柑橘類の中でもまん丸で、薄い黄色の皮が特徴の文旦。
柑橘類は風邪に負けないような体を作る栄養が含まれていますが、文旦の栄養についても気になりますよね。
ただみかんのようにスルスルと皮が剥けるわけではないので、食べるのに苦労しているという人も多いのではないでしょうか。
皮の剥き方から文旦を美味しく食べる食べ方もレクチャーしていきましょう。
また文旦を食べ過ぎても体に悪影響はないのか、適量についても気になるところです。
そこで今回は『文旦の栄養や美味しい食べ方、食べ過ぎても大丈夫なのか?』について詳しくご紹介していきます。
文旦はどんな果物なの?
文旦についていまいちピンとこない…という人は、昔ながらの「ボンタンアメ」をイメージしてみてください。
文旦とボンタンは同じ意味で、地域によって呼び方が違うだけなんですね。
他には長崎の「ザボン漬け」のザボンも、文旦のことです。
文旦の9割が高知県で栽培されていますが、元々は中国から日本にやってきたといわれています。
水晶文旦、土佐文旦、夏文旦の3種類があり、まん丸で大きめの黄色が艶やかな柑橘類です。
酸味のある味わいが、爽やかな気分にさせてくれるでしょう。
文旦には体に良い栄養がいっぱい!
食べると気分がさっぱりする文旦ですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか。
具体的な栄養について効能から、詳しくみていきましょう。
文旦には豊富なビタミンCとシネフィリンが含まれており、相乗効果で風邪を予防していきます。
ビタミンCは免疫力を高めて、風邪に負けない体を作ってくれるのが特徴です。
シネフィリンは体を流れる血液を綺麗にして、全身に巡りやすくしてくれます。
ビタミンCやクエン酸、ナリンギンという栄養が血液をサラサラにして血流を改善していく効果が期待できます。
ナリンギンは生活習慣病予防にも効果的です。
ドロドロの血液はあらゆる病気を誘発するので、文旦を食べてサラサラ血液を維持していきましょう。
文旦にはGABAという脳細胞を活性化させてストレス耐性を高める栄養が含まれており、非常に注目されています。
イライラしやすい人や眠りが浅いなど睡眠障害に苦しんでいる人は、GABAを積極的に摂取した方が良いでしょう。
現代社会において必要不可欠な栄養が、文旦には含まれているのですね。
文旦の皮剥き方法と美味しい食べ方
いざ文旦を食べようと持っても、みかんのように簡単に皮が剥けるわけではないのが文旦の特徴です。
文旦の皮は、どのように剥くのが良いのでしょうか。
文旦の皮は厚いため通常は手で剥こうとすると、なかなか大変な作業になります。
文旦は手で剥くのは難しいので、わたごと皮を包丁で切り落としながら剥いていきましょう。
文旦には思ったよりも多くのタネが含まれているので、種は一房ごとにしっかりと取り除いていきます。
包丁の扱いに慣れていないと少し難しいですが、練習を重ねるごとにだんだん上達してきますよ。
白い皮の部分は苦味があるので、綺麗に落とすのがポイントです。
文旦はそのまま食べても美味しいのですが、特に美味しい食べ方はどんなものがあるのでしょうか。
文旦はちょっとした苦味と爽やかな酸味と甘みが特徴なので、サラダの具材にしても非常にマッチします。
またエビのムニエルにしたときに、バターソースとともに文旦を添えるのもフレンチっぽくなっておすすめです。
文旦の酸味が気になるという人は、砂糖やはちみつで漬けておくと甘みが増して食べやすくなります。
寒天ゼリーにしたりジャムにする方法もおすすめなので、ぜひ好きな文旦の食べ方を見つけてみてくださいね。
文旦は食べ過ぎても大丈夫なの?
文旦は一般的に健康な体を作る栄養が含まれていますが、ひとつだけ注意したいことがあります。
それは血圧を下げる薬を飲んでいる人で、文旦との食べ合わせが悪くて血圧が過剰に下がったり心拍数が乱れたりするなどの副作用が出やすくなります。
血圧の薬を処方されるときにグレープフルーツを禁止されることが多いのですが、実は文旦も同じく食べ合わせが悪いのです。
薬を何も飲んでいない人が文旦を食べ過ぎても少しお腹が痛くなる程度ですが、高血圧治療中の人は注意しましょう。
文旦の栄養や食べ方まとめ
文旦の栄養や美味しい食べ方、食べ過ぎても大丈夫なのか詳しくご紹介してきました。
文旦は風邪予防に適しているビタミンCやシネフィリン、血液をサラサラにするクエン酸やナリンギンなど健康に良い栄養がたっぷり詰まっています。
美味しく健康的な生活を送るためにも、文旦を美味しい食べ方で取り入れていきたいですね。
サラダやジャムなど、文旦はさまざまな食べ方で楽しめます。
高血圧の薬を服用している人は食べ合わせが悪いので、副作用が起こりやすくなります。
食べ過ぎてしまうとお腹が痛くなるなど栄養がありますが、薬を服用中の人は気をつけてくださいね。
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