おからといえば豆腐を作っている時に、ぎゅっと豆乳を絞った時にできる副産物です。
絞りかすなんていったら失礼!と思うくらいで、栄養も豊富な素晴らしい食材なんですよ。
おからはヘルシーなので普段から食べているという人も多いと思いますが、実は食べ過ぎると胃痛や下痢を起こす可能性があります。
せっかく体に良くて美味しく食べていたのに、食べ過ぎでそんな症状が出るとは…!
ではどうして、おからの食べ過ぎが原因で胃痛や下痢を起こすことがあるのでしょうか。
そこで今回は『おからの食べ過ぎに関して、胃痛や下痢を引き起こす原因について』ご紹介していきます。
おからは食べ過ぎなければ栄養豊富!
おからは豆腐を作る際に大豆を加工する時、豆乳とともにできます。
絞りかすだから栄養なんてそんなにないでしょう、と思っている人もいますが…実は逆なんです!
おからには非常に多くの食物繊維が含まれているため、女性にとって嬉しい食材です。
おから100gあたりの食物繊維含有量は11.5gと、なんとゴボウの2倍くらいにもなります。
おからに含まれる食物繊維は不溶性で、便のかさを増やして腸の動きを活発にする作用があるのです。
また食物繊維の他にも大豆を茹でた時よりも40%増のカルシウムが含まれており、栄養豊富なんですね。
おからにはオリゴ糖も含まれているため、腸内を善玉菌優勢の良い環境に整えてくれます。
ただ、おからの食物繊維が時に体調不良を引き起こすこともあるのです。
詳しくは次の項目で説明していきますね。
おからの食べ過ぎは胃痛や下痢の原因になる?
おからを食べ過ぎてしまうと、胃痛や下痢になることがあります。
健康に良いものを食べて体調不良になるのは、なんだか嫌な気持ちになりますよね。
おからには大量の食物繊維が含まれていますが、実は食物繊維のとりすぎが原因なのです。
おからに含まれる不溶性食物繊維の特徴が、消化しにくい性質を持つということ。
食べ過ぎると消化不良を引き起こし、胃痛が起きてしまいます。
胃で十分消化されなかったものは腸にそのまま運ばれてしまい、腸内の水分バランスを崩すのです。
そして腸の収縮が異常になり、下痢が起きてしまうのですね。
便秘を解消するためにおからの食物繊維を摂取しても、食べ過ぎによって逆効果になります。
また水溶性と不溶性、バランスよく食物繊維を摂取することが重要です。
おからの食べ過ぎで胃痛や下痢になった時の対処法
おからを食べ過ぎて胃痛や下痢になると、非常にブルーな気分になると思います。
おからの食べ過ぎによる症状は消化不良によるものなので、対処法としては消化を促す胃薬を飲むと良いでしょう。
効能に「食べ過ぎ」や「消化不良」などと表記のあるものを選べば、薬を飲んでしばらくすると治まってきます。
また右側を下にして、横向きでシムスの体勢をとって横になるのもおすすめです。
もし気持ちが悪い時には、枕などで状態を少し起こして横になると楽になります。
おからの食べ過ぎにならない摂取量とは?
おからを食べ過ぎないためには、1日の摂取量を守る必要があります。
目安がわかれば、その分ほかの食べ物で栄養を摂取することができますよね。
おからの1日あたりの摂取限度の目安は、50gです。
成人男性の食物繊維摂取目安量は1日20g、成人女性は18g以上となっています。
おからを50g食べれば、食物繊維は5〜6gほど摂取できる計算になります。
目安量の残り半分はバランスよく食べていればほかの食べ物から摂取できるので、おからだけから食物繊維をとらないよう気をつけましょう。
おからの食べ過ぎに関するまとめ
おからの食べ過ぎに関して、胃痛や下痢を引き起こす原因についてご紹介してきました。
おからは食物繊維や大豆由来カルシウムを豊富に含み、女性には嬉しい食べ物です。
しかし、食べ過ぎると不溶性食物繊維のとりすぎが原因で消化不良を起こし、胃痛や下痢になってしまいます。
胃痛や下痢になった時には消化を促す胃薬を飲むと、少し症状が軽減してきます。
おからの1日あたりの摂取量は約50gで、1日分の食物繊維の半分くらいを摂取する計算になるのです。
おからは食べ過ぎなければ栄養が豊富で、体に良い食べ物です。
摂取量に気をつけて、体に悪影響が出ないようにしたいですね。
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