ネバネバ食材の中でも、特に私たちの身近な食べ物である納豆。
納豆はご飯のお供として、毎日の健康維持のために欠かせないものでもありますよね。
でも健康に良いと聞くと、どうしても食べ過ぎてしまうことってありませんか?
納豆の食べ過ぎは子供から大人までついやってしまいがちですが、どんな害が起こり得るのでしょうか。
そこで今回は『納豆を食べ過ぎるとどんな害があるのか』について、子供と大人に分けてご紹介していきます。
納豆の食べ過ぎはどのくらいの量を言うの?
納豆は子供から大人まで幅広い年代に愛される食品のため、大好きな人からすると毎食ごとに食べたくなるものです。
では具体的に納豆はどのくらいの量で「食べ過ぎ」と言われてしまうのでしょうか?
実は納豆の場合1日に1〜2パック食べれば、必要な栄養素を十分摂取することができるんですね。
つまり毎食ごとに食べていると、納豆の食べ過ぎになって逆に体に害となってしまうのです。
1パック50グラムほどの納豆ならば朝食の時に食べればそれで十分なので、美味しいからといって食べ過ぎには注意しましょう。
納豆の食べ過ぎは子供にどんな害がある?
納豆は意外にも少しの量で十分な栄養がとれることがわかりましたが、子供が食べ過ぎた場合どんな害が起こり得るのでしょうか?
納豆にはミネラルの一種である「セレン」が豊富に含まれています。
セレンは通常の食事でもあまり不足することはなく、子供が納豆を食べ過ぎると過剰摂取になりやすい傾向にあります。
セレンは摂りすぎると腹痛や嘔吐などの中毒症状が起こる場合があるので、思わぬ害が出てしまう可能性があるのですね。
またナットウキナーゼという腸内環境を整えてくれる成分は大人でも納豆1パックで十分なので、子供がそれ以上食べると腹痛を起こすことがあります。
納豆の食べ過ぎは大人にどんな害がある?
納豆を食べ過ぎると、子供だけでなく大人も体に害を及ぼす可能性があります。
納豆の食べ過ぎでどんな影響が出るのか、大きく分けて3つずつ説明していきましょう。
女性の場合は納豆に含まれる大豆イソフラボンの過剰摂取により、ホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるので、大人は気をつける必要があるのです。
意外ですが納豆には1パックあたり50グラム以上のプリン体が含まれています。
痛風になりやすい目安の量は1日400グラムなので、結構多い量だということがわかりますよね?
納豆を食べ過ぎると痛風のリスクが上がってしまうので、普段からプリン体の摂取量が多い大人は注意が必要です。
大人になると体に問題が出てきて、いろいろな薬を飲むようになる人も出てきますよね。
納豆にはビタミンKが豊富に含まれていますが、これが血液を固まりにくくするワーファリンという薬の作用を弱めてしまうのです。
そのため治療目的で薬を飲んでいても効果が出ず、思わぬ害が出てくることもあります。
ワーファリンを処方される際には必ず納豆などの食べ過ぎは避けてくださいと注意されるので、確認をしておきましょう。
納豆の食べ過ぎに関するまとめ
納豆を食べ過ぎるとどんな害があるのか、子供と大人に分けてそれぞれご紹介してきました。
身近な食材である納豆の食べ過ぎは珍しいことではなく、子供も大人も過剰摂取によって体に害が出る可能性があります。
1日1〜2パックで十分な栄養をとれるので、意外とすぐに納豆は食べ過ぎとなってしまうんですね。
子供の場合はミネラルのセレンの取り過ぎで体に害を及ぼす可能性があり、大人はホルモンバランスが崩れたり痛風のリスクが上がったりさまざまな影響があります。
美味しくてたくさん食べたくなる納豆ですが、適度に食べることで栄養を最大限に生かすことができるのです。
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