ブリの食べ過ぎはどんな病気や害があるの?





照り焼き、ブリ大根、煮つけ、脂の乗ったブリの身は甘く、口に運べばその身は柔らかくくずれます。

刺身やお寿司などで食べれば身に弾力があり、違った食感も楽しめます。

ブリが白飯に合うおかずとなれば箸が進むこと間違いなしですよね。

しかし、ブリの食べ過ぎが病気や害を招くことをご存知でしたか?

青魚なので体にいいものだと思っている人も多いはずです。

詳しく紹介していきましょう。

今回は『ブリの食べ過ぎはどんな病気や害があるの?』がテーマです。

 

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ブリを食べ過ぎるとどうなる?

冒頭にも述べましたが、ブリは青魚なので体に良いはずなのですが、一体どのような影響があるのでしょう。

カロリーが高い:肥満につながる

ブリのカロリーは100gあたり257kcalと高く、スーパーなどで売ってい切り身を購入すると一切れあたりが200gほどあるものもあり、カロリーも倍の514kcalとかなりの高カロリーとなっています。

カロリーが高いものを食べ過ぎるとどのようなことになるか、皆さんもご存知だとは思いますが「太る」、そう、肥満につながってしまうのです。

消費カロリーよりも多く摂り過ぎたカロリーは肝臓や筋肉に蓄積されますが、その量には上限があります。

蓄積される量を超えてしまうと余ってしまい、脂肪へと変わってしまいます。

毎日の食事や間食が高カロリー気味の人は特に注意が必要となります。

その理由として脂肪を必要以上に蓄積してしまうからです。

必要以上に蓄積された脂肪は健康に害を及ぼす可能性があります。

肥満へとつながり、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を発症するリスクが高まります。

また、睡眠時無呼吸症候群、関節痛、月経異常などにもつながることもあるので注意が必要となります。

 

栄養成分が酸化しやすい:肌や細胞の老化につながる

ブリは青魚でDHAやEPAが含まれています。

本来、DHAは血流改善、脳の活性化、EPAは血流改善、血栓防止、抗炎症作用などに期待ができる栄養成分ではありますが、酸化しやすいということが欠点となります。

仮にブリの中で酸化したDHA、EPA(過酸化脂質)を摂取しても、大半は消化管での分解および還元で毒性は弱くなります。

しかし、食べ過ぎると一部が体に吸収されてしまい、活性酸素から受ける影響と同じ様なことが体内で起き、細胞が傷ついて体が酸化(病気や老化につながる)してしまいます。

過酸化脂質は体に存在する遺伝子と反応して分解や突然変異を起こし、肌や細胞の老化、動脈硬化、癌など多くの病気の原因となります。

DHAやEPAは現代人には不足しがちなので積極的に摂っていきたい栄養成分です。

そこで、ブリのようにDHAやEPAを含む食物を食べる場合には抗酸化作用のある栄養成分【β-カロチン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど】を含むものを一緒に摂ることと、できる限り新鮮なものを選ぶことをおすすめします。

 

ブリの食べ過ぎは水銀の影響はない?

自然界には食物連鎖というものがあります。

ブリは大きいもので1.5mにもなることがあり、食物連鎖の上位捕食者ともされていますが、メチル水銀の心配はないのでしょうか。

魚介類の場合、海中の水銀が微生物の働きによってメチル水銀に変化し、食物連鎖の上位捕食者(サメやメカジキなど)に多く蓄積されることがあります。

メチル水銀は水俣病の原因となった物質で、主に中枢神経に影響を与えます。

特に妊婦が摂取することで胎盤から胎児がメチル水銀を受け取ってしまうことが懸念されています。

水銀への感受性が高い胎児は中枢神経(脳)の成長に影響を受けることが考えられます。

厚生労働省が注意喚起を呼びかけている魚は次の魚となります。

キダイ・マカジキ・ユメカサゴ・ミナミマグロ(インドマグロ)・ヨシキリザメ・イシイルカ・クロムツ・キンメダイ・ツチクジラ・メカジキ・クロマグロ(本マグロ)・メバチマグロ・エッチュウバイガイ・マッコウクジラ・コビレゴンドウ・バンドウイルカ

以上の魚で、ブリは特に注意が必要ではないとされていて、キハダ・ビンナガ・メジマグロ・ツナ缶・サケ・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・カツオなどもこれに含まれます。

 

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ブリの期待できる効果は?

