夏のおいしい大きな食べ物といえば・・・。
そう、スイカです。
赤色に黄色、皮が黒かったり、縞だったり。
品種は違っても甘くてみずみずしくて、おいしいですよね。
スイカが好きな人も多いかと思います。
ついつい食べ過ぎてしまうなんてこともありませんか。
気にしたことがない人も多いとは思いますが、「食べ過ぎで太る」ということが囁かれています。
食べ過ぎて太ってしまっては困りますよね。
その一方、「ダイエットに効果があるのではないか」とも言われていたりします。
「太る」と「ダイエットに効果」とでは意味が違いすぎます。
実際のところはどうなのでしょう。
そこで、『スイカのカロリーや、栄養、食べ過ぎても体に害はないのかなど、私達の体にどのような効果をもたらしてくれるか』明らかにしていきましょう。
スイカの食べ過ぎは太る?
スイカのカロリーについて見ていきましょう。
『スイカ100gあたり 37kcal』これを基準にして考えます。
この数字は皮や種を含まない可食部だけのカロリーです。
可食部は全体の約60%と考えます。(40%は皮や種で捨ててしまいます。)
サイズ別でカロリーを表していきます。
- 小玉(3㎏前後 可食部:約1.8kg)666kcal
- М(5~6kg 可食部:3~3.6㎏)1110~1332kcal
- L(6~7㎏ 可食部:3.6~4.2㎏)1332~1554kcal
- 2L(7~8㎏ 可食部:4.2~4.8kg)1554~1776kcal
いかがでしょう。
Mサイズ以上のスイカを仮に一人で全部食べたとします。
カロリーが高く、これを毎日続けていたら確実に太ってしまいます。
ですが、いくら好きだからと言ってこのような挑戦はしないはずです。
ちなみに私達が食後のデザートで食べる一般的な量は小玉(3㎏ 直径約20㎝と考えて)の1/8個(可食部:225g)かそれ以下の扇形カットくらいだと思います。
食べ過ぎたとして1/4個(可食部:450g)ほどではないでしょうか。
この時のカロリーは扇形カットで45~75kcal、1/8個で83kcal、1/4個で167kcalです。
数字を見るとスイカはカロリーが低いということがわかりました。
無謀な挑戦をしなければ、太る確率も低いと言えるでしょう。
スイカはダイエットに効果あり?
スイカのカロリーを見る限りでは、ダイエットの強い味方となってくれそうないい予感がしますね。
ではスイカにダイエット効果があるのか探っていきましょう。
ダイエットに期待ができるスイカの栄養です。
- シトルリン
血管を拡張し、血流の改善が期待できます。
血流が良くなることで脂肪を燃焼させる栄養、酸素が血液によって運ばれ、ダイエットをサポートしてくれます。
また、血流が良くなることで老廃物などの体に不要なものも体の外に排出されやすくなり、浮腫み改善の効果も期待できます。
- リコピン
活性酸素を除去する効果があります。(抗酸化作用)
トマトにはリコピンが含まれているとは有名な話ですが、実はスイカの方が多く含まれているのです。
活性酸素が体内に多い状態ですと、細胞や内臓が老化している状態になってしまいます。
そこでリコピンが細胞、内臓の働きを修復し、代謝を良くしてくれます。
- カリウム
利尿作用があり、浮腫みの原因の老廃物を尿と一緒に排出してくれます。
女性ならよく知っている方も多いと思いますが、浮腫みを解消することはなかなか難しいこと・・。
スイカにはカリウムが多く含まれているので浮腫みを取って水太りを解消してくれます。
- イノシトール
脂肪燃焼を助け、血中コレステロール値を低下させる働きがあります。
コレステロールが低くなることで血流、血液の循環が改善され、脂肪が燃えやすくなるということです。
脂肪の燃焼を助けるだけではなく、蓄積することも防ぐ働きがあります。
ダイエットをするには嬉しい働きをしてくれる成分ですね。
- マンノシターゼ
マンノシターゼは糖質消化酵素というものです。
ダイエットをする上であまり体内に取り入れたくない糖質。
このマノンシターゼが体内に入ってしまった糖質を分解してくれます。
また、糖質を脂肪として蓄積することを抑えてくれます。
スイカの栄養にはダイエットに嬉しいものがたくさん入っていました。
ただ痩せたい余り、食べ過ぎることはやめてくださいね。
先にも述べましたが、食べ過ぎることで摂取カロリーが高くなってしまいます。
ダイエットだけではない!嬉しい効果
実はダイエットだけではないところでも効果が得られるのです。
スイカの効果とは
- 疲労回復(シトルリン)
- 高血圧(シトルリン・カリウム)
- 動脈硬化予防(シトルリン・β-カロテン・リコピン)
- アンチエイジング・美肌(リコピン・β-カロテン・シトルリン)
- 髪・粘膜・皮膚の健康維持(ビタミンA)
など、たくさんの効果に期待ができるようです。
ちなみに「シトルリン」スイカから発見されたアミノ酸の一つなのですが、今注目されている成分なのです。
他にもメロンやキュウリなどウリ科の食べ物に含まれていますが、スイカの含有量が一番多いと言われています。
体のいたるところに働いてくれるシトルリン、上記以外にも筋力アップ、冷え性、記憶力、集中力、二日酔いなど、どの世代の方にもおすすめできる成分です。
ちなみにサプリメントとして販売されています。
食べ過ぎて起こること
スイカの90%は水分でできています。
水分の多い食べ物を食べ過ぎてしまうと、夏でも体を冷やし過ぎてしまいます。
それどころか内臓まで冷えてしまい、内臓の機能が落ちてしまいます。
それに伴い、お腹まで冷えてしまい、腹痛や下痢の症状が出ることがあります。
下痢が起こったときには栄養を吸収しにくくなるので、体が脂肪を蓄積する傾向になり、太りやすい状況を招きかねません。
他にも利尿作用があるため食べ過ぎるとトイレが近くなってしまいます。
スイカの食べ過ぎについてのまとめ
スイカで太るということは余り考えられないことでしたね。
むしろ、ダイエットには効果的な栄養素がたくさんありました。
次の夏はスイカでダイエット、これで決まりですね。
その栄養素の中でも『シトルリン』。
いろいろなことに効果を発揮してくれる優れた成分であることに驚かされました。
皆さんもスイカを食べて体の中も外もスリム&ビューティーを手に入れましょう。
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