タラの芽の食べ過ぎによる毒の症状はあるの?





少しホロ苦くて、天ぷらにすると絶品の山菜であるタラの芽。

フキノトウと同じく、よく食べられる山菜のひとつではないでしょうか。

たくさん採れると、天ぷらを大量に作って食べたくなりますが…タラの芽を食べ過ぎても大丈夫なのか気になります。

ウワサによるとタラの芽を食べ過ぎた場合、毒のような症状が出るという話があるのです。

タラの芽が大好きでつい食べ過ぎてしまう人からすれば、聞き捨てならないウワサですよね。

そこで今回は『タラの芽の食べ過ぎによる毒の症状はあるのか』について、その真偽について説明していきます。

 

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タラの芽は食べ過ぎると毒のような症状が出る?

タラの芽といえば、苦味があることで知られていますよね。

この苦味が良い味を出し、多くの人から親しまれているのです。

タラの芽は通常3〜5センチ程度の長さなら、ほろ苦いくらいで済みます。

しかしこれ以上長さが出てしまうようだと、苦味も増してしまうのです。

となるとこの苦味の原因が毒の症状を引き起こすもの?と気になってしまいますよね。

実はタラの芽の苦味は、アクによるものなのです。

そのためタラの芽に毒は含まれておらず、タラの芽に良く似たウルシの芽が毒を持っていたことから混同されたのではないかと言われています。

ウルシはアレルギー症状が起こりやすいことで有名なので、毒と勘違いされてきたのですね。

しかし実際にはウルシにもタラの芽自体には毒はありませんので、命に関わるような症状が出ることもないのです。

 

タラの芽の食べ過ぎても大丈夫!適切な食べ方は?

タラの芽は食べ過ぎたとしても、毒などはないので安心して食べられます。

ではタラの芽のホロ苦さを残しつつ美味しく食べるためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

まずは沸騰したお湯に塩を入れて、サッと茹でて灰汁抜きをします。

少しだけ茹でることで苦味のもとであるアクが少量抜けるので、苦さを残しつつ美味しく食べられるのです。

反対に茹で過ぎてしまうと、美味しさも食感も残念な感じになってしまうので注意しましょう。

茹で上がったタラの芽は冷水で熱を取ってからそのままいただいたり、天ぷらにするととても美味しいです。

腹痛が起きるくらい食べ過ぎるのは問題ですが、少し食べ過ぎた程度なら大丈夫です。

季節の味覚を堪能しましょう。

 

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タラの芽にそっくりな山菜に毒はあるの?

タラの芽はウルシに似ているため毒があると勘違いされてしまいましたが、ウルシ以外にそっくりな山菜はあるのでしょうか。

タラの芽にそっくりな山菜は2種類あって、コシアブラハリギリです。

どちらともウルシと同じく毒はありませんが、灰汁が強いので苦味がかなりあります。

コシアブラはタラの芽と違って見た目がすっきりしていて幹に棘があまりなく、黄緑色が鮮やかです。

ハリギリは幹の棘が長いのが特徴です。

どちらも野性味のある味なので、山菜が好きな人から支持されています。

タラの芽に毒があると勘違いされていたら、似ている山菜にも毒があるのではないかと思われがちですよね。

しかし実際はどの山菜にも毒はなく、食べ過ぎても何の症状も出ないので安心です。

 

タラの芽は食べ過ぎなければ体に良い食べ物

タラの芽は大量に食べ過ぎなければ、体にとても良い食べ物なのです。

お腹の調子を整える食物繊維や、女性なら摂取したい葉酸も豊富に含まれています。

またビタミンEは油との相性が良いので、天ぷらなどは栄養を高める調理法ということですね。

タラの芽の苦味の成分「エラトサイド」は糖の吸収をなだらかにして、血糖値の急上昇を防ぎます。

タラの芽は山菜なので、収穫後はなるべく早く食べ切るのが良いでしょう。

新鮮な方が栄養もたくさん含まれており、美味しさも全く違います。

軽く茹でて冷凍保存もできるので、たくさん採れたときには下処理をしてから冷凍して少しずつ使うようにしましょう。

 

タラの芽の食べ過ぎに関するまとめ

タラの芽の食べ過ぎによる毒の症状はあるのか、その真偽について説明してきました。

タラの芽に毒はなく、食べ過ぎたとしても症状が出るということはありません。

この理由はタラの芽がウルシに似ているからで、ウルシのアレルギー症状を見て毒だと勘違いしてしまったことが挙げられます。

実際はタラの芽にもウルシにも、その他似ている山菜にも毒はないので安心して食べてくださいね。

タラの芽は食べ過ぎなければ体に良い食べ物なので、豊富な栄養を摂取するために春の季節はタラの芽を食べるようにしましょう。

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