生で食べたことはないけど、味は良く知られている果物のひとつにライチがあります。
そもそもライチはなかなかお店で売っていることがないので、見つけた時はたくさん買ってしまう人が多いですよね。
そんな時ライチを食べ過ぎてしまうと、実は体に悪いので注意する必要があるのです。
これはライチに毒性があるから、食べ過ぎると良くないのでしょうか?
そこで今回は『ライチの食べ過ぎは体に悪いので注意ということで、毒性はあるのか』を詳しくご紹介します。
ライチの食べ過ぎは体に悪い?
ライチは日本では生の果物としてはまだまだ馴染みがないですが、台湾では7月の頭のみ食べられる果物として有名です。
いたるところで販売されており、この時期だけはライチを食べ過ぎてしまう人も多くなります。
日本では冷凍が主流のため、生のみずみずしいジューシーなライチはびっくりするほど美味しいです。
そのためライチを1粒食べると、もうひとつと次々止まらなくなって食べ過ぎてしまいます。
しかし実は台湾ではライチを食べ過ぎると体に悪いので注意した方が良い、と言われることが多いです。
体に悪いとはどういったことなのかというと、どうやら「ライチ病」と言われる症状に見舞われるらしいのです。
ライチという比較的小粒の果物の食べ過ぎで、注意が必要なレベルとは…。
一体どのくらいの量から注意しなければならないのか、次の項目で詳しく見ていきましょう。
ライチの食べ過ぎの量と体に悪い理由
ライチは一度にどのくらいの量からが食べ過ぎになるのかというと、1日5粒程度といわれています。
しかしたった5粒では少ない!と感じてしまいますよね。
しかしどうしてライチは少しだけしか食べられなくて、食べ過ぎ注意と言われてしまうのでしょうか。
その理由はライチが「熱性の強い果物」であるからといわれています。
つまり熱性のものを食べ過ぎると体が一時的に風邪をひいて熱を出したのと同じような状態になるのです。
そのことから鼻血やのぼせ、イライラや吹き出物、喉の炎症などが起こってしまうんですね。
これはチョコレート(カカオ)を食べ過ぎて鼻血が出やすくなるのと、同じようなメカニズムです。
そのためライチは1歳未満の赤ちゃんには与えない方が良いとされ、時には5歳未満にも食べさせない方が良いとも言われます。
大人でも10粒以上食べると体に悪いと伝えられ、ライチの食べ過ぎには注意しなければならない風潮があるのです。
ライチの食べ過ぎ注意!毒性はある?
ライチを食べ過ぎると様々な症状が出ることから体に悪いと伝えられていますが、毒性はあるのでしょうか。
ライチは単に性質が熱性というだけで、毒性があるから体に悪いわけではないのです。
食べ過ぎることで体に熱がこもることで体調不良を引き起こすので、毒性により死亡するなどということはありません。
むしろそれくらいの毒性があれば食べている時点で気づくと思われるので、症状は一過性で終わることがほとんどです。
ただやはりライチを食べ過ぎた場合には翌日だるさで起きられなかったり、鼻血が大量に出たりするなど体調不良を訴えることが多くなります。
台湾の人たちが「ライチ病」として恐れるのも、なんとなくわかる気がします。
それを知らずにライチを食べ過ぎてしまうのが一番怖いので、食べ過ぎは体に悪いということは頭に入れておかなければなりませんね。
ライチは食べ過ぎなければ美容にも良い!
ライチに含まれるポリフェノールの「ロイコシアニジン」は、シミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあります。
またコラーゲンの生成をサポートするビタミンCもたっぷり含まれているので、美肌には最適です。
どうやらあの三代美人の楊貴妃も、ライチを好んで食べていたとか。
またカリウムがむくみを解消してくれるので、女性にはより嬉しいですよね。
ライチには葉酸が豊富に含まれるので、妊娠中や授乳中の女性にとっても最適です。
ライチは甘酸っぱくてさっぱりしているので、つわりの時も食べやすそうですね。
ライチの食べ過ぎは毒性はないものの体に悪いので注意が必要ですが、栄養も含まれていることを覚えておきましょう。
ライチの食べ過ぎに関するまとめ
ライチの食べ過ぎは体に悪いので注意ということで、毒性はあるのかをご紹介してきました。
ライチは南国の果物で熱性の性質を持つため、食べ過ぎると熱が体にこもって様々な体調不良を引き起こします。
そのためライチ病と言われて、毒性はないものの体に悪いと伝えられているのです。
ライチは1日5粒までなら食べ過ぎにならず、安全となります。
ビタミンCや葉酸、ポリフェノールなどが豊富に含まれるため、美肌にも効果的です。
美味しいライチの食べ過ぎには注意して、栄養を効果的に摂取していきましょう。
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