サクサク、カリッとした食感が癖になるスナップエンドウ。
春になると店頭に並ぶようになるので、季節感のある野菜ですよね。
食感も良いですが味も美味しいので、つい食べ過ぎやすい野菜でもあります。
スナップエンドウを食べ過ぎてしまっても、体に影響はないのでしょうか?
また栄養や効能、調理の際の下処理についても把握しておきたいですよね。
そこで今回は『スナップエンドウの食べ過ぎによる影響や栄養や効能、気になる下処理の方法について』詳しくご紹介していきます。
スナップエンドウは食べ過ぎても大丈夫?
スナップエンドウは食感を楽しみながらどんどん食べられる野菜なので、つい食べ過ぎてしまいますよね。
果たしてスナップエンドウを食べ過ぎても、体に影響はないのでしょうか?
スナップエンドウには食物繊維が豊富に含まれていて、過剰摂取によって腹痛などを引き起こす可能性があります。
食物繊維は消化されにくい栄養なので、食べ過ぎると消化不良を引き起こしてしまうのです。
胃でうまく消化されなかったために腸に負担がかかって、下痢や腹痛の原因になってしまうんですね。
スナップエンドウで腹痛を起こすのはとんでもない量を食べた場合なので、一般的な食べ過ぎという量であれば特に問題はないでしょう。
むしろ便秘がちな人は、多少お腹が緩くなってちょうど良いかもしれません。
スナップエンドウの栄養や効能とは?
スナップエンドウにはどんな栄養が含まれているのか、どんな効能があるのか気になりますよね。
どうせなら美味しく栄養補給したいものです。
具体的にどんな栄養が含まれているのか、詳しく見ていきましょう。
ビタミンKは止血作用のある栄養で、内出血などを予防する働きがあります。
またカルシウムの吸収を助けるので、骨を丈夫にする効能もあるのです。
ビタミンKが不足すると血が止まりにくくなるなど、日常生活に支障が出ることも。
抗凝固薬を服用中の人は、スナップエンドウの食べ過ぎに注意が必要です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進して、メラニンの生成を抑える美容にはもってこいの栄養です。
スナップエンドウで内側から美しくなれそうなので、たくさん食べていきたいですね。
女性がぜひ摂取したい葉酸は妊娠中の貧血を予防したり、胎児の健康のサポートをしたりする効能があります。
妊娠中以外でも赤血球の生成を助ける作用もあるので、ぜひ摂取しておきましょう。
スナップエンドウは絹さやと何が違う?
スナップエンドウに馴染みがない人にとっては、絹さやなのかグリーンピースなのか見分けがつかないと感じる人も多いかもしれません。
絹さやもスナップエンドウも、同じ「えんどう」です。
何が違うのかというと、食べる時期なんですね。
えんどうの新芽、若い芽を食べる段階では「豆苗」と呼び、まだ豆が膨らまずにサヤを主に食べるのが「絹さや」、そして豆が膨らんできてサヤと豆を一緒に食べる状態を「スナップエンドウ」と呼びます。豆苗についてはこちらをご覧ください。
ちなみにグリーンピースはサヤの中身である豆のみを食べる段階で、えんどうの最終形態とでもいいましょうか。
スナップエンドウと絹さやの違いがわからず見た目が似ているのは、全く同じものだったからなんですね。
スナップエンドウの下処理の方法
スナップエンドウは収穫してそのまま、あるいはお店で購入してそのままは調理できません。
美味しく食べるには、下処理をしなくては口触りが悪いのです。
えんどうといえば絹さやも同じですが、筋取りをしますよね。
スナップエンドウは絹さやよりもサヤの部分が固めになっているので、しっかり筋取りしないといけません。
サヤの端を折って引っ張るようにして両側の筋を取り、塩を加えたたっぷりのお湯で2分間強火で茹でます。
茹でたらそのまま10分くらい放置して、自然に冷めるのを待ちましょう。
下処理をしっかりおこなうと、鮮やかな緑色が映えてよりキレイな状態で食卓に並べられます。
ほんのひと手間が、スナップエンドウを何倍にも美味しくしてくれますよ!
スナップエンドウの食べ過ぎに関するまとめ
スナップエンドウの食べ過ぎによる影響や栄養や効能、気になる下処理の方法について詳しくご紹介してきました。
スナップエンドウはとんでもない量を食べ過ぎない限りそこまでの問題はありませんが、食物繊維の過剰摂取で腹痛を起こす可能性があります。
しかしビタミン類が豊富なので、健康的な生活を送る上で非常に役立つ野菜です。
筋取りから下茹でまで、下処理をしておけばより美味しくいただけます。
ぜひスナップエンドウをたくさん食べて、健康的な生活を送っていきましょう。
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