食べ物に「インスタ映え」が求められるようになった現代、よく見かけるようになったのがエディブルフラワーです。
いろんな種類があって、お菓子などに使われているとそれだけで華やかな雰囲気になります。
でも多くの人が一度は思ったことがあるであろう「本当に食べられるの?」という疑問…。
花の中には毒性があるものもあるので、エディブルフラワーは問題のない食べ物なのか気になりますよね。
良く利用されている種類には、どんなものがあるのかもぜひ押さえておきましょう。
そこで今回は『エディブルフラワーが食べられる理由や毒性はないのか、どんな種類があるのかについて』詳しくご紹介していきます。
エディブルフラワーってどんなもの?
エディブルフラワーとはどんなものなのか、もしかしたら初めて聞いた!という人もいるかもしれません。
エディブルフラワーは名前の通り、食べられる(エディブル)花(フラワー)のことです。
え!花って食べられるの?と思った人も多いと思いますが、実は最近エディブルフラワーを使ったお菓子などが注目されています。
エディブルフラワーとして使われる花は農林水産省の指標を基に、食べることを目的として栽培されたものです。
食べても安全だと認められるために、農薬を食品衛生法の基準値内に抑えるなど配慮がされています。
エディブルフラワーが使われているだけで、一気に食べ物がインスタ映えしてきますよね。
可愛らしく華やかさも感じられるので、ついついエディブルフラワーが使われているお菓子などを購入してしまうという人もいるのでは?
エディブルフラワーは、主にカリカリに乾燥してあるものと花びらの2種類があります。
エディブルフラワーが食べられる理由
エディブルフラワーは花なのにどうして食べられるのか、理由が気になりますよね。
エディブルフラワーの認定基準としては、花に毒性がないことや農薬の使用が食品衛生法上最低限に抑えられていることなどが挙げられます。
基本的に花は虫が付くのを防ぐためにも、多くの農薬を使っているのです。
しかしエディブルフラワーの場合は安全性を確立するために農薬を必要最低限にするなど、きちんと考えられています。
体の中に入れても安全性が確認されているので、安心して食べられるのです。
レストランなどでエディブルフラワーが散りばめられた料理を食べて、後から「もしかして食べられない花だったんじゃ…?」などと不安になることはありません。
きちんと食べられる種類の花を、食用になること前提でエディブルフラワーにしています。
エディブルフラワーに毒性はない?
エディブルフラワーに毒性がないのか心配している人も多いですが、食べられる種類の花であれば問題はありません。
ただ花の中には毒性をもつものもあるので、全ての花が安全だとは言い切れないのです。
毒性をもつ花はスイセンやアジサイなどがあり、身近な花でも危険な場合があります。
特にスイセンは家庭菜園のニラと間違えて食べてしまって食中毒を起こしたと言うニュースが度々聞かれるので、注意が必要ですね。
アジサイも色鮮やかでエディブルフラワーに向いていそうではありますが、実は食べられない種類なのです。
もし自身で栽培した花をエディブルフラワーにする場合には、毒性のない種類の花をしっかり把握する必要があります。
市販のエディブルフラワーやお店の料理やお菓子などに使われているものであれば、まず心配は要りません。
エディブルフラワーの種類とは?
エディブルフラワーと一括りにされがちですが、実は多くの種類があります。
お菓子などによく使われるものについて、身近な花の中から5種類みていきましょう。
エディブルフラワーの中でも昔から有名なのがキクで、お刺身の付け合わせとして盛り付けされています。
これはキクに解毒作用があるためで、理にかなっている盛り付けなんですね。
サクラも和菓子などではおなじみのエディブルフラワーで、主に塩漬けされたものが食べられています。
季節感のある香りが、和の雰囲気を醸し出してくれますね。
道端の花壇に良く植わっているマリーゴールドですが、実はエディブルフラワーとしても親しまれています。
キクに良く似た風味があるのが特徴で、鮮やかな色が華やかさを感じますね。
最近のエディブルフラワーブームの中では、最もパンジーが多く使われているのではないでしょうか?
色とりどりの花や大きさなどがお菓子などに最適で、非常にインスタ映えするのが特徴です。
秋の訪れを知らせてくれるキンモクセイも、実はエディブルフラワーにできる花の種類なのです。
見た目も可愛くて香りも良いので、ゼリーなどにされることも多くあります。
エディブルフラワーの毒性や種類まとめ
エディブルフラワーが食べられる理由や毒性はないのか、どんな種類があるのかについて詳しくご紹介してきました。
エディブルフラワーは農林水産省の指標に基づいて、農薬などを基準以下に抑えて安全に食べられる花のことをいいます。
エディブルフラワーにできる花に毒性はありませんが、適さない種類もあるので注意が必要です。
有名な花だとサクラやキク、パンジーが多く使われています。
見た目も華やかなエディブルフラワー、見かけたらぜひ食べてみてくださいね。
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