そぼろやハンバーグなど、和洋中と使い道がたくさんあるひき肉。
牛豚の合挽きから鶏モモなどさまざまなひき肉がありますが、どれも共通して言えるのが消費期限が短いということです。
そのため買った当日や翌日には調理しないと、すぐに消費期限切れになってしまいます。
そこで気になるのが、ひき肉を長持ちさせるための保存方法です。
長持ちさせる保存の方法で一番に思い付くのが冷凍ですが、ひき肉の場合解凍のやり方もコツが要りそうですよね。
今回は『ひき肉の消費期限が短いと困っている人に向けて長く保存する方法、冷凍のやり方、解凍方法について』を詳しくご紹介していきます。
ひき肉の消費期限が短いのはなぜ?
塊肉や切り落としなどひき肉の他にもさまざまな肉のタイプがありますが、特にひき肉の場合は消費期限が短いと感じますよね。
中には買ってから次の日までに食べないと消費期限切れになってしまう!といったものまであります。
でもどうしてひき肉はほかの形状の肉に比べて、消費期限が短いのでしょうか?
それはズバリ、肉の表面積に空気が多く付着してしまうためです!
塊肉などは露出している部分にしか空気は触れませんが、ひき肉は細かく肉をミンチにしているので空気が触れる部分が多いのです。
空気に触れるのがどうして良くないのかというと…実は綺麗に見える空気には、目に見えない雑菌がたくさん含まれているんですね。
雑菌に触れるとそれだけ肉が傷みやすくなるため、消費期限も短くなります。
肉が加工されてから2〜3日というのも、空気に触れる量を考えると納得がいきますね。
ひき肉は生のままと炒めた後どちらが保存しやすい?
ひき肉を保存するときに迷うのが、生のままか炒めた後の状態で冷蔵庫に入れておくかという点です。
ひき肉は消費期限が短いため、冷蔵庫で3日も保存することは難しいです。
かといって炒めた後のひき肉を冷蔵庫に入れたとしても、最低でも2日以内には使いたいですよね。
そんな時は、炒めた後のひき肉を冷凍してしまいましょう!
炒めることで肉の臭さやドリップが出ることを防げて、より料理にも使いやすくなるのです。
ひき肉を美味しく冷凍保存する方法については、次の項目で詳しく説明していきますね!
ひき肉を美味しく冷凍保存する方法
冷凍するとどうしても味が落ちてしまうので、どのように保存すれば良いのか悩んでいる人も多いですよね。
ひき肉はドリップが出て生臭くなることを防ぐため、基本的に炒めてから冷凍します。
まずはひき肉を少なめの油で炒めて、塩胡椒を振って下味をつけておきましょう。
粗熱が取れたらフリーザーバッグに入れて、使う分を小分けにして平らにしていきます。
合挽き肉や牛ひき肉の場合は脂が出やすいので、フリーザーバッグに入れる際は脂をこしながら肉だけを入れると良いでしょう。
フリーザーバッグに入れてからは平らにならしながら空気を抜いて、急速冷凍するためにアルミホイルを巻いて冷凍庫に入れます。
ひき肉を美味しく調理するための解凍方法
冷凍したひき肉を美味しく調理するには、フリーザーバッグを湯せんにかけて中の肉を凍ったまま取り出します。
フライパンの中に肉の塊を入れ、料理酒を入れてから蓋をしてゆっくり火を通していきましょう。
ひき肉がだんだんほぐれてくるので、ポロポロになってきたら好きな味付けをしていきます。
下味の塩胡椒と酒だけならば洋風でも和風でも影響を受けないので、ミートソースでも肉じゃがでも好きにアレンジができますよ!
電子レンジの解凍機能などを使うと焦げてしまう可能性があるので、できればフライパンでゆっくり蒸しながら火を通すのがお勧めです。
ひき肉の消費期限や冷凍保存まとめ
ひき肉の消費期限が短いと困っている人に向けて長く保存する方法や冷凍のやり方、解凍方法を詳しくご紹介してきました。
ひき肉は他の形状の肉に比べて空気に触れている表面積が多いため、雑菌に触れやすくなります。
そのため消費期限が短いので、なるべく早く使う必要があるのです。
すぐに使う予定がない場合には冷凍保存がお勧めで、生のままよりも炒めてから冷凍した方が解凍してからの調理も簡単に美味しく出来上がります。
フライパンに酒を入れてゆっくり火を通しながらほぐして、好きな料理に使っていきましょう。
消費期限が短くて扱いづらいイメージもあるひき肉ですが、実は冷凍保存がしやすい食材なんですね。
ぜひ使いやすいよう小分けにして、無駄のないようにしていきましょう!
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