あけびというと、どんな食べ物なのかなかなか思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。
あけびはバナナのような形状をしている果物で、ねっとりとした食感で甘いのが特徴です。
あけびは皮も実も食べられて、日本では昔から食用として利用されています。
一般的なスーパーではあまり見かけないので食べ過ぎることは少ないかもしれませんが、もし食べ過ぎたらどうなるのでしょうか?
またあけびに含まれる栄養の成分や、期待できる効果も気になりますよね。
そこで今回は『あけびを食べ過ぎるとどうなるのか、また栄養の成分や期待できる効果について』ご紹介していきます。
あけびを食べ過ぎるとどうなるの?
あけびはあまり馴染みのない果物ですが、食べ過ぎた場合はどうなってしまうのでしょうか。
あけびは甘みが強い果物で、糖質が多く含まれています。
その糖質量はメロンや桃といった甘みの強い果物のおよそ2倍で、かなり多いのが特徴です。
そのためあけびを食べ過ぎてしまうと、太りやすくなってしまいます。
たまに食べ過ぎる程度ではあまり心配は要りませんが、毎日のように食べ過ぎるとあっという間にカロリーオーバーになってしまうのです。
ただ糖質は疲労を回復したり病後の体力回復には欠かせないものなので、適度に食べる分には体に良い作用があります。
何でも食べ過ぎに注意しなければ、体にとって逆効果になるということですね。
あけびは食物繊維が豊富なので、消化がされにくい特徴もあります。
腹痛や吐き気を起こすこともあるので、その点でもあけびの食べ過ぎには注意が必要なのです。
あけびの実に含まれる栄養とは?
あけびには体に良い栄養の成分が豊富に含まれています。
普段からなかなか目にする機会が少ない果物ですが、もし店頭で見かけた時には積極的に手に取ってみてはいかがでしょうか。
では具体的にどのような栄養が含まれているのか、見ていきましょう。
あけびはみかんの2倍ほどのビタミンCが含まれており、美肌や風邪予防に効果が期待できます。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける栄養なので、潤いのある美肌を保つのに欠かせません。
また免疫力を高めて、丈夫な体をつくります。
あけびには食物繊維も豊富に含まれており、便秘解消にも良い効果が期待できます。
食物繊維は皮にも実にも含まれているので、お腹の調子が良くない人はあけびが適しています。
ただ食べ過ぎてしまうと消化不良を引き起こしたり、逆に便秘が悪化することもあるので注意しましょう。
あけびの皮の成分で期待できる効果とは?
あけびの皮というと鮮やかな明るい紫色が特徴で、これには「アントシアニン」という成分が含まれています。
アントシアニンはブルーベリーなどにも含まれている目に良い成分で、疲れ目やかすみ目に効果が期待できます。
またアントシアニンは抗酸化作用もあるので、老化やあらゆる病気の原因となる活性酸素を抑制する作用もあります。
アンチエイジングや血管系の病気の予防には、あけびが適しているのですね。
皮はすこし苦味を感じることもありますが、炒め物や揚げ物にして調理することで抑えることができます。
果物でも料理に使うことができるのは、なんだか得をした気分になりますね。
あけびのツルの成分で期待できる効果とは?
あけびは皮や実だけではなく、ツルも乾燥させて漢方薬として利用されています。
煎じて飲むことで、鎮痛作用や膀胱炎の治療に使うことができます。
また血行を促進する作用もあり、血圧を下げたりコレステロール値を下げる効果が期待できるのです。
あけびのツルには塩分過多を防いでむくみを取るカリウムや、脂質を溶かして肥満などを防ぐサポニンが含まれています。
あけびは幅広いことに活用されている、健康に良い果物なのですね。
あけびの食べ過ぎに関するまとめ
あけびを食べ過ぎるとどうなるのか、また栄養の成分や期待できる効果についてご紹介してきました。
あけびは糖質が多いため、食べ過ぎると太る危険性があります。
しかしあけびには体に良い栄養の成分が含まれており、食物繊維やビタミンCを多く含みます。
実は便秘解消や風邪予防、美肌などに効果が期待でき、皮は疲れ目やアンチエイジングに良い作用があります。
ツルも漢方薬に使用されており、あけびは食べ過ぎなければ体に良い果物ということがわかりました。
豊富な栄養をもつあけび、もしお店で見かけたら是非食べてみて良い成分を体に取り入れてみてくださいね。
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