この前買っておいたじゃがいもを久しぶりに使おうと手に取ると…芽が出ていた!
こんなこと、気温が高いと結構ありますよね。
じゃがいもから芽が出たら、なんとなくグロテスクで食べる気が失せてしまうこともあります。
じゃがいもの芽が出た時に気がかりなことといえば、普段通りに食べられるのかという点です。
芽の部分を取り除くこともできますが、正しい取り除き方も把握しておきたいですよね。
そこで今回は『じゃがいもの芽が出たら食べられないのか気になっている人に向けて、正しい取り除き方』を詳しくご紹介していきます。
じゃがいもの芽が出る原因
じゃがいもは元々どのようになるのかというと、種イモから発芽して根の部分からイモが出来てきます。
土の中の温かい状態に種イモを埋めておくと、どんどん芽が出てくるんですよね。
お店に売っているようなじゃがいもでも、高温多湿の場所に置いていると芽が出やすくなります。
最初は少し緑色の点が出てきて、少し気になるくらいです。
しかしそのまま放っておくと、どんどん芽が大きくなってきて紫色の芽が出てきます。
あまりに大きな芽が出てしまうと、最早じゃがいもなのか何なのかわからなくなってしまいますよね。
常温に置いていても種イモ状態になってしまうため、じゃがいもは買ったら早めに調理する必要があるのです。
じゃがいもは芽が出たら食べられないの?
じゃがいもは芽が出たら、もう食べられないのでしょうか?
一見食べてはいけないような気分になりますが、実は食べられます!
ただ皮を分厚く剥く、小さな子供には食べさせないなど意識しなければならない点があるので確認しておきましょう。
まず出てきた芽を取り除いていき、皮を分厚く切っていきます。
必ず火を通す調理法で使うようにしてください。
さらにいえば、火を通す前に水にさらしておけばより安心です。
芽の取り除き方に関しては、この後の項目で詳しく説明していきますね。
じゃがいもは芽が出ても、以上の注意点を守れば食べられるので安心してください。
じゃがいもの芽が出たら取り除く理由
じゃがいもの芽が出たら綺麗に周りまでえぐるように取り除かないと、安心して食べられません。
しかしそもそもどうしてじゃがいもの芽が出たら、取り除く必要があるのでしょうか?
実はじゃがいもには「ポテトグリコアルカロイド」という神経毒が含まれています。
大きく2種類にわけると「ソラニン」と「チャコニン」があり、じゃがいもの芽や皮の組織に多く含まれるのが特徴です。
大量摂取で食中毒のような状態になりますが、もっとひどいと命に関わるような重大な症状が出ることもあります。
ソラニンとチャコニンは熱に強い性質を持ち、170度以上でないと量が減ることはありません。
そのためじゃがいもの芽が出たら、なるべく水にさらして揚げ物にするのがオススメなのです。
子供の場合は大人の10倍ソラニンやチャコニンの影響を受けやすいので、芽が出たらなるべく食べないようにしましょう。
食べた時に舌にピリッとしたエグミを感じたら、吐き出すようにしてください。
じゃがいもの芽の正しい取り除き方
じゃがいもは芽が出ているところだけを取り除けば良いのではなく、きちんと処理しないとソラニンとチャコニンの悪影響が及びます。
じゃがいもの芽の正しい取り除き方は、基本的にえぐるように分厚く切って取り除くのがポイントです。
皮はかなり厚く切って、芽も周辺までえぐるように包丁の角を使って取り除きます。
もし皮に緑色の部分があった場合は、芽が出ている部分よりもソラニンやチャコニンが多くなっているのです。
そのため皮を剥くというよりは切り落とすように、しっかり緑色の部分を取り除いてから調理します。
ソラニンやチャコニンは水に溶けやすい性質を持つので、皮を剥いて芽を取り除いたあとは必ず水にさらしましょう。
少なくとも10分くらいは水を変えながらさらすと、より安心です。
じゃがいもの芽が出た時の取り除き方まとめ
じゃがいもの芽が出たら食べられないのか気になっている人に向けて、正しい取り除き方を詳しくご紹介してきました。
じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンといった毒性のある成分が含まれるため、必ず取り除いてから調理する必要があります。
包丁の角を使って周りもえぐるように、そして皮も分厚く剥くのが取り除き方のコツです。
じゃがいもの芽が出たら誰でも食べられるというわけではなく、小さい子供は食中毒を起こす可能性があるので避けましょう。
食べられないわけではないけれど、要注意だということですね。
ぜひ正しい取り除き方で、しっかり対処してから食べるようにしてください。
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