昆布茶の効能とは?飲み過ぎるとどんな害や影響があるの?





冬のホッと一息の時間に昆布茶を飲む人も多いかと思います。

温まりますし、昆布の香りも良く、おいしいですよね。

昆布茶を飲むと体に嬉しい効能が得られるのをご存知でしたか?

昆布は昔から長い年月食事に利用されているのには、きっと健康に良いとされる成分が入っているに違いありません。

ですが、飲み過ぎは体に良くないようで、体に害があるとも言われています。

今回は『昆布茶の効能と飲み過ぎによって受ける影響について』紹介していきます。

 

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昆布茶について

昆布茶と言えば一般的には昆布の粉末にうまみ調味料や食塩などで味付けされているものを指します。

「茶」とは言いますが、食事の後で飲むお茶とは違って昆布茶自体が調味料として料理に使われたり、時短料理に活躍したりして嬉しいアイテムですよね。

今回紹介する昆布茶はうまみ調味料など添加物の入っていないものを指し、昆布を乾燥させて刻んだものか粉末にしたものにお湯を注いで飲む昆布茶について紹介していきます。

 

昆布茶から得られる効能は?

昆布茶のもと、昆布からどのような効能が得られるのでしょうか。

昆布には食物繊維、ミネラル、ビタミン、アミノ酸などの栄養成分が多く含まれています。

 

食物繊維について

アルギン酸

塩分を多く摂ると血圧が上昇するということは有名な話ですが、アルギン酸には血圧を下げる働きがあります。

アルギン酸カリウムという成分(アルギン酸がカリウムと結びついたもの)を食事の時など他の食べ物と一緒に摂ることで効果に期待ができます。

胃の中に入ったアルギン酸カリウムは胃酸でカリウムを分離したのち、腸の中で一緒に摂った他の食べ物のナトリウムイオンと結びつき体の外へ排出し、分離したカリウムはカリウムイオンになり腸から血管へと場所を変え、血液中のナトリウムを排出します。

また、食事の時などに他の食べ物とアルギン酸ナトリウムを一緒に摂ることで消化酵素の働きが高まり、消化促進につながります。

 

フコイダン

フコイダンはヘパリンと似た作用があるとされています。

ヘパリンは血栓を形成させない作用(血液凝固阻止剤)があり、その分子の中には硫酸基というものが含まれています。

[硫酸基:劇薬の硫酸のもとになるもので単体の場合は無害な成分。特徴としてネバネバを作り出すということがあげられる。胃の中にも硫酸基は存在していて、胃酸から胃を守っている。]

血液凝固阻止剤には硫酸基が大きく関わっていると考えられていて、フコイダンにも硫酸基が多く含まれていて強い作用があります。

このことからヘパリンと同じ、もしくはそれ以上の効果が得られると考えられています。

また、免疫細胞の活性化、アポトーシス(癌細胞を自滅させる作用)、癌細胞の成長にあたっての血管形成を抑制するなど、癌の予防に期待ができます。

 

食物繊維としての働き

便秘解消:食物繊維は善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。

善玉菌から産み出される有機酸が腸壁を刺激し、便通が良くなると言われています。

肥満防止:食物繊維を多く含む食べ物を摂ることでよく噛んで飲み込むということが自然に起こります。

そうすることで消化液の分泌が増加、食物繊維は水分を含み膨張し、満腹感が得られる他過食を抑える効果があります。

コレステロールの低下:水溶性食物繊維は腸内で糖質・脂質の吸収を抑制し、余分な脂肪やコレステロールを蓄積しにくくします。

胆汁酸(コレステロールを体に戻そうと働く)を抑制し、便から排出させる働きをします。

血糖値の上昇を抑える:食物繊維を常習的に摂っていることでインスリン(膵臓から出る体内ホルモン、血糖値を下げる働きがある)の感受性が高まり、糖質・脂質の代謝を向上させ、末梢神経でグルコース(脳や体を動かすエネルギー源)の代謝を高める働きがあります。

ビタミン不足の予防:ビタミンB群は腸内で合成されるのですが、必要な腸内細菌を増殖させて合成しやすい環境を整えます。

胆石の予防:胆石の原因は二種類[コレステロール系][ビリルビン系]に分けられます。

先程コレステロールの低下で説明したようにコレステロールを吸収抑制、排泄を促すことから胆石の可能性を低くします。

 

 

