ダイエットをしている人にとっては一度は耳にしたことのある食べ物が、もち麦です。
大麦にはもち種とうるち種があり、もち麦はうるちよりも食物繊維が豊富なのでダイエットに向くといわれています。
そのためちまたではもち麦ダイエットとして、2週間で痩せられると注目されているのです。
しかしいくら痩せられるからといって、もち麦を食べ過ぎてしまった場合はどうなるのでしょうか?
食べ過ぎによって下痢が起こったりお腹のガスが溜まりやすくなるというのは、本当なのか気になりますよね。
そこで今回は『もち麦の食べ過ぎで下痢になったりガスが溜まりやすくなることについて』、詳しく説明していきます。
もち麦は食べ過ぎなければ健康に良い
もち麦は1日の食事のうちの2食に置き換えて摂取するのが効果的ですが、適量を食べることでどんな健康効果が得られるのでしょうか?
もち麦は食べ過ぎなければ体に良い食べ物なので、まずはもち麦のメリットから見ていきましょう。
多くの女性が悩んでいる便秘、それのせいでうまくダイエットができない人も多いのです。
もち麦には玄米の4倍という豊富な食物繊維が含まれており、玄米と違って不溶性食物繊維だけでなく水溶性食物繊維も含まれます。
そのため便のカサを増やしつつ腸の動きも活発にするので、便秘が改善しやすくなるのです。
健康を維持する上で大切なのが、コレステロールが上がり過ぎないようにすることです。
もち麦にはコレステロールの上昇を抑える作用があるため、血液をサラサラにしてめぐりの良い体質に改善することができます。
またもち麦は白米などに比べてお腹に溜まりやすいので、結果的に少量食べれば満足して食べ過ぎ防止に役立ちます。
もち麦の食べ過ぎは下痢になりやすい?
もち麦を食べ過ぎると、人によっては下痢をしてしまうことが多いです。
その理由はもち麦に含まれる糖分にあり、もち麦だけではなく果物の糖分などにも含まれる「フルクタン」という成分が主な原因なのです。
よく牛乳を飲むと下痢をしてしまう乳糖不耐症も同じ原理で、小腸でうまく糖分を吸収できないために下痢を引き起こしてしまいます。
もし下痢が止まらない時には、一度もち麦をやめて様子を見てみると良いでしょう。
またもち麦は通常の白米と比べると硬い食感なので、しっかり噛んで食べないと十分消化することが難しくなります。
消化不良が原因で下痢を起こすこともあるので、満腹感を得るためにも良く噛んで食べましょう。
またもち麦を炊くときに水を規定量より多めにするのも、胃に負担をかけないポイントです。
もち麦を食べ過ぎるとガスが溜まる?
もち麦には水溶性、不溶性ともに食物繊維が多く含まれています。
そのため腸の動きが活発になってしまい、ガスが溜まりやすくなる人も多いです。
家にいればガスが溜まってもすぐに放出できるので問題はありませんが、外出先だとどうにもならずに我慢してしまいがちですよね。
ガスをずっと我慢しているとお腹が張ったり痛みが出てくるので、長時間外出する期間などはもち麦の食べ過ぎには注意していきましょう。
もち麦を食べ過ぎないために置き換える頻度を減らすか、少しお休みしてみるとガスが落ち着いてくるので調節してみてくださいね。
もち麦の食べ過ぎを防いでダイエットを成功させるコツ
もち麦はとにかく腹持ちが良いので、夜に食べ過ぎてしまうと消化不良を起こしやすく下痢やガス溜まりになりやすいのです。
そのためもち麦に置き換えるときには朝か昼に限定しておこない、よく噛んで食べることが大切です。
またもち麦には玄米などのようにビタミンが豊富というわけではないので、栄養バランスの良いおかずと一緒に食べるようにしましょう。
いくらダイエットに成功しても、栄養不足になっては体にはよくないですからね。
また元々胃腸の働きが弱い人や過敏性腸症候群の人は、もち麦を消化するには負担が大きくなりやすいです。
調子が良いときに少量から始めてみると、体調に変化が表れにくいので様子を見ながら進めていってくださいね。
もち麦の食べ過ぎに関するまとめ
もち麦の食べ過ぎで下痢になったり、またガスが溜まりやすくなることについて説明してきました。
もち麦は1日に2食置き換えるだけで、2週間でダイエット効果が期待できると話題になっています。
また便秘解消やコレステロール値のコントロールなど体にとっても良い作用があるのです。
しかし、もち麦を食べ過ぎると下痢を起こしやすくなったり、ガスが溜まってしまうこともあります。
この場合はよく噛んで食べたり、糖分をうまく吸収できない場合はもち麦をやめてみるなど様子見が必要です。
また消化に時間がかかるので、夜にはもち麦は控えた方が胃腸への負担は少なくなります。
体調に合わせて、うまくもち麦を活用して健康やダイエットに役立てていきたいですね。
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