ひじきの食べ過ぎが及ぼす害や病気とは?





ひじきと言えばヘルシーでかさ増しもできてカロリーも抑えてしまう、ダイエット中の人にも嬉しい食べ物。

レシピもいろいろで煮物に炊き込みご飯、ハンバーグに入ってもおいしく仕上がります。

カロリーも低く、栄養も豊富に含まれていることからたくさん食べ過ぎてしまっている人、いませんか?

食べ過ぎには害があって、病気の可能性があると言われています。

恐らく知らない人の方が多いのではないかと思います。

しっかり頭に入れて健康に害が及ばないようにしていきましょう。

今回は『ひじきの食べ過ぎが及ぼす害や病気』について紹介していきます。

 

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ひじきの食べ過ぎはどのような害が?

驚く人も多いかと思いますが、ひじきには「ヒ素」が含まれています。

ヒ素と言えば人体に健康被害を及ぼす成分、食べ過ぎどころか「ひじき自体を食べてもいいのか?」という疑問も沸いてきます。

実際にイギリスでは【ひじきは無機ヒ素が多く含まれているので食べないよう】と勧告がありました。

ヒ素とは?

ヒ素は環境中の大気、水、土壌を循環していて、私達の生活する生物圏のあらゆる生物がヒ素を含んでいます。

また、微量ではありますが私達が口にする食品・飲料水にも含まれていて完全に避けるということは難しいとされています。

ヒ素は大きく分類すると二つに分けられ、「無機ヒ素」、「有機ヒ素」があり、健康に害が及んでしまうのは「無機ヒ素」です。

ヒ素が体にどのような影響を与える?

体内に入る量で受ける影響も変わってきます。

無機ヒ素…一回に、または短期間(急性期)に大量摂取した場合は腹痛、胸やけ、嘔吐、口渇、発熱、下痢、痙攣、発汗、意識障害、多臓器不全など、これらの症状が全てではありませんが、様々な症状を発症し死亡にいたることもあります。

急性期が過ぎ、数年~数十年経過すると慢性期の症状が見られます。

その症状は色素沈着、白斑、皮膚癌、肺癌、腎臓癌、膀胱癌、壊疽、肝障害、末梢血管障害など、様々な症状を発症します。

有機ヒ素…現時点では体内での影響は明確になっていません。

ヨーロッパやアメリカの機関の評価では無機ヒ素に比べると受ける悪影響は小さいと言われています。

 

ヒ素の心配があるのに食べても大丈夫?

ヒ素中毒の症状を紹介しましたが、読んでいると怖くなってしまいますよね。

現在、私達が購入しているひじきの多くは中国や韓国から輸入しているのですが、それにもやはりヒ素は含まれていて、日本のひじきを購入したとしてもヒ素は含まれているのです。

ひじきは昔から食べられているものですが、日本での海藻摂取による被害は報告がありません。

それはなぜでしょう。

皆さんはひじきを調理する前に何をしますか?

乾燥ひじきを水に浸けて戻しますよね。

水に浸けることはひじきを柔らかくするためだけではなくヒ素を低減させるという大きな役割も持っていたのです。

無機ヒ素は水溶性なので水に浸けることでひじきに含まれているヒ素を低減させることができます。

 

ヒ素を低減させる方法

水戻し(水に浸けて戻す):乾燥ひじき20gに対し600ccの水で30分浸けた後、20秒流水洗浄 → 約5割低減

茹で戻し(茹でて戻す):乾燥ひじき20gを600ccの水に入れ、強火で沸騰するまで加熱、5分間沸騰させ、お湯を切って20秒流水洗浄 → 約8割低減

茹でこぼし(水戻し+茹で戻し+流水洗浄):乾燥ひじき20gに対し600ccの水で30分浸けた後、水を切って、600ccの水に入れ、強火で沸騰するまで加熱、5分間沸騰させ、お湯を切って20秒流水洗浄 → 約9割低減