ブリにはDHAやEPAが多く含まれていて血流改善などに働くと述べてきましたが、他の栄養成分の期待できる効果はどのようなものでしょう。

ビタミンB群

ブリだけというわけではありませんが、青魚の特徴としてビタミンB群を多く含んでいます。

ビタミンB1、ビタミンB12は神経機能の正常な働き、ビタミンB6は神経伝達物質の合成など、脳神経系と関わりが深いビタミンです。

また、ビタミンBの仲間と言われているナイアシンに毛細血管拡張作用があることから脳神経系が正常に働く作用があり、相乗効果で脳神経系を健康に保ちます。

更にビタミンB群はエネルギーを作り出す、代謝に大きく関わっていて疲労回復や体力アップにも役立っています。

 

ナイアシン

ブリには一日の摂取目安量の半分以上ものナイアシンが含まれていて、その量は100g中9.5㎎です。

ナイアシンは補酵素として様々な働きをしています。

糖質、脂質、タンパク質からエネルギーを作り出す役割があり、これは皮膚と粘膜を健康に保つ働きにつながります。

また、脂肪酸、ステロイドホルモンの生合成や細胞分化など数々の反応に関与しています。

更にナイアシンを摂取することでアルコールの分解に働き、頭痛や吐き気などの二日酔いや悪酔いの予防にも期待ができます。

 

タウリン

個体によりことなりますが、ブリの血合いの部分に特に豊富なタウリンが含まれていて、多いもので670㎎ほどになります。

タウリンの持つホメオスタシス作用は体の持つ機能が働き過ぎてしまうことを抑制したり、機能が低下するようであれば改善の方向に持っていったりと私達の体が常に一定の仕組みの中でバランスが取れるように働いています。(ホメオスタシス=恒常性維持)

タウリンは肝臓の持つ脂肪の代謝、アルコールなどの解毒、胆汁分泌の補助的役割があり、肝細胞修復などにも働き、アルコールによる肝臓への負担を軽減することにも一役買っています。

また、コレステロールの抑制、血糖値を下げる、血圧を下げるなどの生活習慣病の予防にも期待がされている他、筋肉の収縮を高めることから心疾患の治療や気管支喘息にも有効とされています。

 

タンパク質

ブリは良質なタンパク質の持ち主です。

タンパク質は三大栄養素の一つ(他に炭水化物、脂質)で、私達の体を構成する筋肉、臓器、血液を作る主要な成分で、エネルギー源ともなっていて生きていく上では欠かすことのできない栄養素です。

ブリのタンパク質にはアミノ酸がバランスよく含まれていてアミノ酸スコアは100となっています。

体力アップや疲労回復に効果のあるバリン、ロイシン、イソロイシンも含まれています。

疲労物質の分解に働くアスパラギン酸は肝機能の低下により体内に蓄積されたアンモニアの排出にも役立つことから肝臓の負担を軽減させるとされています。

 

パルミトレイン酸

あまり聞きなれない栄養成分ですが、不飽和脂肪酸(オメガ7系)の一種です。

研究段階の栄養成分ではありますが、様々なことに有効であることが分かってきています。

インスリンの分泌を促進し、糖尿病の予防につながるということ、血管を弾力のある丈夫で健康なものにする作用があるため、血管の老化により起こる高血圧や脳血管疾患の予防に期待ができます。

病気の予防だけではなく女性に嬉しい保湿の役割もあり、天然の保湿クリームとも呼ばれているくらいで、摂取すること肌を健康に保つ働きに期待ができます。

 

ブリの食べ過ぎに関するまとめ

ブリの食べ過ぎはカロリーが高いことから肥満につながる恐れがあることと、ブリに含まれるDHA・EPAが酸化しやすいということから肌や細胞の老化の恐れがあることがわかりました。

肥満も老化も先には病気になる可能性があり、生活習慣病や癌のリスクが高まります。

懸念されるメチル水銀の害についてはマグロのような被害はなく安全に食べられることができる魚とされているので安心して食べて良いでしょう。

ブリはDHA・EPA以外にもビタミンB群、ナイアシン、タウリン、タンパク質、パルミトレイン酸などの栄養成分が豊富に含まれています。

食べ過ぎを避け、バランスの良い食事を摂ることができればブリからは体に良いとされる効果が多く得られます。

積極的に食事に摂り入れていきましょう。

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