丸っとニンニクを買うと、どうしても使い切れずに余ってしまうという人も多いですよね。
少しの間放置をしていたら、ニンニクの頭からネギのような芽が伸びていた…ということもあります。
買ったばかりの時はちょっと芯がある程度だったのに、芽が伸びているとびっくりしますよね。
じゃがいもの場合は芽が出ると毒性があるので取り除く必要がありますが、ニンニクは大丈夫なのでしょうか?
芽が出てきたときの対処法や、なるべく芽が出ないようにする最適な保存方法についても把握しておきたいところです。
そこで今回は『ニンニクから芽が出てきたときの対処法が知りたい人に向けて、最適な保存方法について』詳しくご紹介していきます。
ニンニクから芽が出る理由
ニンニクから芽が出る理由ですが、実は一つのニンニクから新しいニンニクを作ろうとしているんです!
ニンニクの芽には、新しいニンニクを作るための栄養などを溜め込んでいる性質があります。
そもそもニンニクの芽と呼ばれているのは厳密に言うと「芽」ではなく、花茎の部分なんですね。
中国からニンニクが伝わった際に、芽だと伝えられたことから現在でも花茎は芽だと認識されています。
ちなみにニンニクの芽は温暖な気候でどんどん伸びるため、ニンニクの有名な生産地である青森県ではあまり芽が出ることがありません。
東北地方は気温も低いので、芽が伸びにくいんですね。
ニンニクから芽が出たら食べられない?
ニンニクの芽が出たら食べられないのかと思ってしまいますが、全く問題なく食べられます。
ニンニクの芽と肉を合わせて炒め物にした料理は、おそらく多くの人が食べたことがあるのではないでしょうか?
ただしニンニクの芽自体が手作業で摘み取りを行なう必要があるので、出荷量としては多い方ではないのです。
そのためお店で並んでいるニンニクの芽のほとんどが、中国産なのですね。
国産のものは非常にレアなので、見かけたら是非買っておきたいところです。
ニンニクの芽に体に害があるような、毒性のある成分は含まれていません。
子供からお年寄りまで安心して食べることができますが、少し線維質なので喉に引っかけないように気をつけましょう。
におい成分のアリシンは少し胃に負担をかける刺激物なので、胃が弱っている人や年齢か低い子供は避けた方が良いです。
栄養も豊富なので、ニンニクから芽が出た場合でも気にせず刻んで食べてしまって大丈夫ですよ。
ニンニクから芽が出た時の対処法
ニンニクから芽が出て、安心して食べられることがわかってもなんとなく抵抗がある人もいるでしょう。
そんな時にはニンニクの1片を縦半分に切って、芽を丁寧に取り除くのがオススメです。
ただ芽が出た後のニンニクは目に栄養分を吸い取られているので、少し味がスカスカだったり食感が悪くなったりすることがあります。
もしニンニクの芽が出ても気にならないという場合は、一緒に刻んで炒めてしまえば問題なく食べられます。
しかし、ニンニクの芽は焦げ付きやすいので、後から加えるなど工夫したいですね。
ニンニクの芽の元である芯の部分は取り除かないとお腹を壊してしまうと言われた人もいるのではないでしょうか?
ニンニクの芽には特にアリシンが多く含まれているため、個人差はありますが胃腸に負担になることもあるためです。
アリシンには強力な抗菌力があるために、胃腸に刺激になってしまいます。
元気な人であればよほど大量に食べない限り気にする必要がないので、安心してくださいね。
ニンニクから芽が出ないための保存方法
ニンニクから芽が出ないようにするための保存方法は、温度管理が重要です。
買ってきたらにんにくの皮を剥いてバラバラにし、フリーザーバッグに入れて冷蔵庫のチルド室に入れておきましょう。
チルド保存であれば2〜3ヶ月は日持ちするので、なんだかんだで使い切れる可能性が高いです。
ニンニクを冷凍する場合には、皮を残した状態でバラバラにして、フリーザーバッグに入れて冷凍室に入れます。
冷凍しておけば芽が出ることはありませんし、1ヶ月程度の保存が可能です。
また薄切りにカットしてから冷凍することもでき、用途が決まっているときは切ってから保存した方が手間要らずでしょう。
基本的に凍ったまま調理に使って大丈夫なので、簡単に使えるのもポイントです。
ニンニクから芽が出た時の対処法まとめ
ニンニクから芽が出てきたときの対処法が知りたい人に向けて、最適な保存方法について詳しくご紹介してきました。
ニンニクから芽が出たらびっくりしますが、じゃがいものように毒があるわけではないので安心して食べられます。
対処法としては縦半分に切って取り除くか、分けて炒め物にしてしまうのがベストです。
保存方法は皮を剥いてバラバラにしてからチルド室で2〜3ヶ月、皮付きのままバラバラにするかスライスしてから冷凍保存で1ヶ月持ちます。
ニンニクは栄養が豊富で毒性もないので、健康維持のためにも適度に取り入れていきましょう。
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