カイワレ大根はサラダや和え物などにそのまま入れられ、彩や味のアクセントなどになりますが、辛味が気になることはありませんか?
しばらく舌にピリピリが残ってしまうこともあり、苦手な人も。
皆さんはカイワレ大根の賞味期限をご存知ですか?
普通に保存しておくと黒い斑点が出てしまったり、葉の部分が黄色に変色してしまったりします。
度々、食中毒の報告もあるので賞味期限はしっかり把握しておきたいものです。
今回は『カイワレ大根の辛味の取り方や食中毒にならないための賞味期限を知っていますか?』をテーマに紹介します。
カイワレ大根の辛味の取り方は?
カイワレ大根の辛味の正体は、「イソチオシアネート」という成分で、抗酸化作用が期待できるいい成分でもあります。
ただ、食べる時には辛味がどうしても気になり、時に舌のピリピリ感が残ってしまうことも。
そのカイワレ大根の辛味、何とかなくすことはできないものなのでしょうか?
実は辛味を抜く方法は簡単、いくつか方法があるので見ていきましょう。
方法① 熱湯にサッとくぐらせる
カイワレ大根をザルに入れ上から熱湯を注ぎ入れ、水気をしっかり切る
方法② レンジで少しだけ加熱する
耐熱器にカイワレ大根を並べ600Wで10秒加熱し、一度取り出して熱の通りをよくするために箸などでカイワレ大根の位置を変え、更に600Wで10秒加熱する。
①と②はサラダや和え物をする時におすすめの方法です。
カイワレ大根はサラダや和え物以外にもおいしく食べられます。
たくさん買っても安価ですし、コスパの良いおかずに仕上がります。
方法③ 汁物に入れる
かき玉汁(中華風、おすましどちらでも)、味噌汁、豆乳スープなどお好みの汁物を作って、火を止めてから鍋に入れる
方法④ 炒める
卵とカイワレ大根は塩コショウの味付け、ベーコンとカイワレ大根は味付けなしでもベーコンの旨味でおいしい仕上がり、鰹節とカイワレ大根は醤油とみりんで、チャーハンの具材として鮭やチャーシューとの相性もバッチリ
熱を加えることで辛味、食べた後の嫌なピリピリとした感じまで抑えることができます。
カイワレ大根が嫌いなお子さんも熱を加えた料理なら食べられることが多いようです。
カイワレ大根の賞味期限は?
カイワレ大根は大体パックの中で根のついたまま売られていることが多いので、冷蔵庫で保存しておけば長く持つような気がしますが、黒い斑点や葉の変色が結構早いんですよね。
買ってからどれくらいまでに食べきることが理想なのでしょうか?
カイワレ大根の賞味期限は冷蔵庫の野菜室保存で約一週間ですが、買ってそのまま野菜室へ入れてしまうとやはり黒い斑点や変色が3日程で見られます。
こうして変色したカイワレ大根は古くなっていたり、いたみの可能性があったりします。
そこで、野菜室へ入れる前にたった一つのことをするだけで黒い斑点と変色を防ぐことができます。
それは「パックごとビニール袋をかぶせる」ことです。
いくつか買って分けて使う時にはこの保存方法を是非実行してもらいたいです。
これだけで賞味期限が3日から一週間に伸びますよ。
食中毒にならないための賞味期限は?
魚や肉の生ものではないのにカイワレ大根で食中毒が起きることがあるの?
あります、しかも度々報告がされているようなのです。
カイワレ大根で食中毒、その原因は?
平成8年に堺市で集団食中毒が起きましたが、その原因食物の特定が困難だったようですが、平成9年のオレゴン州での食中毒を受け、カイワレ大根の種子を調べたところ腸管出血性大腸菌O-157が検出されたようです。
さらに、平成17年に宮崎県で起きた食中毒に関しての原因菌はサルモネラ菌でした。
現在では生産施設での衛生管理指導が徹底されているので、安全性が確保されていると考えられています。
食中毒にならないための賞味期限は?
食中毒の原因となっているO-157やサルモネラ菌は汚染された食品の生食または十分な加熱調理を行わないことで感染します。
ということで、食中毒にならないためのカイワレ大根の賞味期限ということに関してはお答えしづらいところです。
ただ先程も述べたように、現在は衛生管理指導の徹底によって、品質が管理されています。
購入してからはビニール袋をかぶせて野菜室で保存し、一週間以内に食べきりましょう。
食中毒予防の基本
赤ちゃんのおむつ交換を含む排便やペットから、調理器具の洗浄不足、食品の加熱不足から食中毒に感染の原因となります。
まず、手洗いは基本中の基本で、排便後と帰宅時、調理前の手洗いと消毒は十分に行いましょう。
調理器具は常に清潔に洗浄し、熱湯や消毒用エタノールなどで消毒をしましょう。
肉類の生食は避け、加熱調理してから食べるようにしましょう。
生肉や魚を触った手は手洗いと消毒を行ってから、次の食品を扱うようにしましょう。
カイワレ大根の保存に関するまとめ
カイワレ大根の辛味の原因である「イソチオシアネート」は熱湯やレンジなどでの加熱処理で簡単に緩和することができ、そのままサラダや和え物にしても辛味が気にならなくなります。
また、汁物や炒め物に調理しても独特の辛味は抑えることができます。
賞味期限はパックごとビニール袋をかぶせて野菜室で保存するだけで一週間は保存することができるようになります。
食中毒ついてはO-157やサルモネラ菌が原因で過去に起きたことがあります。
現在は生産施設の衛生管理が徹底されているので、品質の管理がしっかりとされているようです。
カイワレ大根に限らず、食品を扱う時は手洗いと消毒を十分に行うことで食中毒を予防することができるので、リスクを低減してから調理するようにしましょう。
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