秋になると店頭に並ぶことの多い梨、シャリシャリしてとても美味しいですよね。
フルーツの中でも「和」のイメージが強い梨ですが、水分が多いので意外とたくさん食べられてしまいます。
しかし梨を食べ過ぎると、実は下痢や腹痛の原因になるといわれているのです。
どうして梨の食べ過ぎで、下痢や腹痛が起こることがあるのでしょうか。
そこで今回は『梨の食べ過ぎで下痢や腹痛に襲われる原因とは何なのか』について詳しくご紹介していきます。
梨の食べ過ぎで下痢になる原因とは?
梨の食べ過ぎが下痢になる原因とは、一体何なのでしょうか。
実は梨のシャリっとした食感は食物繊維に似た作用をもつ「石細胞」というものなのです。
これにより大量に食べ過ぎると消化しにくく、下痢を引き起こす原因になるのですね。
また糖分のソルビトールの大量摂取が下痢を起こしやすくなり、さらに水分の多さで体が冷えて下痢になることもあります。
胃腸が弱く体を冷やしやすい人は、特に梨を食べ過ぎたことでお腹を下しやすいようです。
梨を食べ過ぎることで下痢になる原因は、実はたくさんあったのですね。
梨の食べ過ぎで下痢をしたときは、お腹を温めるようにして消化の良いものを食べながら胃腸を休ませましょう。
梨の食べ過ぎで腹痛が起こる原因とは?
梨を食べ過ぎると、腹痛が起こる可能性があります。
これは下痢が起こることで、それに関連して腹痛が起こることが原因として第一に挙げられます。
また食べ過ぎによって胃腸に負担がかかり、腹痛や胃痛が起こることもあるのです。
梨などのフルーツは多少食べ過ぎてもそこまで負担にはならないイメージですが、他な食べ物と同じように体に負担になるわけですね。
梨の食べ過ぎで腹痛が起きたときは、消化を促進する胃腸薬を飲んで休むのが良いでしょう。
下痢の時と同じように、お腹を温めることで腹痛が和らぐ場合があります。
梨の食べ過ぎでトイレが近くなる?
梨を食べ過ぎると、いつもよりトイレが近くなると感じる人が多いようです。
これは梨に含まれる水分が原因で、自分で意識しているよりもたくさん水分を取り入れることでトイレが近くなってしまうのですね。
ただこれは逆に応用することもでき、膀胱炎などになったときには利尿作用から細菌を尿とともに排出しやすくなります。
ただなかなかトイレにいけない時などは、梨の食べ過ぎはあまり勧められません。
家にいるなどでいつでもトイレに行けるなら、多少食べ過ぎても問題はないでしょう。
便秘の人も水分不足になりがちなので、対処法として梨をたくさん食べることも効果的になります。
美味しく水分補給ができるので、暑い日などのおやつに取り入れれば脱水も予防できますね。
梨の食べ過ぎはアレルギーの原因にもなる?
アレルギーといえば卵や乳製品などが一番に思いつきますが、意外とフルーツによるアレルギーも多いのです。
梨もその中のひとつで、食べ過ぎなくても少し口に含んだだけで刺激を感じることがあります。
また蕁麻疹ができたり、腹痛や吐き気など気分が悪くなったりすることもあるのが特徴です。
梨を食べたことで花粉症のように鼻が詰まったり、咳が出ることもあります。
一見風邪かな?と勘違いしてしまいがちなのですが、もし梨を食べたタイミングでいつも具合が悪くなるときにはアレルギーを疑いましょう。
必要であれば血液検査などをおこなって、本当に梨アレルギーが原因なのかを調べてもらうと安心ですね。
特に子どもの場合は、初めて梨を与える時にはいつでも病院に行ける平日の午前中に食べさせると良いでしょう。
意外な食べ物からアレルギー症状が出ることがあるため、無害に思える梨でも慎重になった方が良いということになります。
梨の食べ過ぎに関するまとめ
梨の食べ過ぎで下痢や腹痛に襲われる原因とは何なのか、詳しくご紹介してきました。
梨の食べ過ぎで下痢や腹痛が起こるのは消化不良や水分の摂り過ぎ、そして体が冷えることが原因です。
また水分が多いということで、ほかに梨の食べ過ぎでトイレが近くなる症状もよくあります。
そして下痢や腹痛と関連して、梨によるアレルギー症状である可能性もゼロではありません。
梨アレルギーは食べ過ぎなくても起こる可能性があるので、少しでも体調がおかしいと感じたら食べるのをやめましょう。
梨は適量を美味しく食べて、季節を感じながら楽しみたいですね。
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