煮ても焼いても、香りと風味が引き立つイカ。
そんなイカですが、海鮮焼きなどをした際は食べ過ぎてしまうことがよくあります。
また刺身などもほんのりとした甘みがあって、ついついたくさん食べてしまいますよね。
でもイカを食べ過ぎてしまうと、お腹が痛くなったり思わぬ病気を引き起こす可能性が高くなってしまうんです!
一見無害に思えるイカですが、食べ過ぎによってどのような病気のリスクが上がるのでしょうか?
そして、イカに含まれる栄養や効能とはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、『イカの食べ過ぎによって引き起こされる病気について』詳しく説明していきます。
イカの栄養や効能とは?
まず、イカにはどのような栄養や効能があるのかご紹介します。
イカの栄養で特質すべき栄養素といえば、「タウリン」です。
「タウリン」は、コレステロールの代謝を促し、血液をさらさらにしてくれる効果があるといわれています。
また心臓や肝臓の機能を向上させる、視力の回復を促す、インスリン分泌促進、高血圧の予防するなど、さまざまな効果があると言われています。
人の体内でもタウリンは生成されていますが、絶対量が少ないため、食品から摂取することが必要です。
イカの食べ過ぎが良くない理由とは?
イカの食べ過ぎが良くないと言われる理由は、消化があまり良い食べ物だと言えない点にあります。
イカを食べ過ぎるとお腹が痛くなったり、胃もたれがする人も多いのではないでしょうか?
特に病気などで消化能力が落ちているときは、イカを食べると具合が悪くなることもあります。
これはイカが繊維質の強い食べ物であるため、良く噛んで食べないとなかなか消化されないのが理由なのです。
ただ食べ物の食べ過ぎにありがちな、特定の栄養素の過剰摂取などはイカの場合当てはまらないので、その点では気にしなくても大丈夫です。
イカを食べる場合には良く噛んで、食べ過ぎないようにしましょう。
また生で食べる時には鮮度に気をつけて、清潔な場所で調理をするようにしてください。
また煮物などの味付けとして使われるイカのハラワタは、かなり新鮮なもの以外は使用しないようにしましょう。
イカの食べ過ぎで病気のリスクが上がる?
イカの食べ過ぎで、特定の病気のリスクが上がることはあるのでしょうか?
イカといえばご存知の通り魚介類で、塩っ気を多く含んでいます。
そのため1日に大量のイカを食べ過ぎると、塩分過多となって高血圧のリスクが上がる傾向にあるのです。
高血圧は命に関わるような病気を誘発してしまうので、塩分の多いイカを食べ過ぎないようにしてくださいね。
またイカは魚介類にありがちなプリン体を含む食材でもあります。
しかし余程の量を食べ過ぎない限り、痛風などの病気となるようなプリン体を摂取することはまず無いと言えるでしょう。
イカで痛風などの病気のリスクが上がることは考えにくいので、ほどほどの量を食べていれば問題はありません。
イカは1日どのくらいの量までなら食べ過ぎにならない?
イカには塩分が多く含まれていますが、日本における1日の塩分摂取目安量は7〜8gです。
しかしイカを1杯食べた場合、それだけで塩分を2gも摂取してしまい食べ過ぎになるのです。
こうなると他の食事と合わせた時に、明らかに塩分過多になってしまいます。
そのためイカは、1日にできれば半分くらいに抑えておくのが好ましいですね。
またスルメイカの丸干しなどの乾物は塩分が凝縮されているので、より食べる量に気をつけなければなりません。
食べ過ぎると高血圧などの病気を引き起こす可能性があるので、注意していきたいですね。
イカの食べ過ぎに関するまとめ
イカの食べ過ぎに注意したい理由と、引き起こされる可能性のある病気についてご紹介してきました。
イカは消化が良い食べ物ではないので、食べ過ぎてしまうとどうしても病気などで消化能力が落ちているときはお腹が痛くなりやすいです。
しかしよく噛んで食べることで、多少消化を良くすることができるのです。
またイカは塩分濃度が高いため、高血圧などの病気のリスクを上げる可能性があります。
1日に半分程度の量に抑えることで、塩分過多を防ぐことができます。
またイカは生で食べるよりも乾物の方が塩分濃度が高いので、食べ過ぎには注意していきましょう。
ついたくさん食べ過ぎてしまうイカですが、体に影響が出ない程度に抑えることが大切です。
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