朝食のメインやおやつとして定番のパンですが、美味しいからと食べ過ぎていませんか?
実はパンの食べ過ぎによって、病気や思わぬアレルギー症状が起こる可能性があるのです。
でもどうしてパンの食べ過ぎで病気やアレルギーが起きてしまうのか、原因がいまいちピンときませんよね。
中には毎日食べている人もいると思うので、聞き捨てならない問題ではないでしょうか?
そこで今回は『パンの食べ過ぎで病気やアレルギーになる原因や理由について』、詳しく説明していきます。
パンの食べ過ぎにより起こる病気とは?
パンは白米と同じく糖質が高めである特徴がありますが、白米と違ってパンを食べ過ぎると糖分のとりすぎになる可能性があります。
そのためにパンの食べ過ぎにより、低血糖になりやすいという隠れた病気を引き起こすことがあるのです。
通常は食後緩やかに上昇していく血糖値ですが、パンの食べ過ぎによっていきなり上がってしまいます。
その反動で今度は上がった血糖値が一気に下がりやすくなり、食後なのに血糖値が低くなってしまうというアンバランスな現象が起こるのです。
低血糖の症状が気になる場合には、朝食など空腹時にパンは食べないで白米にするのがおすすめです。
パンの食べ過ぎでアレルギー症状が起きることも!
パンには主原料である小麦が使われているので、アレルギー体質の人は注意が必要です。
知らない間に食べ過ぎてしまった時はパンに含まれる小麦や乳製品、卵といったアレルゲンをたくさん摂取してしまっている可能性があるのです。
はじめからアレルギー体質であることがわかっていれば、パンを食べ過ぎることもないですよね。
しかし中にはパンの食べ過ぎからアレルギー症状が起こり、そこで初めて体質的に合わないことを知るケースもあるのです。
パンを食べ過ぎて具合が悪くなった時には、一度パンを食べるのをやめてから病院で調べてもらった方が良いでしょう。
パンの食べ過ぎでどんな症状が起こる?
アレルギーは当てはまらないけれど、パンを食べ過ぎるといつも調子が良くない…なにかの病気なのでは?と心配している人もいますよね。
実はパンに使われている強力小麦粉には、グルテンという生地をフワフワにしてくれるものが入っています。
パンに使われる強力小麦粉は、グルテンの量が多いことから「強力」と名前についているのですね。
パンを食べ過ぎると肌荒れや喘息、そして女性特有の体調不良や頭痛などのマイナートラブルが起こる可能性があります。
これを「グルテン過敏症」といい、これを防ぐために健康志向のグルテンフリーの商品が注目されているのです。
パンの食べ過ぎで起こる症状はアレルギーとは別物である原因
このパンの食べ過ぎで起こりやすくなるグルテン過敏症は、実はアレルギーと似ているようですが異なるものです。
アレルギーの場合は対象のアレルゲンを口に入れると、遅くても20分以内に蕁麻疹や腹痛などの症状が起こります。
しかしグルテン過敏症の場合は、時間が経っていても頭痛などの体調不良が現れてくる場合があります。
なんだか最近パンを食べ過ぎているせいなのか、あちこち体調が悪い…という場合には、グルテン過敏症が当てはまる可能性があるのです。
グルテンが原因で体調不良になる理由は、グルテンを体質的に十分消化できないことにあります。
日本人は特にお米を主食として生きてきたので、欧米化した食事に内臓がついていけていないのですね。
パンを食べ過ぎると、グルテンを消化するため小腸に負担がかかります。
すると免疫システムが過剰反応して、頻度は低いですが新たに自己免疫疾患のセリアック病といった病気を招くリスクが高まります。
アレルギーか病気かを見分ける方法としては、2週間のグルテンフリー生活を送ってみるのがおすすめです。
パンを一時的に食べるのをやめて、調子が良くなればグルテンが原因だったと考えられるでしょう。
パンの食べ過ぎに関するまとめ
パンの食べ過ぎで病気やアレルギーになる原因や理由について、詳しく説明してきました。
パンは食べ過ぎると糖質やカロリーが高いので、肥満や低血糖などの病気を招くことになります。
またパンの材料である小麦にはグルテンが含まれていて、それがアレルギーや病気などの原因になっていることが考えられるのです。
グルテン過敏症はパンの食べ過ぎによって小腸に負担がかかると、セリアック病といった自己免疫疾患になる可能性もあります。
アレルギーとグルテン過敏症は異なるので、どちらにしてもパンを毎日食べ過ぎるのは体に良いとは言えなさそうです。
現代、健康のためにグルテンフリーが推奨されているのはこのような理由があったからなのですね。
パンは美味しくて食べ過ぎてしまいがちですが、ほどほどの量に抑えてできるだけメインの主食には米を選びましょう。
コメントを残す