アミノ酸について

グルタミン酸

うま味成分であるグルタミン酸は塩分摂取量を気にしている人の食事に役立ちます。

うま味成分が多く含まれているので減塩してもおいしく食べられます。

ちなみに相乗効果でかつおだしなどと合わせることで更においしく食べられます。

また、胃腸の働きを良くして食べ過ぎを抑える働きもあります。

 

ラミニン

一時的に血圧を下げる働きがあります。

ただこれは一時的な効果であって、時間が経つと戻ってしまいます。

ですが、先程アルギン酸が血圧を下げる働きがあると紹介しました。

日常的に昆布茶を飲むことでラミニンとアルギン酸が作用しあって血圧を正常値に近づけてくれるのではないかと考えられています。

 

 

ミネラルについて

ミネラル[カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなど]

私達の体を構成したり、体調を安定させたりする必要不可欠な栄養成分です。

昆布には牛乳の約23倍ものミネラルが含まれています。

 

ヨウ素

ヨウ素には新陳代謝を活発にする働きがあり、甲状腺ホルモンでコントロールされています。

ヨウ素は大半が甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンの生合成を補助します。

子供にも大切な成分で、体や脳の成長を助ける働きがあります。

 

 

ビタミンについて

ビタミンB群

昆布にはビタミンB1やB2が多く含まれています。

B1で牛乳の約16倍、B2で牛乳の約3倍の量になります。

ビタミンB群には疲労回復の働きがあります。

 

ビタミンK

ビタミンKは出血時に止血に働く因子を活発にします。

骨を健康に保つのにも大切な成分で、骨のタンパク質を活性化、骨を成長にもかかせない成分です。

また、血管を健康に保つのにも役立っています。

 

 

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昆布茶の飲み過ぎで体に害?

昆布茶(昆布)には多くの栄養成分が含まれていたのでたくさん飲んでその効果を手に入れたいところですよね。

ですが、先程紹介した「ヨウ素」を摂り過ぎると体に悪影響になってしまいます。

ヨウ素は昆布だけではなく、海藻類や魚介類に多く含まれています。

これらの食べ物を一回の食事で多く摂ったとしても一時的なものであれば不必要なヨウ素は尿と一緒に排泄されます。

また、甲状腺ホルモンがたくさん作られるということもありません。

ですが、便秘予防やダイエットのために昆布にわかめ、ひじきにもずく・・などとヨウ素を含む食べ物を毎日習慣にして食べることで、ヨウ素の過剰摂取の可能性が出てきます。

どのような症状が出るかと言うと、一時的に甲状腺ホルモンを作る機能がストップしてしまいます。

通常であればその機能は再び動き出しますが、甲状腺に以上のある人は障害が起こってしまい、「甲状腺機能低下症」を発症してしまうことがあります。

症状はむくみ、倦怠感、便秘、体重増加などで酷い場合ですと甲状腺腫になってしまいます。

 

ヨウ素の一日の摂取量の上限は?

健康を維持するために必要な量は130マイクログラムと定められています。

ですが、現状私達の食事からの摂取量は約1000~3000マイクログラムと言われていて、不足することはないようで必要な量は満たしています。

健康を損なわないための上限は18歳以上の男女ともに3000マイクログラムと決められています。

現状の私達の摂取量のことを考えると、ヨウ素の摂取には気を付けたいところです。

ちなみに昆布1食分(4㎝角1g)は1590マイクログラムのヨウ素が含まれています。

 

昆布茶の効能と飲み過ぎに関するまとめ

昆布には栄養成分が多く含まれていて、たくさんの効能が得られることがわかりました。

・血圧を下げる  ・消化促進  ・血液凝固阻止  ・癌の予防  ・便秘解消

・肥満防止  ・コレステロールの低下  ・血糖値を抑える  ・ビタミン不足の予防

・胆石の予防  ・減塩の食事の補助  ・新陳代謝を活発にする  ・体や脳の成長

・疲労回復  ・止血を助ける  ・骨と血管を健康に保つ

など、多くの効能から昆布茶(昆布)は栄養の宝庫と言えるでしょう。

昆布茶の飲み過ぎに関しては通常の範囲なら問題はありません。

注意すべきは長期間、連日大量に飲み続けることです。

甲状腺に異常が起きてしまう可能性があるので、ヨウ素が体外に排出されるように間隔をあけて飲むなど、他のヨウ素を含む食べ物も摂取には十分に注意することを心がけておきましょう。

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