カルパスの食べ過ぎの危険性とは?ダイエットや筋トレに良いと言われるけど





子供のおやつ、お酒のおつまみとして駄菓子屋やスーパーなどで購入できるカルパスはスパイシーな味がクセになります。

その味は何度も手が伸びてしまうおいしさで、食べ過ぎてしまうこともしばしば・・。

しかし、カルパスの食べ過ぎは危険性があるとされています。

子供のおやつとしても食べられているので何が危険なのか心配です。

その一方でダイエットや筋トレに効果的だとも言われていますが、イメージからダイエットや筋トレと結びつきにくく本当なのか気になりますよね。

今回は『カルパスの食べ過ぎの危険性とは?ダイエットや筋トレに良いと言われるけど』をテーマに紹介します。

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カルパスについて

カルパスはロシア発祥の食べ物で、ソーセージを意味する「カルバーサ」という言葉が語源です。

よく似た食べ物にサラミがありますが、使われる肉が牛肉と豚肉のみを使用して作られているのに対し、カルパスに使われる肉は牛肉と豚肉以外にも鶏肉や羊肉を使用することもあります。

腸詰した肉を加熱してから乾燥したもので、水分量が35~55%と柔らかく仕上げたものを指し、セミドライソーセージに分類されます。

サラミの水分量は35%以下でドライソーセージに分類され、製造工程の違いから長期保存ができるとされています。

  

カルパスの食べ過ぎは危険なの?

つい食べ過ぎてしまいがちなカルパスにはどんな危険がひそんでいるのでしょうか。

カルパスはカロリーが高い

メーカーによって誤差はありますが、カルパスのカロリーは100gあたり470kcalとかなり高めになっています。

白飯のカロリーは100gあたり168kcal、茶碗一杯(160g)あたり269kcalで比較するとカルパスのカロリーが高いことがよくわかります。

一日の摂取カロリーの目安は運動量や年齢によって変わりますが、平均すると男性は2200kcal、女性は2000kcalとなっています。

バランスの良い食事から目安のカロリーが摂ることができればベストですが、脂質の多いカルパスを食べ過ぎるとバランスが崩れてしまいます。

カロリーを摂り過ぎると社会的な問題ともなっているメタボリックシンドロームや肥満につながり、これが基盤となっている人は糖尿病、脂質代謝異常、高血圧、脂肪肝などの病気を招く可能性が生じます。

 

塩分を多く含んでいる

カルパスを食べたことがある人は感じているでしょうが、味がしっかりしていますよね。

そこが繰り返し食べたくなるポイントでもあり、危険でもあります。

そのしっかりした味はスパイスでもありますが、塩分を多く含んでいることにあり、その量は100gあたり3.5gとなっています。

〈一日の塩分摂取量の目安〉

  • 厚生労働省の目標値…男性8g、女性7g
  • 高血圧学会の推奨値…6g未満
  • 腎臓病患者の目安…3~6g(程にすると良い)
  • 人工透析患者の目安…6g
  • 世界保健機関(WHO)の目標値…5g未満

 

私達日本人が摂る一日の塩分量が多いと問題視されていて、現状の平均値は男性11.1g女性9.4gとなっています。

一日の塩分量の目安を見てもらうとわかるように、カルパス100gに含まれる塩分量はとても多いのです。

「100gは食べ切れる量なのか」という疑問がわきませんか?

パンダのマークがカワイイ『おやつカルパス』は1本3.4gとサイズもカワイイですが、カルパスはカワイイサイズだけではなく、1本50gや60gという大きなサイズのカルパスも販売されているのです。

好きな人はその大きさのカルパスを2本、3本と食べ切ってしまいます。

ここで気を付けてほしいことは、塩分を摂り過ぎることが血圧を上げてしまうということと、他にもむくみの症状や喉が渇いてしまうなどの症状も出てしまいます。

ナトリウムの働きとしてカリウムと共に心臓を動かす(筋肉の収縮)ということがあげられ、心臓に信号が送られています。

塩分の摂り過ぎは信号の働きを乱して心臓の動きを不規則にし、不整脈や虚血性心疾患の原因ともなりかねません。

また、ナトリウムの排出に働く腎臓に負担がかかりすぎることから腎疾患の可能性も高まるので注意が必要です。

 

食品添加物は大丈夫なの?