 

茹でこぼしでは大半の無機ヒ素を低減させているので体への害も少なくなるかと考えられます。

野菜などの場合、茹でたり加熱したりすることで栄養成分が流れ出てしまうことが多いのですが、ヒ素を低減させるために茹でこぼしを行っても、鉄分は7割以上、カルシウムはほぼ変動なし、食物繊維は8割以上と栄養成分が多く残ったままであるということがわかっています。

 

一日に摂ってもいいひじきの量

FAO/WHO合同食品添加物専門家会議で定められた一週間に摂っても体に害がないと言われる数値があります【15㎍/kg/体重/週】

わかりづらいので無視してもらってもいいですが、厚生労働省が上記をもとに算出した一日に摂ってもいいひじきの量は体重50kgの人の場合、乾燥ひじき4.7gです。(乾燥ひじき4.7g:ひじきの煮物の小鉢約1/2杯)

実際のところ日本人のひじきの摂取量は一日に0.9gという数値であるため、普通の食生活を送っていれば、体への害は起きづらいと考えられます。

 

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ひじきに含まれる栄養は?

ヒ素について説明してきたのでなかなか手を出しづらいところですが、実は栄養もたくさん含まれているので、決められた量以上を摂らなければ体に嬉しい効果が得られます。

カルシウム

海藻にはカルシウムが多く含まれていることは知られていることですが、他の海藻と比べてもひじきは群を抜いてカルシウムの含有量が多いのです。

カルシウムには他のミネラルとともに歯や骨の形成、骨粗鬆症の予防だけではなく、イライラを鎮める、興奮や緊張の緩和などの生理機能を調整し気持ちを安定させる働きがあります。

 

食物繊維

ひじきには水溶性食物繊維が多く含まれています。

腸内に存在する善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることから便秘解消につながります。

また、あまり知られていませんがコレステロールの吸収を抑える、血糖値の急上昇を抑える働きもあることから動脈硬化、糖尿病や肥満の予防に役立つと考えられています。

 

鉄分

鉄分はヘモグロビンの成分で貧血を予防する成分ということは有名ですが、他にも酸素を体のいたるところへ運ぶ働きがあります。

タンパク質やビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなります。

 

ヨウ素

新陳代謝を活発にする働きがあります。

子供に大切な栄養で体や脳の成長を補助し、発育に必要な栄養です。

他にも心臓の働き、血圧を調節する働きや、コレステロール、中性脂肪を低下させる働きもあります。

 

タンニン

タンニンには抗酸化作用があることからシミ・くすみの予防、美白にも期待ができます。

他にも抗酸化作用はコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化が原因で起こる病気(心筋梗塞などの心疾患、くも膜下出血などの脳疾患)を予防する働きもあります。

また、収れん作用もあり、腸の粘膜を刺激し腸を引き締める作用があることから下痢の改善にも有効です。

 

 

ひじきの食べ過ぎに関するまとめ

ひじきにはヒ素が含まれていて、ヒ素の中でも無機ヒ素が悪影響だということがわかりました。

低減させずに摂取することで体に害があり、健康を損なうということが考えられます。

症状はさまざまですが、毒性が強く急性的・慢性的どちらの中毒でも癌や死亡など重度の症状が見られるのでひじきを食べるときには下処理をしっかり行うことが必要になります。

水戻しだけをして調理にかかる人が大半だと思いますが、無機ヒ素を極力低減したいので茹でこぼし(水戻し+茹で戻し+流水洗浄)をすることで約9割低減させることができるので是非実践してください。

無機ヒ素という害のある成分が含まれているということで神経質になりがちですが、ひじきを丼に山盛り食べるなど変わった食べ方をしない限り、体への害は考えづらいと思います。

適量であれば、ダイエットにも力を発揮する優れた食べ物で、栄養も豊富ですので敬遠せずに摂取していきましょう。

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