誰でも手軽に食べられて、お酒のお供としてもおかずとしても大活躍な焼き鳥。
1本が少ないので、気がつくと2本3本…と食べ過ぎてしまうことが多い食べ物でもあります。
しかし焼き鳥は一見体に問題のない食べ物のように見えて、実は食べ過ぎると問題が出てくることがあるのです。
居酒屋などに行くと普段よりも美味しく感じてパクパク食べ進めてしまう焼き鳥は、食べ過ぎに注意していく必要があるのですね。
そこで今回は『焼き鳥を食べ過ぎるとどんな問題があるのか』を、詳しく見ていきましょう。
焼き鳥はどのくらいから食べ過ぎになる?
焼き鳥とひとくちに言っても、実はいろんな種類があってそれぞれカロリーも違います。
ヘルシーなものだとネギマの場合は80キロカロリーほどで、高カロリーなものだと皮で160キロカロリーほどと2倍の開きがあります。
ごはん1杯分がおよそ180キロカロリーなので、焼き鳥はヘルシーなものでも2本食べればごはん1杯に相当してしまうのです。
しかし焼き鳥を食べるときに2本だけしか食べないというのは、あまりにも寂しいですよね。
そのため多くの人は少なくとも3〜4種類を1本ずつ食べることが多いのではないでしょうか?
そうなると単純計算で600キロカロリーほどになるので、焼き鳥の他におかずを食べてしまうとカロリーオーバーで食べ過ぎとなってしまうのです。
焼き鳥のみなら良いのですが、他のおかずと合わせるときは2本程度に抑えておくのが良いでしょう。
焼き鳥を食べ過ぎることの問題 ①プリン体
焼き鳥の中でもツウな人は、レバーを好んで食べる人も多いのではないでしょうか?
しかし、問題として肉にはただでさえプリン体という痛風の原因になる物質が含まれており、特にレバーには豊富に含まれています。
レバーは少しの量でも栄養過多になりやすく、食べ過ぎによってプリン体も過剰摂取になりがちです。
本数の目安としてはレバーのみなら3〜4本、レバーと他の種類を合わせても5本以上で1日のプリン体摂取量をオーバーしてしまいます。
プリン体というと魚介類を食べ過ぎる人が多く摂取しているイメージがありますが、焼き鳥のお供のビールにも多く含まれているのが問題です。
焼き鳥とビールの組み合わせは、痛風の傾向がある人にとっては少し危険が高まるので食べ過ぎには注意していきましょう。
焼き鳥を食べ過ぎることの問題 ②レバー
レバーにはプリン体の他に、動物性のビタミンAが非常に多く含まれています。
動物性のビタミンAは野菜に含まれるβカロチンとは違って脂溶性ビタミンのため、食べ過ぎると体にどんどん蓄積されていきます。
適量を摂取する分には目に良い効果があったり、髪や皮膚の粘膜を強化してくれるのですが…。
ビタミンAの含まれたレバーの焼き鳥を食べ過ぎると、脱毛やめまいなど不快な症状が起こるという問題があります。
また妊娠初期の女性が焼き鳥でレバーを食べ過ぎると、赤ちゃんの奇形リスクが上昇してしまう問題が発生してしまいます。
焼き鳥の中でもネギマなどであればこうした問題は起こりにくいので、よほどの食べ過ぎに注意していれば大丈夫です。
焼き鳥を食べ過ぎないためにはどうしたらいい?
焼き鳥を食べ過ぎないためには、ひとつの種類を食べ続けないようにする必要があります。
また他のおかずをバランスよく食べて、焼き鳥だけを食べないようにしていきましょう。
お店で食べるときは串から少しずつ取って、数人で分けるようにすると食べ過ぎを防ぐことができます。
またビールと味の相性は良いのですが、プリン体摂取としての相性は問題で良いとは言えません。
焼き鳥と一緒に飲むのは、できればビールではなくお茶ハイなどにしておいた方が良いでしょう。
カロリーオーバーしないためにも、日本酒なども避けた方が無難です。
意外と焼き鳥などのおつまみもカロリーは高いということを、覚えておきましょう。
焼き鳥の食べ過ぎに関するまとめ
今回は焼き鳥を食べ過ぎるとどんな問題があるのかを、詳しくご紹介してきました。
焼き鳥はヘルシーなものでも2〜3本でごはん1杯分相当のカロリーがあり、意外と高めなことがわかりました。
さらに皮などになると倍のカロリーになるということで、肥満を気にしている人にとっては食べ過ぎると問題がありますね。
またレバーばかり食べ過ぎるとプリン体やビタミンAを多くとり過ぎてしまうので、体に問題が出てきてしまいます。
焼き鳥はレバーを含むと、1日に4〜5本くらいでプリン体やビタミンAオーバーになってしまうのです。
焼き鳥を食べ過ぎないためには串から外して数人で分けたり、お酒の種類を変えたりするのが良いでしょう。
焼き鳥は適度な量を食べながら、同時にお酒を楽しめたら良いですよね。
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