日本料理にとって、甘みや照りをつけるのに欠かせない調味料がみりんです。
みりんを加えるだけで上品な甘さと輝くような照りを出すことができ、煮物や魚が美味しくできあがります。
でもみりんといえばとても甘いので、摂り過ぎによって糖尿病のリスクが上がったり太るイメージがありますよね。
またみりんを摂り過ぎてしまうと、太るというのも気になるところです。
そこで今回は『みりんの摂り過ぎによる糖尿病のリスクと、太りやすくなる可能性について』ご紹介していきます。
みりんの摂り過ぎは糖尿病になる?
みりんと聞くとたくさんの糖分が含まれた酒というイメージですが、実はみりんを作る過程の中で糖分が発生します。
みりんは米麹などから作られており、発酵させる段階で甘みが出てくるのです。
そのため純粋に糖分が多く含まれているわけではないので、カロリーとしては砂糖やハチミツなどと比べるとかなり低くなります。
とはいえやはり摂り過ぎてしまうと糖分の過剰摂取になり得るので、糖尿病のリスクは少し高くなるのです。
他の甘味料に比べて血糖値は上がりにくいものの、摂り過ぎは糖尿病予防のために控えた方が良いということですね。
みりんの摂り過ぎは太りやすくなる?
みりんの100mlあたりのカロリーは241キロカロリーとなり、調味料の中では標準よりも少し少ないエネルギーです。
しかし、だからといって摂り過ぎても太らないということはなく、実は糖質がかなり高い調味料なのです。
確かにみりんは米麹などからできているため炭水化物が多く含まれ、さらに発酵段階で糖分がかなり発生するので糖質が高くなります。
そのためいくらカロリーが少なめでも、みりんの摂り過ぎは太ると考えて間違いありません。
ただ同じ量の甘味料を使うとなると砂糖やハチミツなどよりはヘルシーになるので、少しの量なら代用しても良さそうですね。
たくさんみりんを摂り過ぎてしまう場合には、低カロリーのダイエット甘味料に置き換えるようにしましょう。
みりんは摂り過ぎなければ健康に良い調味料
みりんは摂り過ぎになると糖尿病や太るリスクが上がってしまいますが、実は健康に良い作用もあるのです。
調味料としての位置付けであるため、なかなかみりんの栄養までは気にしない人がほとんどですよね。
しかしみりんには体に良い効能がたくさんあるので、順番に見ていきましょう。
みりんの美味しさはアミノ酸によるもので、筋力アップや筋肉を健康につくりたい人には欠かせない成分です。
みりんを適量取り入れることで、疲労も溜まりにくくなるなどの効果が期待できます。
米を原料としているみりんは炭水化物を多く含んでいるため、脳の活動を活発にしてくれます。
摂り過ぎるとカロリーオーバーとなってしまいますが、人間が生きていく上で欠かせない栄養素なので積極的に取り入れましょう。
たんぱく質や炭水化物を摂取しても、うまく代謝されなければあまり意味がありません。
みりんに含まれるビタミンB1は炭水化物を、ビタミンB6はたんぱく質の代謝をサポートします。
そのため夏バテなどの、エネルギー不足を防ぐことができるのです。
みりん「風」調味料に注意!太る原因になる?
みりんを購入しようと思って手に取ったら、みりん「風」調味料だった!という経験はありませんか?
みりんよりも値段がかなり安く、一見するとあまり見分けもつかないので同じようなものだと勘違いしがちです。
しかしみりんと違って、みりん風調味料はアルコール度数がほとんどありません。
これは米麹などから作られた酒であるみりんに対して、みりん風調味料はブドウ糖をベースにブレンドして作られているためです。
もちろん純粋に糖分をブレンドして作られているので、みりん風調味料の方が摂り過ぎで太る可能性が高くなります。
購入する際には「本みりん」を選ぶようにしたいですね。
みりんの摂り過ぎに関するまとめ
みりんの摂り過ぎによる糖尿病のリスクと、太りやすくなる可能性についてご紹介してきました。
みりんはカロリーだけみると砂糖やハチミツよりも低い数値ですが、実はかなり糖質が高い調味料なのです。
そのため摂り過ぎによって糖尿病や太るリスクが高くなります。
しかし、摂り過ぎなければみりんは健康に良い調味料で、生命活動の基本となる栄養素を含んでいます。
またみりんに似たみりん風調味料は、そもそも原材料が異なるため間違えて購入しないように気をつけたいですね。
糖尿病や太ることのないよう摂り過ぎに注意して、うまく調理に活用していきたいですね。
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