健康に良いといわれる全粒粉を使った食品、パンやクッキーなどあらゆる食べ物がありますよね。
しかしいくら健康に良い全粒粉の食品でも食べ過ぎてしまうとあまり良くない気がするのですが、実際はどうなのでしょうか。
また全粒粉を使った食品は糖質が低いので、糖質制限ダイエットに良いという話を聞きます。
健康に良いだけではなくダイエットにも良いとなると、全粒粉について詳しく知りたくなってしまいますね。
そこで今回は『全粒粉を使った食品を食べ過ぎるとどうなるのか、糖質制限ダイエットに良い理由など』を詳しくご紹介します。
全粒粉の食品を食べ過ぎるのは良くない?
全粒粉にすれば健康的だというイメージが強いことから、日頃より食べ過ぎている人も多く見受けられます。
どんなに健康に良いものでも食べ過ぎは良くない気がしますが、具体的にどういった症状が現れるのでしょうか。
実は全粒粉の小麦でできた食品を食べ過ぎている人は、普段から体のだるさなどを訴えていることがあります。
実はこの症状、小麦に含まれるモチモチとした食感のもとである「グルテン」によるものなのです。
最近は健康志向の人から「グルテンフリー」という言葉を聞くようになりました。
グルテンは食べ過ぎなどで日常的に大量摂取すると、アレルギー反応として体調不良を引き起こすのです。
グルテン不耐性という状態で、グルテンを抜いた食生活をしない限り体調が戻らなくなってしまうのですね。
もちろん適量を食べている分には問題ないことがほとんどですが、普段から全粒粉などの小麦製品を食べ過ぎている人は気をつけましょう。
全粒粉の食品を食べ過ぎると消化不良に!
全粒粉の食品を食べ過ぎると、胃もたれや下痢を引き起こすことがあります。
これは全粒粉に食物繊維が大量に含まれているからで、消化をしにくい成分なのです。
消化に時間がかかるので、食べ過ぎるとお腹の弱い人は下痢を起こしてしまいます。
全粒粉の食品を食べる際は食べ過ぎに注意して、よく噛んで食べるようにしましょう。
同時にお腹を壊しているときは全粒粉の食品をとらないようにして、消化の良いものに置き換えてください。
胃腸に負担がかかりやすいので、小さい子供なども気をつけましょう。
全粒粉の食品が糖質制限ダイエットに向いている理由
全粒粉の食品が糖質制限ダイエットに向いている理由について、詳しく説明していきます。
糖質はあらゆる食品に含まれ、今やいかに糖質摂取を減らすかというのが健康のカギになっています。
一般的に私たちが「美味しい」と感じるものには、実は糖質がわんさか含まれているのです。
では全粒粉の食品はどうなのかというと、パンで例えると実は白い小麦で作られたパンと糖質は大して変わりません。
糖質が変わらないなら白い小麦のパンの方が美味しいし、全粒粉のパンを食べる意味がないのでは?と思いますよね。
しかし、食べ物には、糖質のほかに「GI値」というものがあります。
GI値は糖質を摂取したときに、血糖値がどれだけ上がりやすいかを表した数値なのです。
つまりGI値が高いほど血糖値は急上昇しやすいので、体には良くないのですね。
通常の白い小麦のパンはGI値が93なのに対し、全粒粉は51!
血糖値の上がりやすさは約半分なので、体に負担がかかりにくいのです。
そのため糖質制限をしている人でも、一見同じ糖質に見えても摂取がしやすいというわけですね。
食べ過ぎなければ腹持ちも良いのでダイエットにも適しており、健康的に痩せられると評判なのです。
全粒粉の食品で糖質制限ダイエットをする際の注意点
全粒粉の食品で糖質制限ダイエットをする際の注意点です。
多くの人が勘違いしていることとして「全粒粉の食品」と「全粒粉入りの食品」とは違うということを頭に入れておきましょう。
全粒粉100%の食品であれば糖質の吸収が緩やかでダイエット向きと言えますが、たった20%しか全粒粉が含まれていないものは血糖値が急上昇しやすいのです。
全粒粉は食感が苦手という人も多いので、まずは少しずつ割合を増やしていくのも良いでしょう。
ただし糖質制限やダイエットをしている人には、全粒粉の割合が低ければあまり意味はないのです。
この場合は食べ過ぎにならないよう、少しの量に抑えたいですね。
全粒粉の食品の食べ過ぎに関するまとめ
全粒粉を使った食品を食べ過ぎるとどうなるのか、糖質制限ダイエットに良い理由などを詳しくご紹介してきました。
全粒粉は体に良いものの、食べ過ぎるとグルテン不耐性や消化不良を引き起こすことがあります。
また糖質の吸収スピードを表すGI値が低いのが特徴で、糖質制限ダイエットをしている人に向いています。
食べ過ぎは良くないですが、適量なら健康的に体重を落とすことができるのでおすすめです。
全粒粉の食品をうまく使いながら、割合を考えて取り入れていきましょう。
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