シャキシャキした食感とクセのない味で、一度食べるとやみつきになるオカヒジキ。
「ヒジキ」と名前が付いていますが、海で採れるヒジキとは無関係です。
スーパーなどで割と安価で売られているので食べたことがある人も多いと思いますが、まだまだマイナーな野菜といえそうですよね。
そんなオカヒジキの栄養や効能が気になるところですが、食べ過ぎには注意が必要なんです。
そこで今回は『オカヒジキの栄養や効能、食べ過ぎに注意する理由など』をご紹介していきます。
オカヒジキに含まれる栄養とは?
海のヒジキとは関係がないオカヒジキですが、栄養はヒジキに負けないくらいの内容です。
では具体的に、オカヒジキに含まれる栄養について詳しく見ていきましょう。
カリウムは体内の塩分量を調節して、むくみを予防する働きを持ちます。
オカヒジキにはカリウムが豊富に含まれているので、むくみやすい人や高血圧の人に向いているでしょう。
オカヒジキは骨を丈夫にするカルシウムと、吸収を助けるマグネシウムを豊富に含んでいます。
子どもからお年寄りまで、幅広い層が食べたい栄養ですよね。
地を固まりやすくする止血作用があるビタミンKも、オカヒジキには多く含まれています。
また骨粗鬆症の予防にも役立つので、女性には嬉しい栄養です。
体内でビタミンAに変わるだけでなく、水溶性ビタミンなので体に蓄積しない安全性が魅力です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保つ働きをします。
オカヒジキの体に良い効能とは?
オカヒジキには健康的な毎日を過ごすための、体に良い効能があります。
どんな効能があるのか、オカヒジキの魅力とともに見ていきましょう。
オカヒジキに含まれるβカロチンは、老化の原因である活性酸素を抑制する働きがあります。
βカロチンは油と相性が良いので、炒め物にするのがおすすめです。
オカヒジキに含まれるカルシウムとマグネシウムの働きで、骨の健康に欠かせない栄養を取り入れることができます。
またビタミンKが骨粗鬆症の予防に役立つので、特に更年期以降骨がもろくなりやすい女性におすすめです。
オカヒジキは食べ過ぎると体に良くない?
オカヒジキは体に良い栄養を含み効能もたくさんありますが、食べ過ぎには注意した方が良さそうです。
オカヒジキには食物繊維がたくさん含まれており、シャキシャキした歯ごたえからなんとなく想像がつきますよね。
食物繊維は胃で消化されにくいので、食べ過ぎると腸に負担をかけやすくなるのです。
腸に負担がかかると腹痛が起きたり、消化不良による下痢や胃痛になったり不快な症状が出てきます。
食べ過ぎなければ程よい腸への刺激でお通じが良くなるのに、食べ過ぎてしまっては余計にお腹の調子が悪くなってしまうのです。
オカヒジキは調理して火を通すとかなり縮まってしまうのですが、できればスーパーで売られている1パックまでに抑えましょう。
オカヒジキを食べる時に注意すること
オカヒジキを食べる時に、食べ過ぎの他に注意しなければならない点があります。
オカヒジキにはビタミンKという止血を促すビタミンが含まれているのですが、このビタミンKが問題です。
抗凝固薬であるワーファリンを服用している人にとって、ビタミンKは正反対の作用をもつ栄養になります。
するとせっかく薬を飲んでも、効果が出なくなることもあるのです。
病気治療のために薬を飲んでいるのに、効かなくなるのは非常に危険なことなのでワーファリン服用中の方は注意して下さい。
ワーファリン服用者がオカヒジキを食べたい時には、薬剤師や医師に相談しながら食べるようにしましょう。
オカヒジキの栄養や効能に関するまとめ
オカヒジキの栄養や効能、食べ過ぎに注意する理由などをご紹介してきました。
オカヒジキにはカリウムやカルシウム、マグネシウムやビタミンKといった体に良い栄養が含まれています。
骨を丈夫にしたりアンチエイジングに良かったり、嬉しい効能もたくさんあるのが特徴です。
ただ食べ過ぎは食物繊維の摂り過ぎで消化不良を引き起こすことがあるので、適量に抑えられるよう注意しましょう。
また抗凝固薬のワーファリンを服用中の人も、ビタミンKを含むオカヒジキを食べ過ぎるのは危険です。
火を通してもシャキシャキ美味しいオカヒジキ、ぜひ栄養や効能を意識して食べていきましょう。
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