香りを嗅ぐとさわやかな気分になって、味わうと目が醒めるような酸味があるレモン。
レモネードやレモンティーをよく飲む人であればレモンはあっという間になくなりますが、意外と冷蔵庫の中でカビが生えやすい食べ物でもあります。
レモンは切ってしまうと長持ちしないので、長期保存の定番である冷凍保存をしたいですよね。
でも冷凍することで、風味が落ちるのでは?と心配している人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は『レモンは冷凍しても風味は落ちないのか、そして保存期間や美味しく使う方法について』詳しくご紹介していきます。
レモンは冷蔵庫でどのくらいもつの?
レモンの冷凍について知る前に、冷蔵庫に入れて保存した場合にはどのくらいもつのかを見ていきましょう。
レモンはバナナなどのように買ってきたら常温で保存しがちですが、実はこれは間違い。
レモンは低温での保存が適している果物で、10度以上の常温に置いていると悪くなりやすいのです。
そのため6〜8度の野菜室に入れておくのが、一番レモンを長持ちさせられるんですね。
レモンを切っていない状態で冷蔵庫に入れたら、約10日ほど保存ができます。
一方で輪切りやくし切りなどにしたレモンは切り口が空気に触れているため、長くは保存できません。
1〜2日で食べ切るようにしないと、カビが生えやすくなります。
丸ごと保存するときはキッチンペーパーでレモンをくるんで、切ったものを保存するときはラップでぴったりくるんで保存しましょう。
レモンは冷凍しても風味は落ちない?
レモンを冷凍すると風味が落ちてしまうのでは?と心配している人も多いと思います。
冷凍すると多くの食べ物は細胞が壊れてしまうので、食感が柔らかくなるなど風味が落ちてしまうのです。
レモンについては冷凍する際に余計な水分が付着していると、味が薄くなるなど風味に影響を与えます。
また冷凍した後に絞ると果汁が出やすくなるので、若干風味は落ちても扱いやすくなるというメリットがあるのです。
ただレモンを冷凍することで酸味がなくなるなど、致命的な風味の変化はありません。
レモンは冷凍した後でも、安心して使うことができるでしょう。
レモンの冷凍はどのようにおこなう?
レモンは冷凍保存することで1ヶ月くらいは日保ちさせることができるので、近いうちに使う予定がなければ冷凍をお勧めします。
自分の好きなタイミングで使うことができ、冷蔵保存とはまた違った楽しみ方ができるのがポイントです。
レモンを冷凍するときには、輪切りにして保存するのが一番使いやすいでしょう。
ラップを広げて輪切りにしたレモンを一枚ずつ並べ、さらに上から挟み込むようにラップをかけて空気を抜きます。
さらにその上からアルミホイルで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。
ちなみにレモン果汁のみを冷凍したい場合には、お弁当などに使うアルミカップに果汁を絞って入れて凍らせると簡単です。
アルミカップがない場合には製氷器を使うと簡単で均一な量のレモンキューブができます。
レモンの冷凍後の美味しい使い方
レモンを冷凍した後はどのように使えば良いのかというと、凍ったままの状態で活用します。
特に解凍の必要はないので、手軽に活用できるところが嬉しいですね。
輪切りのレモンは凍ったまま料理やはちみつレモン、シャーベットとして食べるのがお勧めです。
レモン果汁を冷凍したものは、凍ったままアイスティーなどにいれると手軽にレモンティーが楽しめます。
カルピスに入れると爽やかなレモンの酸味を同時に楽しめて、とても美味しくなるのでお勧めです。
溶けた冷凍レモンを再び冷凍することは、風味がかなり落ちてしまうのでお勧めしません。
冷凍後に使う場合は速やかに食べるようにして、再冷凍は避けましょう。
レモンの冷凍による風味の変化や保存まとめ
レモンは冷凍しても風味は落ちないのか、そして保存期間や美味しく使う方法について詳しくご紹介してきました。
レモンは冷蔵庫での保存だと10日ほどしか日持ちしませんが、冷凍ならば1ヶ月ほど保存できます。
冷凍すると風味が落ちる場合がありますが、水分をしっかり取って冷凍すればさほど気にする必要はありません。
冷凍したレモンはそのまま料理や飲み物に使えるので、簡単に活用ができます。
レモンをより長く保存して、好きな時に活用できるよう工夫していきましょう。
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