突然ですが、ボルシチって食べたことある人はいますか?
真っ赤な色とサワークリームの白が特徴的な、ロシアの郷土料理です。
ボルシチの赤色はトマト?と思われがちですが…実は「ビーツ」という野菜の色なんですね。
ロシア料理はまだあまり周知されていませんが、実は日本人も食べやすい美味しい料理なのです。
気になるのはボルシチの作り方や、どんな味がするのか?ということですよね。
そこで今回は『ボルシチについて赤色のビーツやロシアの郷土料理の作り方や味について』詳しくご紹介していきます。
ボルシチはロシアの郷土料理!
ボルシチは食べたことがない人にとっては、あまり聴きなれない料理ですよね。
ボルシチはロシアの郷土料理で、真っ赤な色が目をひくスープ系の食べ物です。
ロシアのシチューと言ったら、わかりやすいかもしれません。
真っ赤でキャベツなどの野菜がたくさん入ったシチューのような汁物の上に、サワークリームがのせられています。
ボルシチにとって欠かせない野菜がビーツとキャベツで、甘さを引き出してくれます。
実は「ボルシチ」というのは赤いビーツを表す「ボル」と、キャベツを表す「シチ」からきているのです。
キャベツとビーツが入っていることが前提のシチューということで、ほかのシチューと差別化できていますね。
ビーツの甘みが引き出されているので、子供からお年寄りまで食べやすく親しみやすい味です。
人によってはディルなどのハーブが苦手という人もいるので、量を調節するなど工夫すれば問題なく食べられます。
ボルシチのビーツとカブの違いとは?
ボルシチに欠かせない野菜のひとつであるビーツですが、見た目はカブとよく似ています。
ビーツの方がより表面はゴツゴツしているのですが、一瞬赤カブと見分けがつかないことも多いです。
でも実はボルシチのビーツ、良く似ていますがカブの仲間ではないんです!
その正体はほうれん草の仲間で、アガサ科に属しています。
食感は違いがすぐにわかるほど明確で、カブは煮込むとトロトロになりますがビーツはホクホクになるのが特徴です。
ビーツの味は少し泥臭くて野性味のあるイメージですが、実はさっと下茹ですれば意外と簡単に臭みは消えます。
カブは包丁で切ると中身は白いのですが、ビーツは中身まで真っ赤です。
カットするとまな板や包丁、手が真っ赤に染まるくらい強烈ですよ!
赤カブも皮付きで漬物などにすると鮮やかな赤色が出ますが、ビーツはそれ以上にハッキリとした色が出ます。
【ビーツについてはこちらもご覧ください】
ボルシチの作り方とは?
ボルシチの作り方と聞くと、ロシア料理だからなんだか難しそうに感じますよね。
実はボルシチの作り方は至ってシンプルかつ簡単で、ざっくりいうと野菜を切って炒めて肉と一緒に煮込むだけです。
ボルシチに使う肉は牛肉で、柔らかくなるスネ肉や切り落としなどを使うと良いでしょう。
より食べ応えを楽しみたいなら、断然スネ肉をお勧めします!
さっと作りたいなら、切り落としであればすぐに柔らかくなりますよ。
ポイントはキャベツや玉ねぎ、人参やジャガイモなどをしっかり炒めてから煮込むことです。
ビーツは下茹でしてから入れることで、泥臭くなるのを防げます。
またホールトマト缶を入れて煮込めば、より美味しく赤色も際立つでしょう。
お好みでディル、サワークリームとヨーグルトをのせていただけば本場ロシアの味の完成です!
ボルシチはアレンジが効く!
ボルシチはビーツをたっぷり使って赤みを出すのが本場ロシア流ですが、実は日本人向けにアレンジもしやすい料理です。
基本的に煮込み料理なので、味付けのベースを自分好みに変えられるのが魅力的なところですよね。
デミグラスソースベースでビーフシチューのようにすれば、子供でも食べやすくなります。
デミグラスソースのボルシチはオムライスとの相性も抜群なので、中途半端に余った時など試してみてください。
酸味が欲しい時はトマトを多めに入れて、ケチャップなどで味を調整しましょう。
生クリームやチーズなどの乳製品を入れて、クリーミーな味わいを出すのもお勧めです。
実はパスタにかけても美味しくいただけるので、イタリアとロシアの夢の共演を楽しみたいですね。
ボルシチの作り方やビーツの味まとめ
ボルシチについて赤色のビーツやロシアの郷土料理の作り方や味を詳しくご紹介してきました。
ボルシチはロシアの郷土料理で、ビーツとキャベツを中心とした野菜の煮込み料理です。
ボルシチの赤みはビーツによるもので、見た目が良く似た赤カブとは種類の違う野菜なんですね。
味は甘くて食べやすいですが、ビーツを下茹でするとより食べやすくなります。
作り方もシンプルで、野菜を切って炒めて煮込むだけという簡単さが魅力です。
今まで馴染みがなかった人も、ぜひロシアの郷土料理ボルシチで美味しい食卓を囲んでみてくださいね。
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