寒い時期にコタツの上に置いてある定番の果物といえば、甘酸っぱくて美味しいみかんですよね。
ひとつ食べるとつい次も…と手が伸びてしまうみかんですが、実は食べ過ぎると吐き気や腹痛が起こる可能性があるのです。
しかしなぜみかんの食べ過ぎが原因で、吐き気や腹痛が起こってしまうのでしょうか?
普段からみかんをたくさん食べ過ぎている人からすると、かなり気になってしまいますよね。
そこで今回は『みかんの食べ過ぎで吐き気や腹痛が起こる原因について』、詳しくご紹介していきます。
みかんの食べ過ぎは体に良くない?
みかんは1個あたりが40キロカロリーとヘルシーではありますが、食べ過ぎによって太りやすくなる可能性があります。
その原因はみかんに含まれている果糖で、体内で中性脂肪に変わりやすい性質を持っています。
カロリーだけで判断すると、みかんの食べ過ぎで太ってしまうリスクが高まるので注意が必要です。
またみかんの食べ過ぎで手足が黄色くなるという話をよく聞きますが、これは柑皮症という症状になります。
これは食べ過ぎても色が変わるだけで特に体への悪影響はないので、みかんの食べ過ぎをやめれば自然とおさまってきます。
ただそのほかにみかんの食べ過ぎで吐き気や腹痛が起こることがあるので、そちらの方が深刻ですよね。
次の項目で吐き気や腹痛の原因について詳しく説明していくので、順番に見ていきましょう。
みかんの食べ過ぎで吐き気が起こる原因
みかんに限らず同じような柑橘類には、クエン酸という酸っぱい成分が含まれています。
クエン酸は健康な時に適量を食べる分には、疲れを取る作用などがあるため体に良いものです。
しかし、胃腸が弱っているときにみかんを食べ過ぎると、クエン酸が胃酸の分泌を促してしまいます。
胃壁が弱っていたり荒れているときに強酸性の胃酸が増えると、吐き気や胃痛を引き起こすことがあるのです。
吐き気がひどくなると嘔吐を引き起こすこともあるので、みかんの食べ過ぎには注意しなければなりません。
特に胃が弱っているときは、気をつけていきましょう。
みかんの食べ過ぎで腹痛が起こる原因
みかんといえばセルロースやペクチンなどの食物繊維を豊富に含み、適量であれば便秘予防に効果が期待できます。
この食物繊維は適量を食べていれば便秘の解消に役立つのですが、食べ過ぎると便のかさが増えすぎて逆に腹痛を起こしてしまうのです。
せっかく便秘予防のためにみかんを食べても、食べ過ぎて腹痛になってしまっては本末転倒ですよね。
またみかんには大量のビタミンCが含まれており、食べ過ぎることで200mg以上摂取する可能性が高くなります。
1日のビタミンC摂取目安量は75〜90mgなので、明らかに過剰摂取なのがわかりますよね。
ビタミンCの過剰摂取によって腹痛や吐き気が起こることもあり、余計に注意が必要なのです。
腹痛や吐き気を起こしにくくするためにも、みかんの食べ過ぎに気をつけて適量を摂取するようにしましょう。
みかんの食べ過ぎ注意!1日どのくらいまでなら大丈夫?
みかんはつい一度にたくさん食べすぎてしまいがちですが、1日にどのくらいまでなら食べても大丈夫なのでしょうか。
みかんは含まれる糖質の量を考えると、1日3個くらいまでが適量だと考えられます。
1日3個までであればご飯をお茶碗半分の糖質と同じくらいになるので、そこまで食べ過ぎとはなりませんよね。
また手が黄色くなることもなく太ることもなく、腹痛や吐き気も起こる可能性は低いので安全に食べることができます。
みかんは食後のデザートに、それぞれ1個ずつ食べるようにするのが良いですね。
ビタミンCも一度にとりすぎたとしても尿と一緒に流れ出てしまうので、少しずつ分けて食べる方が効率的に栄養を摂取できるのです。
みかんもこうした特性を把握して、賢く取り入れていきたいですね。
みかんの食べ過ぎに関するまとめ
みかんの食べ過ぎで吐き気や腹痛が起こる原因について、詳しくご紹介してきました。
みかんはカロリーは低いものの、果糖が含まれているため意外と太りやすい果物なのです。
またクエン酸の影響で胃壁が荒れているときは吐き気が起こることがあり、食物繊維のとりすぎで腹痛が起こる場合もあります。
そしてみかんのビタミンCの過剰摂取が原因で、腹痛や吐き気が起こることもあるのです。
みかんは1日に3個を目安に食べるのが適量なので、食べ過ぎに注意しながら美味しく食後のデザートとして楽しみましょう。
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