でも塩分の摂り過ぎが水太りに大きく関わっています。

塩分が多く含まれている食事やお菓子などを食べることで血液中の塩分濃度が高くなります。

このような状態になると、体の中で塩分を薄めようとする働きが起きます。(塩分摂り過ぎで喉が渇くということも薄めようとする働きから。)

このため、体が水分を貯め込みやすい状態になってしまいます。

体の中に水分が多い状態になると、細胞の周りに水分を貯め込んでしまい、「むくみ」が出てきます。

血管を圧迫するという事態も起きてしまい、新陳代謝が悪くなります。

このことから余分な水分や老廃物を排出する機能が低くなってしまい、更に「むくむ」ということが起きます。

この「むくみ」の慢性化が水太り体質へと進行させてしまいます。

むくみに気づいたら早めのケアで太りやすい体質を回避してください。

ちなみに塩分を摂り過ぎたと感じたら、「カリウム」「サポニン」「ポリフェノール」などの栄養成分を摂ることをおすすめします。

利尿作用や血流改善などの作用があるのでむくみの解消につながります。

 

水中毒とはどんな症状?

特に体に害のなさそうな水なのに中毒とは信じ難いことですが、実際にどのような症状が水中毒と呼ばれているのでしょう。

水中毒:水を飲み過ぎることで体液が薄まってしまうことで起きる中毒症状であり、低ナトリウム血症や痙攣、重篤な場合は呼吸困難、死亡することもあります。

低ナトリウム血症とは水中毒の場合(いくつかの原因があります)ですと、体内でほぼ一定のナトリウム量を保っている時に一時的に水分を異常に飲み過ぎてしまい、相対的に水分量が増えてしまうことを指します。

血中ナトリウム濃度136mEq/L未満が低ナトリウム血症の状態であり、濃度により症状が変わってきます。

軽い疲労感(130mEq/L)・頭痛、嘔吐、精神的な症状(120mEq/L)・性格が変化する、痙攣、こん睡状態(110mEq/L)・神経の伝達の阻害から呼吸困難など、死亡(100mEq/L)

では、どれくらいが飲み過ぎとなるのでしょう。

健康な腎臓の一日の水の排出量は10ℓです。

単純に考えると10ℓ以上を飲んでしまうことが飲み過ぎですが、そんなに水分を摂る人はあまりいないかと考えます。

腎臓が健康で正常に機能していることを前提として、極端に水を飲み過ぎることがなければ、水中毒の心配はありません。

ですが、短時間に水を何ℓも飲むことで、腎臓が排泄できる容量を超えてしまいます。

胃腸にも負担がかかることも考えると、一回量はコップ一杯ほど(約200ml)の常温水を何回かに分けてのむことをおすすめします。

水の飲み過ぎ以外にも水中毒の症状が出ることがあるので紹介しておきます。

マラソンやトライアスロンなどの長時間をかけて運動する場合は気を付ける必要があります。

マラソンなどをしている時には抗利尿ホルモン(水を溜めこむ作用があるホルモン、腎臓が異常な状態で働いてしまう)が分泌されます。

水分補給時に過剰に摂取してしまうと抗利尿ホルモンが分泌され、腎臓に水を溜めこんでしまいます。

このことから水中毒の症状が出てしまうことがあります。

 

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水にはもちろんいい効果も!

冒頭でも少し触れましたが、健康のために水を飲んでいる人はたくさんいると思います。

理想としては一日に1.5ℓほどをコップ一杯ずつこまめに飲むことが大切です。

「健康のため」とはどのような効果なのか紹介していきたいと思います。

 

ダイエット

水を飲むと新陳代謝がよくなります。

体の基礎代謝もあがることから、発汗し脂肪を燃焼しやすい体へと変わることが期待できます。

また、食べ過ぎ防止のために食事の前に水を飲むと満腹感が得られやすくなり、ダイエットをサポートしてくれます。

 

内臓の働きを助ける

肝臓は血液の解毒をする臓器で、その働きを良くするために一日に飲む理想の量1.5ℓほどの水を飲みます。

溜まっている毒素を排出する解毒作用機能を回復することを補助します。

お酒を飲んだあとに水を飲むことがあると思いますが、これも解毒作用の一つです。

また、胃もたれなどの症状がある時に水を飲むことで過剰に分泌された胃酸を薄めてくれます。

この場合、冷たい水ではなく常温~白湯がおすすめです。

冷たい水が逆に刺激になってしまうこともあり、胃痛などを招いてしまう可能性があります。

 

便秘解消

腸の中には適度な水分がなくてはなりません。

一日に1.5ℓほど飲むことで結腸部から水分が吸収され、便の排泄につながる水分が保たれます。

このことから腸の動きが活発になり、毎日のお通じにつながります。

 

美肌効果

水を飲むことで新陳代謝がよくなります。

細胞の生まれ変わりも活発になり、肌のターンオーバーのリズムがついてくることからきれいな肌を作ることが期待できます。

 

 

水の飲み過ぎについてのまとめ

水を飲み過ぎることで太るだけでなく水中毒にまでなってしまうことがわかりました。

知らずに飲んでいた人も驚いたのではないかと思います。

飲む量が適量であれば太ることは回避できますし、水中毒は大量を一気飲みなどしなければ回避できます。

適量を飲めば体の老廃物を排出してくれますし、新陳代謝も良くなるというとっても強い味方です。

飲み過ぎには注意して、正しく飲んで体の中も外もきれいにしましょう。

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