経口補水液は以前だと認知度は低かったですが、コマーシャルなどでだんだんと知られるようになりました。
ノロウイルスなどの胃腸炎による嘔吐や下痢、とても辛いなんて言葉では表せないくらいですよね。
時には水分すらも受け付けてくれず、脱水症状で余計に具合が悪くなることもあります。
また熱中症の時にも脱水が何よりも怖い症状なので、対策をしなくてはなりません。
そんな時に役立つのが経口補水液で、飲む点滴と言われています。
経口補水液は飲み過ぎるとどうなるのか、また各家庭での作り方や正しい飲み方などを把握しておきたいですよね。
そこで今回は『経口補水液は飲み過ぎ注意ということで家庭での作り方や飲み方、美味しく感じたら脱水気味のサインについて』詳しくご紹介していきます。
経口補水液は飲み過ぎ注意?どんな飲み物なの?
経口補水液はイオン飲料と同じように思われがちですが、実は全然違います。
脱水症状を起こすとナトリウムなどが不足し、体液中の電解質のバランスが崩れてしまうのです。
経口補水液はこの不足した電解質を素早く補うための飲料なのでナトリウムはスポーツドリンクの倍以上、カリウムやクロールなどは10倍ほどの量が含まれています。
そのため経口補水液を一気に飲み過ぎると、ナトリウムやカリウムの過剰摂取になってしまうのです。
経口補水液はイオン飲料よりも甘さは控えめで、塩分が高いのが特徴といえます。
ガブガブ飲むものではなくほんの少しずつを等間隔で飲むようなもので、経口補水液を飲むシーンでもガブガブ飲めるような体調でないことがほとんどです。
素早く崩れた電解質のバランスを整えていくことができるので、経口補水液の登場でよほど重症でない限り点滴治療は必要なくなりました。
経口補水液の家庭での簡単な作り方
経口補水液が必要になる時って「いきなり」である場合が多いので、よほど意識してストックしておかない限りなかなか手元にはないものですよね。
家庭でも簡単に作れる経口補水液の作り方がわかれば良いのに…と思ったことはないでしょうか?
経口補水液は1リットルをチビチビと飲んでいく必要があるので、まずは水を1リットル用意しましょう。
水に砂糖40グラムと塩3グラムを加えて、良くかき混ぜるだけなので非常に簡単です。
作り方さえ覚えておけば、家庭にある調味料で作れるので安心ですね。
高血圧や糖尿病など生活習慣病を治療中の場合は、経口補水液が悪影響になることもあります。
ぜひかかりつけ医に経口補水液を飲んでも大丈夫か、確認してみてくださいね。
経口補水液の正しい飲み方をチェック
経口補水液は体調にもよりますが、1〜2分おきに50mlなど少しずつ摂取するのが負担をかけない飲み方です。
胃腸炎などで吐き気がある場合には、嘔吐が治まって2〜3時間が経過したら小さじ1くらいの量からスタートしていきます。
無理に飲もうとはせず、飲める時に飲めるだけ飲むのが良い方法です。
吐き気が強い時に飲むと、余計に嘔吐を誘発することがあります。
経口補水液はペットボトルなどに入っているのでついつい冷蔵庫などで冷やしてしまいがちですが、体への吸収を考えたら常温保存がお勧めです。
胃腸が弱っている時に冷たい飲み物は良くないので、冷暗所に保存しましょう。
熱中症が軽度でゴクゴク飲めるのであれば、飲んでしまっても問題はありません。
ただ一度に何本も飲み過ぎるのは体に負担をかけるので、絶対にやめましょう。
経口補水液が美味しく感じたら脱水のサイン?
実は強い脱水がある時には体液の電解質が崩れているため、塩分などを強く欲します。
そんな時に経口補水液を飲むと「美味しい」と感じてしまうんですね。
普段健康な時に経口補水液を飲んでも、正直美味しいものではありません。
健康な時に飲んだとしても塩っ気が強くて、スポーツドリンクとは程遠い味がするものです。
強い塩気を感じずに美味しさを感じるというのは、相当体からナトリウムが失われている証拠なんですね。
調子が悪いと思ったら、まずは経口補水液を飲んでみて脱水かどうかをチェックしてみても良いでしょう。
経口補水液の飲み過ぎや作り方、飲み方まとめ
経口補水液は飲み過ぎ注意ということで家庭での作り方や飲み方、美味しく感じたら脱水気味のサインについて詳しくご紹介してきました。
経口補水液はスポーツドリンクなどのイオン飲料に比べて塩分濃度が高いので、飲み過ぎると体に悪影響を及ぼす可能性があります。
家庭での作り方は水と砂糖と塩があれば作れるので、飲み方に注意しながら摂取していきましょう。
経口補水液を美味しく感じたら脱水が悪化しているというサインなので、出来る限り水分補給を心がけてください。
経口補水液は飲み過ぎない程度に、正しく飲んで脱水を予防しましょう。
コメントを残す