香りが良く、味のアクセントとなる生姜は薬味や調味料として重宝されています。
しかし、時には生姜を少し使っただけで余ることもあり、そのまま野菜室へ入れておく人も多いかと思います。
どれくらい保存できるのかわからず、次に使う時に生姜を再び買うという経験はありませんか?
そこで、正しい保存方法と保存期間、保存とは結び付けづらい水に浸ける方法についても探っていきましょう。
今回は『生姜はどれくらい保存できる?水に浸ける保存方法で長持ちするってホント?』をテーマに紹介します。
生姜の正しい保存方法と保存期間は?
生姜が余った時、そのまま冷蔵庫に保存しておいても次に使って大丈夫なものか・・と悩むことはありませんか?
生姜にも保存方法がいくつかあるので保存期間と共に見ていきましょう。
長持ちさせるためにはまず鮮度!
長く保存する場合には新鮮な生姜を選ぶことが重要です。
新鮮な生姜の見分け方のポイントは?
- 切り口が茶色や黒に変色していないこと
- 切り口が乾燥していないこと(乾燥しているものは全体的に白み掛かっている)
- しなびているものは避け、皮が張っていて生姜自体がふっくらしている(皮がしわしわとしているものは×)
- 傷から傷みにつながるため、傷のないものを選ぶ
以上が新鮮な生姜選びのコツとなります。
冷蔵保存の方法は?
冷蔵で保存する場合には乾燥から防ぐ必要があります。
簡単な方法ですので、今までそのまま冷蔵庫に入れていた人はこれを機に切り替えるのもいいですね。
方法①〈そのままの形で保存〉
1.生姜を一つずつキッチンペーパーで包む
2.1をまとめてポリ袋に入れ、軽く口を結び野菜室で保存
この方法の保存期間は1~2週間ほどです。
方法②〈すりおろして保存〉
1.生姜をキレイに洗って、水気が残らないように拭き取る
2.生姜を皮ごとすりおろし、フタ付き保存容器に入れ冷蔵庫で保存
すりおろして保存とは意外でしょうが、この方法でも1週間は保存することができます。
常温保存
スーパーでは常温で売られていることが少ないですが、実は常温保存もできます。
ただ、気温の高い夏には常温保存は向かないので避けましょう。
- 生姜が汗をかいていたら、水分を拭き取る
- 生姜を一つずつ新聞紙で包み、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保存
夏は避けることだけ注意し、この方法での保存は約2週間保存することができます。
冷凍保存
生姜が余ったときには保存期間がグッと長くなる冷凍保存もおすすめです。
- 生姜をキレイに洗って、水気が残らないように拭き取る
- 千切りや薄切り、すりおろしなど用途に合わせた使いやすい状態にする
- 用途別、多い量が多い場合は1回分ずつに分け、ラップの空気を抜きながら平らにしてぴったりと包む
- 3をジッパーバッグに入れて、冷凍庫で平らの状態にして保存
この方法の保存期間は約1ヶ月ほどです。
解凍の必要がなく、調理にそのまま使えるということもおすすめのポイントです。
こんな生姜は使わないで!
「皮が乾燥しすぎているだけ?」、「湿っている感じがするけど使えるの?」
生姜が使えるか否かの判断、どうしていますか?
これから紹介する状態の生姜は体調を崩す可能性大ですので、すぐ廃棄するようにしましょう。
- 茶色や黒に変色している(茶色の変色の場合はその部分を除けば食べることができる)
- ぬるぬるしている、糸を引いている
- 液状化している、柔らかくなっている
- 水分が抜けすぎて乾燥しきっている
- カビが生えている(白い糸状のものが生えることが多い)
ちなみに変色について緑がかったものや赤色になるものがありますが、光合成やアントシアニンが酸性に傾くことが原因で起こることなので食べても問題ありません。
生姜は袋に入ったものを買うことが多いと思われますが、よく見ると生姜が汗をかいていることが多くあります。
その日に使わずに買ったままの袋で数日保存する場合、その生姜の汗【水分】が原因となり袋の中で傷んだり、カビが生えたりすることがあります。
買ったものをそのまま腐らすより、少しの手間を加えて長く保存できるようにしましょう。
水に浸ける保存方法があるの?
そうなんです、生姜を水に浸ける保存方法があります!
野菜を保存する場合、水気が残っていると傷みになる原因となるものもあるので、水に浸ける方法が本当に保存に向いているのか疑問が残るところですが、その方法を見ていきましょう。
- 生姜を汚れが残らないよう丁寧に洗う(汚れがヌメリや傷みの原因となる)
- 茶色に変色している部分は切落とし、皮は残したまま、大きければ使いやすい大きさに切る
- 生姜が完全に水に浸かるフタ付きの容器に入れ、水を注ぎ冷蔵庫で保存
- 水は2~3日に1回取り換える
この保存方法は水を浸かっているにも関わらず冷凍保存と同等の保存期間、1ヶ月も保存することができます。
生姜は乾燥にとても弱く、湿度のベストな状態は90%とされています。
そのまま冷蔵庫で保存してしまうと乾燥してしまう可能性は高く、すりおろしたくても固くて折れる、切る時には繊維の固さが気になってしまいます。
水に浸けることでみずみずしく保存ができ、おいしく食べることができます。
生姜の保存に関するまとめ
生姜が冷蔵庫の中で乾燥しすぎる姿を目にした人も、パッケージのままカビが生えてしまった人も紹介した保存方法、是非試してみて下さい。
保存期間も冷蔵保存で1~2週間、すりおろすと1週間で、夏には向かない常温保存でも2週間保存することができます。
冷凍保存にいたってはなんと1ヶ月もの長い期間保存することができるので、用途に分けてカットやすりおろしたものを保存しておくと料理の時短にもなって便利です。
今回のタイトルにもなっている水に浸ける保存方法は方法も驚きですが、保存期間も水を使っているのにも関わらず、1ヶ月も保存ができてしまいます。
乾燥やカビで食べられなくなってしまうのはもったいないので上手く保存して、余すことなくおいしく食べましょう。
【紅生姜の食べ過ぎについてはこちらをご覧ください】
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