みりんとみりん風調味料の違いとは?アルコールの飛ばし方や時間をご紹介!





スーパーでみりんを買ってきて!と頼んだものの…袋に入っていたのは「みりん風調味料」だった!ということはありませんか?

そこで気になるのが、みりんとみりん風調味料の違いです。

アルコール分はどのように違うのか、またお酒の飛ばし方や飛ばすための時間などについても把握しておきたいですよね。

ふたつの調味料の異なる点を把握しておけば、それぞれを適した料理に使うことができるのです。

今回は『みりんとみりん風調味料の違いについて、アルコールの飛ばし方や時間について』詳しくご紹介していきます。

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本みりんの料理における役割とは?

本みりんはなぜ料理に使われるのかというと、実は5つの役割があるのです。

①料理に甘みやコクを出す

本みりんの成分はオリゴ糖やブドウ糖なので、まろやかさのある甘みやコクを出すことができます。

砂糖より甘ったるくなくて、上品な味に仕上がりますよね。

 

②照りを出して見た目を良くする

本みりんに含まれるたくさんの糖が食材の表面をコーティングして、照りを出して料理をより美味しそうに見せます。

薄い膜を作るので、美味しさをより長持ちさせる働きもあります。

 

③煮崩れするのを防ぐ

煮込むと肉や魚の繊維が壊れやすくなって煮崩れを起こしやすいですが、本みりんのアルコールと糖が繊維を保ちます。

野菜に関しては旨味を閉じ込めて、外に出ないようにする働きがあるのです。

 

④味を染み込みやすくする

本みりんのアルコール分による影響で、味付けをした時に染み込みやすくなります。

また味のムラを防いで、全体に美味しさが行き渡るようにしてくれるのです。

 

⑤魚などの臭みを蒸発させる

素材の臭みを消して旨味を増す作用があるので、主に魚料理や肉料理の煮物などに使われます。

臭みはアルコールが加熱により蒸発するタイミングで、一緒に消えていきます。

 

みりん風調味料の料理における役割とは?

料理をする際に欠かせない本みりんに対して、みりん風調味料の場合の役割は主にツヤ出しと味付けです。

みりん風調味料は本みりんに比べて糖分が高いため、料理により強い甘みを出したい時に活躍します。

糖分が高いことで料理に照りがつきやすくなり、ツヤツヤの美味しそうな見た目にすることができるのです。

火を加えないで作りたいドレッシングなどにも、みりん風調味料であればそのまま使って食べることができます。

 

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みりんとみりん風調味料の違い

本みりんとみりん風調味料の大きな違いは、アルコールが含まれているかいないかの違いです。

本みりんはおよそ14%のアルコールが含まれており、一方でみりん風調味料はアルコール分は1%未満となっています。

本みりんを使った場合は加熱によりしっかりアルコールを飛ばす必要がありますが、みりん風調味料ならば火を通さない料理にも使えます。

また、アルコールによる作用である味がしみやすくなったり煮崩れを防いだりする作用は、みりん風調味料には期待できません。

本みりんの方が値段が高く、みりん風調味料はかなり安価で購入ができます。

みりん風調味料はかなり甘みが強いので、使う量は少なめで良いでしょう。

 

みりんのアルコールの飛ばし方や時間

本みりんはアルコール分が含まれるので、加熱をしっかりして飛ばしていくのがおすすめです。

アルコール分を飛ばさないと、みりんを使った料理は子供やお酒に弱い人は食べられなくなってしまいますからね。

みりんには14%のアルコール分が含まれるため、しっかり加熱をして飛ばしたら調理完了となります。

強火で一気に加熱したいところですが、みりんは糖分を含むので焦げやすい特徴があるのです。

みりんは中火でフツフツと沸いてきたら、アルコールのツンとしたにおいが消えるまで加熱していきます。

時折混ぜながら加熱すると焦げ付きにくく、とろみがついてから照りを出すのに満遍なく仕上げることができます。

だいたい3〜4分フツフツさせればアルコールは飛んでいくので、火の前から離れないように見守りましょう。

 

みりんとみりん風調味料の違いまとめ

みりんとみりん風調味料の違いについて、アルコールの飛ばし方や時間を詳しくご紹介してきました。

みりんはアルコールを14%ほど含み、みりん風調味料はアルコールをほぼ含まず糖分が主成分となります。

またみりん風調味料には塩分も多めに含まれているので、使いすぎに注意が必要です。

アルコールの飛ばし方は中火でフツフツと煮詰めて、ツンとしたにおいが飛ぶまで3〜4分ほど火を入れましょう。

みりんとみりん風調味料の違いを正しく理解して、美味しく料理を作っていきたいですね。

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