食欲がない時でも、ツルツルっと食べられて喉越しも良いのが特徴のところてん。
夏場の暑い時などは、見た目も涼しげなのでおやつ代わりに食べる人も多いのではないでしょうか。
つるんとしてどんどん食べられるので、気がつくと食べ過ぎていたということも多いですよね。
でもところてんを食べ過ぎてしまうと、体にとって危険ということはないのでしょうか?
またカロリーや栄養、得られる効果なども気になりますよね。
そこで今回は『ところてんの食べ過ぎは危険なのか、カロリーや栄養効果について』詳しくご紹介していきます。
ところてんの食べ過ぎは危険なの?
ツルツルっとどんどん入ってしまうのがところてんの特徴ですが、食べ過ぎてしまうと危険なのでしょうか。
ところてんを食べ過ぎると危険な理由のひとつめは、消化不良を引き起こすことです。
ところてんには食物繊維が豊富で、水溶性と不溶性がバランスよく含まれています。
しかし、食物繊維も適量であれば便秘解消に良いものの、食べ過ぎると消化不良を引き起こすのです。
その結果、下痢や吐き気などを催す可能性があります。
ところてんを食べ過ぎるのが危険な理由のふたつめが、ヨウ素のとりすぎです。
海藻類に多いヨウ素ですが、その中でも特に多いのが昆布です。
ところてんは昆布には及ばないものの、食べ過ぎるとヨウ素を過剰摂取してしまうおそれがあります。
ヨウ素をとりすぎると甲状腺に悪影響を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
ところてんのカロリーはダイエット向き?
ところてんといえばダイエットに適した食材として、多くの人に支持されているのではないでしょうか。
実際に100gあたりのカロリーはどのくらいなのかというと…純粋に味をつけないところてんのみの場合はたったの2キロカロリー!
これはダイエットに最適といわれる理由がわかりますが、味をつけた場合はどうなのでしょう。
味付けの定番である酢醤油をつけると、23キロカロリーとなります。
なぜここまでカロリーが低いのかというと、実は99%が水分でできているからなのです。
しかし水分ばかりということは、腹持ちは劇的に悪いといっても過言ではないでしょう。
その代わりに別の食べ物を食べてしまうなど、逆効果になることもあります。
おやつ代わりにところてんを食べるのは良いですが、主食の代わりにするのは向いていないと言えますね。
ところてんは栄養が含まれるの?
ほぼ水分でできているところてんですが、体に良い栄養は含まれているのでしょうか。
ところてんの特筆すべき栄養は、主に3つあります。
ところてんには便を柔らかくする水溶性食物繊維と、便のかさを増やして蠕動運動を高める不溶性食物繊維の2種類が含まれています。
食物繊維は水溶性と不溶性どちらか一方のみを食べるのではなく、バランスの良さが大切なポイントです。
ところてんは食べ過ぎは危険ですが、適量ならば便秘解消に効果的な食材といえるでしょう。
ところてんには量は多くないものの、カルシウムが含まれています。
骨の健康や精神の安定に効果が期待でき、子供からお年寄りまでぜひ摂取したい栄養なのが特徴です。
ところてんにはカルシウムと相性の良いマグネシウムも含まれており、血圧や血糖値の安定作用が期待できます。
生活習慣病が気になる人にとっては、最適な食材といえそうですね。
カリウムは体内の塩分を調節し、尿と一緒に排出する役割があります。
利尿作用もあるため、しょっぱいものが好きな人にも向いているでしょう。
ところてんは食べ過ぎなければ効果あり?
ところてんは食べ過ぎに注意さえすれば、程よい栄養もあって効果的です。
特にダイエットや生活習慣病に対しては、優れた食品といえるでしょう。
カロリーも低く食物繊維が豊富なので、今話題の「腸活」にもおすすめです。
体に対してデトックス効果が期待できるので、内側からキレイにしていきたい人にも良いでしょう。
食物繊維が多いので食べ過ぎると逆にお腹が痛くなりますが、毎日おやつ代わりに小腹が空いた時食べればバッチリです。
適度に食べることで、健康への効果を最大限に発揮できるのですね。
ところてんの食べ過ぎに関するまとめ
ところてんの食べ過ぎは危険なのか、カロリーや栄養効果について詳しくご紹介してきました。
ところてんの食べ過ぎが危険だといわれる理由は食物繊維のとりすぎと、ヨウ素の過剰摂取です。
ところてんは食べ過ぎに注意すれば便秘を解消する食物繊維やカルシウムなど、体に良い栄養が含まれています。
カロリーもほぼないに等しいので、ダイエットにも向いている食材といえるでしょう。
ただし主食がわりにすると物足りなさすぎて、逆に他のものを食べてしまう危険性があります。
生活習慣病やダイエットに効果が期待できるので、ぜひ毎日適量のところてんを食べていきたいですね。
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