から揚げに煮物、焼いても良しの手羽先はおかずにもお酒のあてにもぴったり、クセになるおいしさです。
無心に食べていると食べ過ぎた・・なんてこともありませんか?
食べ過ぎは体に影響はないのでしょうか。
手羽先の鶏皮って脂身?
だとしたら太る可能性がありそうです。
他にも考えられる影響は何かあるのでしょうか。
手羽先も鶏肉、カロリーが低いのでは?
と考えるのであればダイエットに効果があるかもしれません。
今回は『手羽先の食べ過ぎによる影響とダイエットへの効果』をテーマに紹介していきます。
手羽先の食べ過ぎによる影響は?
カロリーが高い
手羽先の調理前のカロリーは1本30~50g、骨を除いた可食部19.5g~32.5gとすると、1本あたりのカロリーは42~70kcalと1本だけのカロリーを見ると低いですね。
これを100gあたりのカロリーに換算すると211kcalと肉に対して皮の部分が多いこともあり、やや高めです。
ただ、調理前の生の状態で手羽先を食べることはないので唐揚げにした場合のカロリーを見てみましょう。
1個あたりのカロリーは106kcal、100gあたりのカロリーは252kcalとなっています。
手羽先の場合は100gあたりを見るより1個あたりのカロリーを見た方がわかりやすいので5個食べたと考えて換算すると、なんと530kcalととても高いカロリーを摂取したことになります。
ということはおわかりだと思いますが、手羽先を食べ過ぎるとカロリー過多で太る可能性が十分にあるということです。
居酒屋などに行くと大皿に盛られることもあるのでつい食べ過ぎてしまいますが、カロリーを摂り過ぎてしまうということを覚えておきましょう。
食べ過ぎは栄養成分の摂り過ぎになる?
手羽先に含まれる成分で特化しているものにビタミンKとナイアシンがあげられます。
手羽先を食べることによってこれらのビタミンを多く摂取することとなりますが、問題はないのでしょうか。
出血時の血液凝固作用があり、止血因子を活発化させます。
また、歯や骨の健康を維持、丈夫な骨を形成する働きがある他、動脈の石灰化を抑える作用があるので血管の健康維持に役立っています。
ビタミンKを摂取し過ぎるとどうなるのかということですが、通常の食事で摂取する分には過剰症になるということはないとされています。
エネルギーの生成に不可欠な成分で、糖質、脂質、タンパク質の代謝に働く酵素を補助します。
また、体内で細胞分裂に必要な成分へと変化すること、抗酸化作用を持つことからニキビや肌荒れなどの肌トラブルに働き、シミやしわなどの老化を防ぎ、アンチエイジングに役立ちます。
更に血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあることから動脈硬化や肥満の予防にも役立つ成分です。
ナイアシンは大量に摂取すると消化不良やひどい下痢、肝障害などの過剰症を発症することがあります。
このため耐容上限量というものが定められていて18~29歳・70歳以上の男性300㎎NE、30~69歳の男性350㎎NE、18歳以上の女性250㎎NEとなっています。
[㎎のあとのNEについて:㎎NEとは見慣れない単位ですが「ナイアシン当量」というものです。ナイアシン当量(㎎NE)=ナイアシン(㎎)+トリプトファンの1/60(㎎)と表し、ナイアシン当量はナイアシンと1/60のトリプトファンの合計を指します。
上記の式のナイアシンはビタミンBの一種、ニコチン酸とニコチンアミドの総称のことで、トリプトファンとは必須アミノ酸の一種で、体内でナイアシンに変換されます。
60㎎のトリプトファンが1㎎のナイアシンに相当するのでトリプトファンの1/60とされ、トリプトファンの含有量を考えてナイアシン当量と表されます。]
ただ、これは大量に摂取した場合の話で、通常の食事から過剰症を発症することはほとんどないとされています。
手羽先はダイエットに効果あり?
カロリーが高いことは既に述べていますが、手羽先はダイエットに効果があるのでしょうか。
手羽先は糖質が0g
手羽先だけではなく、鶏肉のモモ、ムネ、ササミも糖質は0.0gです。
ちなみにレバーに0.6g、ナンコツに0.4gが含まれています。
糖質制限をしている人には強い味方です。
ですが、糖質が0.0gだからと言って食べても太らないということとは違うので注意が必要です。
血糖値を上げにくいということで手羽先はカロリーが高いと言うことを忘れないようにしてください。
糖質が低いということは、摂取した糖が脂肪へと変換されにくくなり太りづらくなるということです。
反対に糖質の高い食べ物を摂取すると、インスリンの分泌量が多くなり糖が脂肪へと変換されやすくなり、太ってしまいます。
糖質の低い手羽先を食べる上での注意
- 繰り返しになってしまいますがカロリーが高いので食べ過ぎに注意すること
- 味付け(タレ)で糖質もカロリーも跳ね上がってしまうので注意すること
- ダイエットに食べるのであればメインメニューではなくサイドメニューとして取り入れた方が、カロリーが抑えられる
- ダイエット中の味付けは塩味がおすすめ
タンパク質が含まれている
手羽先(鶏肉)にはタンパク質が豊富に含まれています。
しかもそのタンパク質は動物性のタンパク質に属するので良質なタンパク質と言われています。
良質なタンパク質を摂って運動を取り入れれば健康的に痩せることができます。
タンパク質が摂れていると筋肉量を落とすことなく体重を落とすことができます。
また、基礎代謝が高まり、太りにくく痩せやすい体になります。
タンパク質ばかりを摂るのではなく、野菜や海藻、炭水化物などと一緒にバランスよく摂るようにしましょう。
吸収や働きを高めることにつながります。
食べるのに時間がかかる
一般的にゆっくりと食事を食べると満腹感が増すと言われています。
手羽先の身をキレイに余すことなくはがして食べようと思うと、かぶりついても骨を分解してもあまり早くは食べられないですよね。
食べることに時間がかかると早くお腹が満たされ、他に食べる量を抑えることができます。
これは手羽先だけを食べる時に限らず、ダイエットをしている人は早食いは避けてゆっくりと食事を摂ることをこころがけましょう。
手羽先の食べ過ぎに関するまとめ
一番メジャーな食べ方とされる唐揚げで食べる場合、1本あたりのカロリーが106kcalで、5本食べて530kcal、7本食べて742kcalと摂取カロリーが高くなってしまい、食べ過ぎは肥満へつながってしまいます。
手羽先に特化して含まれる成分の摂り過ぎについてはビタミンKに関しては過剰症はなし、ナイアシンについても通常の食事の範囲であれば過剰症はほとんど起きないとされています。
過剰症の症状として消化不良、肝障害などが現れると言われています、ナイアシンの摂り過ぎには十分な注意が必要です。
手羽先は高カロリーでありながら、ダイエットにも使えそうな食材です。
糖質が0.0gということで、食べた後の血糖値の上昇が緩やかになるため脂肪へと変わりづらくなるので太りづらくなるということです。
しかし、サイドメニュー程度の量にしておかなければカロリーを摂り過ぎることになりかねないので注意が必要となります。
また、手羽先は良質なタンパク質が含まれています。
良質なタンパク質を摂って運動をすれば健康的に痩せることができ、代謝も上がることから太りにくく痩せやすい体を手に入れることができます。
早食いと食べ過ぎは太ってしまいますが、食べ方+運動でダイエットにつながります。
今まで使ったことがない人も是非使ってみてはいかがでしょうか。
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