普段あまり聞きなれない野菜であるケールですが、食べたことがある人はいますか?
青汁に入っている野菜といえばピンとくる人も多いかもしれないですね。
見た目は緑色の濃いフリルレタスのようなケールですが、さすが青汁に含まれるだけあって栄養や効果が抜群なんです!
栄養や効果が素晴らしいということで、スーパーフードのひとつとしても有名です。
でも生で食べ過ぎると危険という噂もあり、見慣れない野菜なので食べ方が気になりますよね。
そこで今回は『ケールの栄養や効果について、そして生で食べ過ぎると危険というのは本当なのか』について真相を解明していきます。
ケールは他の野菜よりすぐれた栄養をもつ!
ケールは見た目の青々しさからも想像がつくように、他の野菜よりも栄養がすぐれています。
まず緑黄色野菜に多く含まれるβカロチンですが、トマトの5倍多く含まれているのが特徴です。
女性は特に多く摂取したい栄養である食物繊維ですが、含有量の多いイメージのレタスより3倍も多く含まれています。
カルシウムを含む食品の代表的な存在である牛乳をさし置き、野菜の中ではカルシウム含有量ナンバーワン。
牛乳よりも2倍多くカルシウムが含まれているので、成長期の子どもから骨を丈夫にしたいお年寄りまで幅広い人に適しているのです。
他にもマグネシウムやビタミンKが豊富で、ケールは体にとても良い野菜といえますね。
ケールを食べることによる驚きの効果
ケールを食べることで、豊富な栄養を摂取できるのがわかりました。
でも具体的に体にとって、どんな効果が期待できるのでしょうか。
ケールを食べることによる効果効能は、主に4つ挙げられます。
肥満の原因とも言える血中の中性脂肪…健康診断の数値で指摘されたという人もいるのでは?
ケールを毎日取り入れることで、血中の中性脂肪が下がって肥満が予防できることがわかっています。
中高年で脂肪がつきやすくなったという人は、ぜひケールを取り入れましょう。
ケールには抗酸化作用があるので、老化防止に役立ちます。
アンチエイジングを助けるので、美容面を気にする女性は積極的に取り入れたいですね。
肌など見た目だけではなく、内側もアンチエイジングしてくれます。
レタスの3倍もの食物繊維で、便秘知らずな体質になってきます。
腸内環境を改善したいと思っている人は、ケールの便秘改善効果を実感していきましょう。
食後の血糖値が高くなると、糖尿病のリスクが高くなってしまいます。
ケールは食後における血糖値を上げにくくしてくれるので糖尿病予防だけでなく、糖尿病治療中の血糖コントロールにも役立つのです。
ケールって生で食べ過ぎると危険なの?
ケールを生で食べたことがある人の多くは、その苦味や青臭さから「とても毎日続けられる味ではない」と思ったことがあるのではないでしょうか。
ザ・葉っぱ!といった味わいですが、サラダ用のケールも販売されていますよね。
そちらであれば、多少は美味しく食べられるのではないかなと思います。
さて、ケールを生のままで食べ過ぎると危険だと言われる原因は「ゴイトロゲン」という物質が含まれるためです。
ゴイトロゲンは他の野菜や果物、大豆などにも含まれますが、食べ過ぎると甲状腺機能の低下を招くという噂があります。
しかし専門家からすればあくまで「噂」レベルなんだそうですね。
ケールの食べ過ぎで甲状腺の不調を訴えた人は今までいないことや、甲状腺腫瘍やガンのリスクが上がるということも実例は報告されていないのだとか。
どちらにしても食べ過ぎて栄養が偏る方が体に影響があって危険そうなので、バランスよく食べるようにしましょう。
ケールの効率的な食べ方とは?
ケールは生のままでは食べにくいという声が多く、子どもなどに食べさせたくてもなかなか食べてくれない…ということも多いです。
そんなくせのあるケールを食べやすいようにするには、火を通すことが一番です。
ただビタミン類は熱に弱いので、生のままの方が栄養は壊さずに済みます。
スムージーにして他の野菜などと混ぜて、はちみつなどを加えて飲みやすくすると取り入れやすいかもしれませんね。
ケールだけのサラダにしないで、他のレタスなどの野菜と一緒に盛り付けるなどの工夫もおすすめです。
一度食べてみて嫌な印象が残ると、次に食べる意欲が減ってしまうのでできるだけ美味しく調理するのが重要なのですね。
ケールの栄養効果に関するまとめ
ケールの栄養や効果について、そして生で食べ過ぎると危険というのは本当なのか真相を解明してきました。
ケールは他の野菜の数倍多い含有量の栄養価を誇り、体にとって良い効果もたくさん期待できます。
生のままでは多少食べにくさを感じる人が多いですが、栄養を壊さないまま食べるには生が一番です。
スムージーにして飲むことで、味付け次第では飲みやすくなります。
またケールはたくさん食べ過ぎると甲状腺機能に悪影響のある成分が含まれていると言われていますが、よほど食べ過ぎない限りは問題なさそうです。
ケールをできるだけ美味しく食べられるように、どんどん工夫していきましょう。
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