味噌汁にパスタ…あらゆる料理に活用できて、出汁の味がとても美味しいあさり。
大皿にあさりの酒蒸しがドンと盛ってあると、テンションが上がりますよね!
しかしここで気をつけなくてはならないのが、あさりの食べ過ぎです。
美味しいからといって調子に乗って食べ過ぎてしまうと、お腹が痛くなることがあります。
これって消化不良によるものなのでしょうか?
そこで今回は『あさりの食べ過ぎで消化不良が起こるのか、そして適正の量や栄養など』を詳しく見ていきましょう。
あさりの食べ過ぎは消化不良が起こりやすい?
あさりは本来なら体に良い食べ物で、よほど食べ過ぎることがなければ消化不良を起こしにくいです。
しかし中にはあさりを食べるとお腹が痛くなったり、気持ちが悪くなる人もいます。
あさりは二枚貝の仲間で、稀に貝の中に雑菌やウイルスが付着していることがあります。
そうなると胃腸にダメージを負って、消化能力が落ちてしまうのですね。
食べ過ぎるとそれだけ胃腸に負担がかかるので、余計に貝に当たりやすくなるのです。
ただ適量を食べていれば栄養も豊富で体に良いので、十分加熱をして保管に注意をすれば安全に食べることができます。
あさりの食べ過ぎ注意!どのくらいまでなら消化不良を起こしにくい?
あさりは潮干狩りなどに行くと大量に手に入ることから、食べ過ぎになりやすい食材でもあります。
見た目が小さいので、少しくらいなら…と油断してしまうんですよね。
しかし、あさりには豊富な鉄分が含まれており、食べ過ぎることで消化不良になるだけでなく鉄の過剰摂取にもつながってしまうのです。
鉄分をとりすぎると肝臓での処理が間に合わなくなって負担が生じ、体の中で活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素は体の老化を促すもので、悪影響を及ぼす可能性があります。
鉄分の1日の推奨量は6〜8mg。
あさりには100グラムあたり7mgもの鉄分が含まれているので、ちょうど1日に100gまでを限度とすれば良い計算になります。
これは貝殻の重さを抜いて100gなので、かなりの量だということがわかります。
そのため消化不良や鉄の過剰摂取になるまで食べ過ぎるのは、なかなかの量のあさりを食べなければならないのです。
通常食卓に並んでいるあさりを食べるくらいならば全く問題ないことがほとんどなので、安心してくださいね。
あさりの食べ過ぎによる消化不良を防ぐためには?
あさりの食べ過ぎによる消化不良を防ぐためには、まず下処理をきちんとおこなうことが大切です。
砂抜きはスーパー等で購入したものならば2時間以上、潮干狩りで採ったものなら丸1日以上おこなってください。
また万が一細菌やウイルスに汚染されていても、しっかりと加熱をすれば死滅します。
味噌汁や佃煮など、十分に火を通す調理法でいただきましょう。
またあさりを扱った前後は手をしっかり洗うことを徹底すれば、消化不良を引き起こす胃腸のトラブルも起きにくくなります。
あさりの佃煮を作った場合には、鉄分の量が3倍くらいに増えるので食べ過ぎると鉄分の過剰摂取になりかねません。
いろんな料理に使えるからこそ、食べ過ぎには注意していきたいですね。
あさりの食べ過ぎに関するまとめ
あさりの食べ過ぎで消化不良は起こるのか?また1日の適正の量や栄養などを詳しく説明してきました。
あさりの食べ過ぎで消化不良が起こるのは、二枚貝特有の細菌やウイルスによる汚染が原因となっていることが多いです。
この場合はしっかり加熱して調理すれば、あまり心配する必要もなくなってきます。
またあさりには鉄分がたくさん含まれているので、食べ過ぎで過剰摂取にならないよう注意しましょう。
鉄の過剰摂取は活性酸素を発生させて、体に負担がかかってしまいます。
1日の適量100g以内を守れば栄養も豊富で美味しく食べられるので、ぜひいろんな料理に活用してみてくださいね。
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