香り松茸、味しめじと言われるだけあって、どんな料理でも美味しく食べられるのがしめじです。
おそらくキノコの中でも、特にたくさん食べたことのある種類のひとつなのではないでしょうか。
和食にも洋食にもとても合うのと、小さめのキノコなのでパクパク食べやすいのが特徴です。
しかし食べやすいとなると、つい食べ過ぎてしまうのが心配ですよね。
しめじの食べ過ぎは、何か体に害が出ることはあるのでしょうか。
またしめじに含まれている栄養や、期待できる効能についても詳しく知りたいですよね。
そこで今回は『しめじの食べ過ぎで害はあるのか、栄養や効能について』ご紹介していきます。
しめじの食べ過ぎはビタミンDのとりすぎになる?
現代人は日光に当たらなくなったせいか、ビタミンDが不足しがちです。
しめじにはそんなビタミンDが豊富に含まれており、油炒めをすることでより吸収率が高まります。
しかしサプリメントなどで日頃からビタミンDを摂取している場合は、しめじを食べ過ぎると過剰摂取になってしまう可能性があります。
ビタミンDのとりすぎはカルシウムは骨から血液に溶け出してしまい、高カルシウム血症になってしまいます。
高カルシウム血症は主に消化器症状を引き起こすので、食べ過ぎには注意しましょう。
しめじの食べ過ぎは体に害がある?
しめじの食べ過ぎは、体に何か害を引き起こすことはあるのでしょうか。
しめじなどのキノコ類には、豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維というと便秘などの悩みを解消してくれる栄養素ですが、実は食べ過ぎると害になることがあるのです。
しめじに含まれているのは不溶性食物繊維で、便のかさを増やして腸のぜん動運動を促す働きがあります。
しかし、不溶性食物繊維を食べ過ぎると、腸がパンパンに張って腹痛や下痢を引き起こすことがあるのです。
食物繊維は水溶性とバランスをとりながら食べると良いので、害にならないように工夫したいですね。
もし、しめじを食べ過ぎてしまって腹痛などの害が起こった場合には、まず消化不良を助けるために太田胃散やキャベジンなどの胃薬を飲むことも大切です。
しめじの食べ過ぎ注意!栄養や効能とは?
しめじは食べ過ぎなければ、栄養や効能が豊富な健康的な食べ物なんです。
では具体的にどのような栄養や効能があるのか、順番にみていきましょう。
カルシウムの吸収をアップさせて、骨を丈夫にする働きがあります。
骨粗しょう症の予防や、成長期などに欠かせない栄養素です。
疲労回復に役立つ栄養素で、皮膚や粘膜を強くする働きもあります。
血管内に存在する過酸化脂質を抑制して、動脈硬化の予防をします。
精神を安定させる働きがあり、うつ病予防にも効果的です。
生活習慣病を予防する働きもあり、体にとって幅広い効能を持ちます。
しめじの栄養をアップさせる方法
しめじって、買ってきてすぐに食べないと水分が浮いてきたり、匂いが出やすかったりと冷蔵保存には向かないですよね。
そんな時は冷凍保存をするのがおすすめです。
冷凍保存は長く保存できるというだけではなく、しめじの旨味もアップするという特徴があるのです。
必須アミノ酸の一種である「リジン」がしめじの旨み成分ですが、冷凍すると閉じ込めていた組織が壊れて旨味が外に出やすくなります。
お店で買ってきたらそのまま石づきを取ってバラバラにしながら冷凍バッグに入れましょう。
冷凍により凝縮された栄養素や旨味成分がよりイキイキとしていて、そのまま使うよりも美味しくいただけます。
凍ったまま調理に使うだけなので、簡単に使える点も嬉しいポイントですよね。
しめじの食べ過ぎに関するまとめ
しめじの食べ過ぎで害はあるのか、栄養や効能についてご紹介してきました。
しめじは食べ過ぎたのと同時に、ビタミンDサプリを飲んでいると過剰摂取になるので注意する必要があります。
しめじは他に、食べ過ぎで消化不良から腹痛や下痢を起こすことも多いので気を付けましょう。
しめじは冷凍保存しておいた方が味もアップするので、工夫しながら食べていきましょう。
ビタミンD取り過ぎ注意、気をつけます。きのこ類も一日の摂取時の上限ありました。