寒い季節だけでなく、暑い中でも滝のような汗を流しながら食べるのが贅沢な鍋。
鍋にもいろんな種類があって、北海道では石狩鍋が特に有名です。
石狩鍋によく似た料理といえば三平汁ですが、具体的にどんなところに違いがあるのかいまいちピンときません。
石狩鍋と三平汁の違いを理解すれば、レシピも簡単にわかりますね!
また石狩鍋や三平汁の由来についても、ぜひチェックしていきましょう。
そこで今回は『石狩鍋と三平汁の違いについて、北海道の郷土料理のレシピや由来について』を詳しくご紹介していきます。
石狩鍋と三平汁の違いとは?
石狩鍋も三平汁もゴロゴロとした根菜とともに、ぶつ切りにした鮭が入っている汁物の料理です。
見るからに栄養もたっぷり含まれてそうで、具材も魚なのでヘルシーですよね。
ぱっと見同じような料理に見える石狩鍋と三平汁ですが、実はよく見るとスープの色に違いがあります。
石狩鍋は味噌仕立てのつゆで野菜を見込みますが、三平汁は塩味ベースなんですね。
具材がほぼ同じでも、スープの味が違うと全然違った風味を楽しめます。
もうひとつ決定的に違うポイントが、石狩鍋と三平汁に欠かせない鮭です。
鮭は石狩鍋には生鮭の切り身を入れるのに対し、三平汁では鮭の塩漬けといった加工品を使用します。
どちらかといえば石狩鍋はメインで食べる料理、三平汁は汁物という位置付けになることが多いです。
石狩鍋と三平汁は北海道の郷土料理!
北海道の郷土料理といえば、何を思い浮かべますか?
ジンギスカンやちゃんちゃん焼きなども有名ですが、同じくらい認知度が高いのが石狩鍋です。
寒い地域ならではの料理で、冬に食べれば体の芯まで温まります。
さらに栄養もたくさんとれることから、風邪を引きやすい時期もピッタリですね。
石狩鍋と同じく北海道の郷土料理である三平汁、 こちらの由来も気になるところです。
諸説ありますが三平汁はその名前の通り、漁師である齋藤三平さんが作った事が由来と言われています。
また石狩鍋も三平汁も、もともとはアイヌ民族がルーツになっているとの説もあるのです。
アイヌ民族にとって鮭は神聖な魚で、鮭の保存食を作っていた過程で誕生したとも考えられています。
石狩鍋と三平汁の似た部分とは?
石狩鍋と三平汁の似たところは、メインの具材が魚という点です。
基本の出汁は昆布でとり、野菜を根菜中心にたっぷりと入れます。
どちらも北海道の郷土料理なので、寒い時期に最適な料理だと言えるでしょう。
石狩鍋も三平汁も鮭だけしか使えないのかと思いがちですが、実はタラやホッケなどの淡白な魚を使うこともあります。
子供からお年寄りまで食べやすい、親しみ深い料理ということは間違いありませんね。
石狩鍋と三平汁のレシピとは?
石狩鍋も三平汁も、レシピは簡単なので誰でも作れます。
基本的に野菜や魚を切って煮込むだけなので、料理初心者でも安心ですね。
石狩鍋は昆布でとったダシ汁の中に野菜や鮭などの魚を入れて煮込み、味噌を溶かし入れて味付けします。
最後に粉山椒を振ってちょっと大人な味に仕上げるのが、本場北海道の味です。
三平汁は昆布ダシではあるものの、基本的に塩漬けの鮭の塩味なので目立った味付けは必要ありません。
魚の塩味を生かしつつ、物足りない部分だけ少し調節する感じですね。
どちらも簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
石狩鍋と三平汁の違いまとめ
石狩鍋と三平汁の違いについて、北海道の郷土料理のレシピや由来を詳しくご紹介してきました。
石狩鍋も三平汁も、野菜とともに鮭などの魚を入れた煮込み料理です。
ただ石狩鍋は生鮭、三平汁は塩漬け鮭を使用するという違いがあります。
味付けも石狩鍋は味噌味、三平汁は塩味です。
北海道の郷土料理ということで、アイヌ民族がルーツという説もあるくらいなんですね。
レシピも簡単で料理初心者でも作れるので、ぜひ寒い日に限らずチャレンジしてみてくださいね。
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