カルパスは子供に人気のおやつでもあります。

親としてはカルパスに含まれる食品添加物が子供の体に影響をあたえないかということが心配になりますよね。

〈カルパスに含まれる食品添加物の一例〉

  • リン酸塩(Na・K)…血管を詰まらせる、骨を詰まらせる、腎臓に負担をかけるなど
  • ソルビン酸K…成長不順、腎臓肥大、発癌性など
  • 亜硝酸Na…毒性が強いとされる、発癌性など
  • pH調整剤…安全性が高いとされている(ポリリン酸を含む場合はリン酸塩と同様の危険性がある)

 

食品添加物には上記のような危険が及ぶものもあります。

これらの症状は食品添加物を摂り過ぎると問題であるとされ、一日に一度の加工肉摂取では問題はないとされています。

危険性を見れば怖くなってしまうこともあるはずですが、動物実験での安全性が確認されていること、使用基準が決められていることを考えればそこまで神経質になる必要はないようです。

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カルパスはダイエットや筋トレ向け?

カロリーが高いこともあるのでダイエットや筋トレとは縁遠いイメージがありますが、実際に使われていることはあるのでしょうか。

ダイエットへの効果について

カルパスはカロリーが高く、塩分も多く含まれているので食べ過ぎると健康を害してしまう恐れがあると紹介してきました。

しかし、カルパスは低糖質であること、高脂質であることがダイエットをしている人へのお助けアイテムとなることもあるのです。

「糖質制限ダイエット」は近年よく聞くダイエット方法です。

ダイエットをする中で間食をすることは失敗につながるイメージが定着していますが、糖質ダイエットをする中では糖質の低いものであれば間食してもよいと言われているのです。

しかもカルパスは高脂質で腹持ちのいい食べ物なので、空腹を満たすのにぴったり、食事と間食の量をコントロールしやすくなります。

このようにカルパスでダイエットを成功させた人もいますが、塩分を多く含むことから食欲増進につながる、むくみが出る、代謝が悪くなるなどの理由からダイエット向きではないという声もあがっているようです。

 

筋トレの効果について

筋トレには高タンパクな食べ物を摂ることが効果的だと言われています。

実はカルパス、低糖質でもありますが高タンパクでもあります。

タンパク質の一日あたりの摂取目安量の平均は男性80g、女性60gとされていますが、一度の食事で吸収できる量は20~30g程と上限があり、これ以上の摂取は無駄となってしまいます。

筋トレをするなどタンパク質を特に多く必要とする人は目安量の1.5~2倍を摂取することが望まれますが、一度の食事で高タンパクな食べ物をたくさん食べたからと言って全てを吸収できるわけではありません。

そこで有効となるタンパク質の摂り方が間食です。

カルパスの場合、一袋で30gのタンパク質を摂ることができるものもあり、間食の時間を決めて効率よく摂ると良いでしょう。

一例ですが、筋トレの1~2時間前、筋トレ直後30分以内、10時や3時のおやつの時間などを使って摂取目安量を摂りましょう。

  

カルパスの食べ過ぎに関するまとめ

カルパスはダイエットや筋トレに効果的ではありますが、やはり摂り過ぎは危険であるということでした。

これはカルパスのカロリーが高いことと塩分を多く含むことからで、食べ過ぎてしまうとあらゆる病気をまねいてしまいます。

また、食品添加物を含んでいるので、こどもも口にするという点からは親がセーブしてあげた方がいいのかもしれません。

しかし、使用基準も決められているので神経質になり過ぎないようにしましょう。

ダイエットや筋トレに向いていると言われているのはカルパスが低糖質、高脂質、高タンパクであることからです。

噛めば噛むほど旨味が出るおいしいカルパスですが、摂り過ぎには十分注意してくださいね。

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