食べ物のスパイスとして、味が単調になるのを防ぐ役割があるからし。
納豆やシュウマイに付属しているので、日常的に食べる機会がありますよね。
でもからしを食べ過ぎたら、いったいどんな症状が起きてしまうのでしょうか。
また1日にどのくらいの量なら、食べ過ぎても大丈夫なのかも気になりますよね。
そこで今回は『からしの食べ過ぎでどんな症状が起こるのか、1日にどのくらいの量なら食べられるのか』を詳しくご紹介します。
からしの食べ過ぎは味覚障害の症状が出る?
からしといえば、舌にのせるとビリビリくる辛味がありますよね。
この辛味こそが食べ物につけると良いアクセントとなり、美味しく食べることができるのです。
私たちが普段食べ物を食べて味を感じるのは、味蕾(みらい)という舌にある場所に食べ物が触れるからなんですね。
しかしからしといえば刺激物のひとつで、味蕾にとって負担になってしまうのです。
味蕾がからしのような刺激物に頻繁に触れると、味蕾が正常な働きをしなくなってしまいます。
繊細な味がわからないだけでなく、ハッキリした味もよくわからなくなる場合もあります。
からしを食べ過ぎると、他の食べ物を美味しく食べられなくなるという症状が出るのですね。
からしの食べ過ぎには十分注意して、食べ物を美味しく食べていきたいですよね。
からしの食べ過ぎで胃腸症状が出る?
からしは刺激物なので、味覚がおかしくなること以外にも症状が現れる場合があります。
からしのような刺激物は胃腸にも悪影響を与え、食べ過ぎると腹痛や下痢、吐き気などを感じる場合があるのです。
消化器症状ということで、食道もダメージを受けやすくなります。
からしのような刺激物を食べ過ぎていると、食道がんのリスクも高くなります。
胃腸が丈夫でないと食事を楽しむことはできないので、からしはほどほどに抑えておきたいところですね。
もしからしを食べ過ぎてしまったらしばらくは胃腸を休ませる必要があるので、消化の良い柔らかい食べ物を食べるようにしましょう。
からしは食べ過ぎなければ体に良い
からしは食べ過ぎたときの症状を見ると体に悪いものなのかと思いますが、実は悪いことばかりではなく体に良いこともあるのです。
からしはマスタードシードという種子からできている食品なのですが、このマスタードシードにはたくさんの栄養が含まれています。
よくお弁当箱の蓋にからしを塗っておくと、食中毒を防げるという話を聞いたことはないでしょうか?
これはからしに含まれるアリルイソチオシアネートの殺菌作用によるものです。
他に抗酸化作用もあるのでアンチエイジングやがん予防、血管の病気の予防といった効能があります。
またビタミンB群も豊富なので美容効果も期待できます。
食べ過ぎは体に良くないのですが、適量を取り入れることで体にとって良いことも多いのですね。
からしは1日にどのくらいの量なら食べても良いの?
からしの食べ過ぎでもうひとつ注意したいことは、塩分含有量の多さです。
味付けをハッキリさせるために、相当な塩分が添加されているんですね。
からしは1日に結構多めに食べたとして5gほどです。
この5gの中にしょくえんは5%も含まれているので、5g以上は食べ過ぎない方が良いでしょう。
ロシアンルーレットでない限りなかなかからしを食べすぎる機会はないかもしれませんが、からしは少しに留めておくのが健康のためにも良いでしょう。
からしの食べ過ぎに関するまとめ
からしの食べ過ぎでどんな症状が起こるのか、1日にどのくらいの量なら食べられるのかを詳しくご紹介してきました。
からしの食べ過ぎは味覚障害や胃腸障害を引き起こし、体にとって良くない症状が出るリスクが高まります。
また意外にも塩分量が多く、1日に5g以上は食べない方が良いのです。
ただ栄養が豊富に含まれており、がん予防や美容などアンチエイジングにも適しています。
ぜひ適量を取り入れて、からしの良いところを発揮させてあげたいですね。
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