とろろに山芋ステーキ、短冊切りに少しの醤油で、と食べ方もいろいろで食感もいい山芋、おかずにもおつまみにもピッタリ、おいしいですよね。
つい食べ過ぎてしまいがちですが、お腹を壊して悩まされたことはありませんか?
山芋は食べ過ぎると下痢になると言われているんです。
今回は『山芋の食べ過ぎで下痢が起こる原因』について紹介していきます。
山芋を食べ過ぎると下痢になるのはホント?
山芋を食べ過ぎた人、全てが下痢の症状を起こすというわけではありませんが、下痢の症状が起きてしまう人もいます。
その原因は「アレルギー」にありました。
山芋に含まれるタンパク質がアレルゲンとなり、アレルギーの症状を引き起こしてしまいます。
その症状は下痢だけではありません。
アレルギーは人によって症状が違うことが多くあります。
他にはどのような症状が出るか見ていきましょう。
- 皮膚への影響
・赤みが出る ・痒み ・蕁麻疹
・皮膚が熱を持つ ・皮膚に痛みが出る など
(山芋に触ることで手や口の周りなどに痒みや痛みが出る場合がありますが、これは山芋に「シュウ酸カルシウム」という針状の結晶が含まれていて、その結晶が触った部分の皮膚に刺さることから起きる症状であり、山芋アレルギーではない可能性もあります。)
- 消化器への影響
・胃痛、胃もたれ ・吐き気、嘔吐 ・腹痛、下痢 など
- 呼吸器への影響
・くしゃみ、咳 ・呼吸困難
・喘鳴(喘息のような呼吸の音 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」) など
- 粘膜への影響
・口内イガイガ、痒み
・喉のイガイガ、痒み、腫れ(※)
・唇や口、まぶたの腫れ など
※喉の腫れにいたっては気道が狭くなり、変な音の咳、声枯れが起こり、酷い症状ですと窒息の可能性もあるので、症状が出た時にはすぐ受診した方がいいでしょう。
- アナフィラキシーショック
・短時間に全身性の症状(皮膚・消化器・呼吸器・粘膜などの複数の症状)
・血圧低下、意識障害は命に関わる危険な症状
アナフィラキシーショックは自分に起こらないと思わずに、自分にも起こるかもしれないということを頭に入れておくと良いでしょう。
山芋を食べた後に繰り返し「おかしい」と思う節があれば、医師に相談することをおすすめします。
お好み焼きや練り物などにも含まれていることがあるので、十分な注意が必要です。
山芋は栄養もたっぷり。期待される効果は?
アミラーゼとジアスターゼはでんぷん分解酵素で消化促進に役立ちます。
胃腸の修復機能とムチンの胃腸への働きが栄養の吸収をしっかりと高めてくれます。
栄養の吸収が高まることから疲労回復や滋養強壮にもつながります。
サポニンとアルギニンには細胞を活性化する働きがあり、(ナチュラルキラー細胞、免疫細胞)免疫力を高める効果が期待できます。
アルギニンには脂肪燃焼・脂肪分解を促す効果があると考えられていることと、サポニンには脂肪の吸収を抑える効果があると考えられていることから肥満の予防につながります。
ムチンの効果もあるのでダイエットのサポートとして役立ってくれるでしょう。
また、血行促進作用があることから血流が改善されます。
冷え性の改善や、基礎代謝の向上に期待ができます。
基礎代謝があがることで痩せやすい体質に変わると考えられます。
山芋はビタミンEが豊富に含まれています。
抗酸化作用に優れていて、ビタミンC・サポニンの抗酸化作用との相乗効果で体内の活性酸素の抑制・除去が期待できます。
便秘解消や血行促進の効果もあることから老化防止・美肌作りにも役立ちます。
体内の余分なナトリウムの排出を促します。
このことから血圧の上昇抑えることに期待ができ、高血圧の予防につながります。
また、むくみを改善する働きもあります。
山芋の食べ過ぎに関するまとめ
山芋アレルギーの人が山芋を食べ過ぎると下痢の症状が出る場合もあるということがわかりました。
また、下痢だけではなく、アレルギーの諸症状とアナフィラキシーショックにも気を付けなければなりません。
山芋を食べるたびに気になる症状が起きるようであれば、医師へ相談をしてくださいね。
糖尿病に関してはアレルギーがない人であればネバネバ成分「ムチン」が効果的だということもわかりました。
他にも健康に良いとされるアミラーゼ、ジアスターゼ、サポニン、アルギニン、ビタミンE、カリウムなど多くの栄養素が含まれています。
食べて発症するアレルギーを予防することはできないので下痢などの症状が出てしまう人は食べないほうが体のためだと思われます。
症状が軽いから大丈夫だと言う人も十分に注意してください。
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