数の子を食べ過ぎるとコレステロール値が上がる?どのくらいの量なら大丈夫?





一口頬張った時の噛みごたえとそのあとに押し寄せるプチプチ感、特徴のある食感は食べる者をトリコにします。

しかし、数の子が卵である故に食べ過ぎはコレステロール値が上がるという心配もついてきます。

お正月やお寿司屋さんに行った時など数の子を食べる機会にはどのくらいまでなら食べてもよいのかを知っておいた方が安心して食べられますよね。

今回は『数の子を食べ過ぎるとコレステロール値が上がる?どのくらいの量なら大丈夫?』をテーマに紹介します。

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数の子の食べ過ぎはコレステロール値が上がる?

一般的に鶏卵も魚卵も食べ過ぎはコレステロール値を上げると言われていますが、ニシンの卵である数の子は食べ過ぎるとコレステロール値は上がるのでしょうか。

数の子に含まれるコレステロール100gあたり230㎎で、他の魚卵であるタラコ350㎎、イクラ480㎎と比較しても少ないことがわかっています。

また鶏卵に含まれるコレステロールは100gあたり420㎎でこちらと比較しても低い数値となっています。

一方、数の子には注目すべき栄養素があり、DHAとEPAを豊富に含んでいて、体の様々な箇所に働いています。

魚に含まれるDHAやEPAは一般的に頭に良いと言われていることは既に知られていることですが、実は魚卵の方が豊富に含まれていることを知っていましたか?

このDHA・EPAと呼ばれる不飽和脂肪酸、コレステロール値が上がるどころか、消し去る役割を持っています。

数の子にコレステロールは含まれますが、それ以上にDHA・EPAを摂取できる食材として注目されています。

 

数の子に含まれるDHAとEPAの働き

頭に良いと言われているDHAとEPAは実際に体のどこに作用しているか見ていきましょう。

数の子に含まれるDHAとEPAの含有率は高く、DHA 18%、EPA 12%となっています。(含有率:総脂肪酸量に対してDHAとEPAの割合をしめしたもの)

青魚に多いと言われる栄養素ですが、サンマ含まれるDHAとEPAの含有率はDHA 8.8%、EPA 4.6%と意外にも数の子よりも低いのです。

数の子などコレステロールを含んだ食材を食事から摂取するより、体内での合成によって生じるコレステロールの方がはるかに多いものです。

そこで、コレステロールに作用するDHAとEPAが役立ちます。

DHAとEPAはさまざまな病気を予防することに役立ちますが、摂取したDHAとEPAは血液中に入り込むと赤血球を流れ易くし、血液の粘度を低下させ血流を改善します。

また、コレステロールの合成と分泌を抑える働きがあるため、血液中のコレステロール濃度を低くします。

更に、DHAとEPAはコレステロールの排出を促す作用も持ちます。

以上の働きによって、DHAとEPAは次の様な作用があると言えます。

・血圧低下作用

・コレステロール低下作用

・血栓防止作用

これは動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病なども予防することとなるので積極的に摂りたい栄養素です。

DHAとEPAの他の働きとして肥満、特に内臓脂肪の蓄積を予防することにも役立ちます。

肥満には脂肪細胞の放出するアディポサイトカインという物質が関わっていて、肥満、糖尿病、脂質代謝異常などを引き起こすことが分かっています。

白色脂肪細胞が脂肪を溜めこむのに対し、褐色脂肪細胞は脂肪を体熱として発散する働きを持ち、内臓脂肪を消費するのです。

しかし、褐色脂肪細胞というものは体の中に少ないもので、内臓脂肪を消費する働きがあるものの、効果をあまり得ることができません。

そこで褐色細胞の働きを活発化するのがDHAとEPAで、このことは既に動物実験で効果が高まると報告されています。

また、内臓脂肪の蓄積を予防することは糖代謝にも影響を与えることが推測されていて、血糖値の改善にも役立つことが確認されています。

 

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数の子の食べ過ぎで注意するべきことは?

数の子に含まれるDHAとEPAがコレステロールや内臓脂肪に役立つ成分だということがわかりましたが、何か注意するべきことはあるのでしょうか。

 

プリン体は大丈夫?

数の子はニシンの卵、魚卵であるためにプリン体が高いイメージを持つ人も多いかと思います。

しかし、数の子に含まれるプリン体100gあたり22㎎と少ないのです。

同じ魚卵であるタラコには100gあたり120㎎、飛び子は100gあたり68gと比較しても少ないことがよくわかります。

高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインに「プリン体の多い食品と少ない食品」という食品を4つに分類したものがあります。

その中でも数の子は極めて少ないというところに分類されています。

痛風につながりやすいというのは一般的なイメージであって実際のところは極端に食べ過ぎるということがなければ、プリン体を摂り過ぎてしまうということはありません。

 

塩分が多くて高血圧に?

数の子は塩漬けしたものが店頭に並んでいることがほとんどですが、食べる前には塩抜きをします。

塩抜きをした数の子に含まれる塩分100gあたり1.2gとなっています。

このまま食べる分には血液中のナトリウム濃度を上げてしまう、ということはあまり考えづらいものです。

しかし、松前漬けのように調理されたり、醤油につけて食べたりするとその分塩分は摂ることになってしまいます。

数の子そのものの塩分にはあまり心配はいりませんが、味の濃い調味液や調味料と一緒に食べることが多いので食べ過ぎには十分な注意が必要となります。

 

カロリーは高くないの?

数の子のカロリーは100gあたり89kcalとなっていて、意外にヘルシーです。

他の魚卵と比較してもイクラは100gあたり230kcal、タラコは100gあたり140kcalとその差は歴然。

余程の食べ過ぎは太ることにつながりますが、数の子だけを大量に食べることは考えづらいので心配はいらないでしょう。

しかし、調理の仕方や一緒に摂る食材によってはカロリーを上げてしまう可能性はあるので、注意してください。

 

数の子はどのくらいの量までなら食べてもいい?

今回紹介してきたことで、コレステロールやプリン体など特に注意しなければならないものもありませんでした。

しかし、数の子ばかりを食べることは栄養がかたよってしまいます。

一日の許容摂取量などが特に定められているわけではありませんが、5本ほどで50gまでを目安としておくと良いでしょう。

ただ、味が付いたものを食べることの方が多いので、その分のカロリーや塩分は摂ることとなるので注意してください。

 

数の子の食べ過ぎに関するまとめ

数の子の食べ過ぎはコレステロール値の上昇が心配されていますが、実際にはそれを消し去るほどの働きを持つ栄養素が含まれていました。

「DHA」と「EPA」。

コレステロールを下げるだけではなく、血圧降下作用、血栓防止作用、内臓脂肪の蓄積を予防するなどの働きがあり、生活習慣病の予防に役立つものでした。

また、プリン体、塩分、カロリーに関しても特別高いというわけではないので安心して食べることができます。

しかし、味の濃い調味液や調味料、調理の仕方によっては塩分もカロリーも変わります。

その際の食べ過ぎには十分に注意しましょう。

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